日別アーカイブ: 2009年2月23日

イベントよりも日常をこそ大切にしたい・・・。

私のような小さな商売をしている者にとって、いろいろなイベントへ出店のお誘いをいただくことは、本当にありがたいことです。
売り上げに直接貢献するということももちろんありますが、新しいお客さまに出会えるチャンス、これが何より一番大きな収穫だと言えます。
チラシを撒くことより、テレビの取材を受けることより、とにかく直接出合って自己紹介出来るのですから、こんないいことはありません。
しかし、イベントにそうした力を期待出来るとしても、やはり日常の努力がなかったら、新たに出合ったお客さまを固定客にすることは出来ないと思います。

食工房も5年間やってくる間に、最初は毎月一回試食会イベントを自分で仕掛けたりしていました。
当初の何回かは目覚しい効果がありましたが、自分のために自分でやるイベントというのはどこかマンネリになりやすい面があり、継続が難しくなって今は中止しています。
その代わり最近は、外からお誘いをいただくことが多くなっています。
このことを考える時、食工房に出店の誘いがかかることは、即ちそれは一つの社会的評価だと自覚しなくてはならないことに気づきます。
そして、皆さんの期待を裏切らないためには、日常こそが大切であることも分かります。

イベントがいくら売り上げ面への貢献度が大きくても、例えばパン屋は毎日のパン焼き仕事の方にウェイトがあることを忘れてはならないし、店に来てくださる方への対応も誠実さを欠いては、本末転倒となってしまいます。
そんな中今年は、また昨年にもまして外に誘われる機会も多くなるのではないかという気がしています。
どこでバランスを取るか、いろいろ今までにはなかった課題に挑戦しなくてはならない時が来たと思っています。


  おしらせ

今週のパン焼きは、木曜日・クリングラ、土曜日・カネリプッラです。


 高知に帰省します。

3月第1週、郷里の高知に帰省いたします。
この間、パンの製造をお休みいたします。
お店の営業は続けています。