痩せすぎも危ない、という話し

世の中に、痩せ方に関する情報は山ほどあるのに、痩せた人が太りたいという望みに答える正しい情報は、ほとんど見たことも聞いたこともありません。
太りすぎは体に良くないと言われ、もう常識ですが、痩せている人はどちらかと言えば、それだけで健康上問題がないと思われている節がありますね。

私は、お会いした方は皆さんご存知ですが、ちょっと痩せすぎの体型です。
57年間生きて来て、「痩せたんじゃない?」と言われたことはあっても、「太ったね」と言われたことはほとんど覚えがありません。
そんなに痩せ続けていたら、しまいに無くなっちまうじゃないかと、その度にムカッと来るのを抑えています。

ところで、おすすめブログとして一度ご紹介したこともある「駅前糸脈」の1月8日の記事に、「減量も大変だが」というエントリー<参照>があり、なるほどと頷かざるを得ませんでした。

曰く、「・・・ところが太らせる方は本人がその気になってもなかなか難しい。痩せている人はカロリーの多い食物をたくさん食べることができないのだ。・・・」。
全くその通りで、元来消化器が丈夫じゃないので、「食べれば太るよ!」は答えにならないわけです。
それどころか、太ってないというだけで「メタボの心配がなくていいですね。」とか、「身軽で健康そうですね。」などと言われることが多いです。
でも、私の知り合いの中には、痩せ身で健康に問題なさそうだったのに糖尿病と診断された人が、二人もいるのです。
幸いにもお二人とも食事のコントロールがうまく行って、もう日常何の問題もなくなりましたが、実はお医者さまの指示以上に、自分でもしっかりと意識して健康管理をしたことが良かったのじゃないかと、私は見ています。

痩せすぎの人に役に立つ情報は、本当に少ないですね。
そう思って、「駅前糸脈」のそのエントリーにコメントしてみましたら、早速貴重なお返事をいただきました。
しかし・・・、コーヒーを一日一杯だけにするというのは、なかなか厳しい注文ですね。
まあそれでも、本当に調子が悪い時はコーヒー飲むのは休んでいますし、カップも小さめなので・・・と、これは言い訳ですね。
とにかく、削る骨身はないという体なので、上手に現状維持するのが唯一の生存の道というわけです。

それで、今の私にとって具合の良い食生活はというと、玄米か黒パンをゆっくりと噛んで食べる、肉や魚もほどほどに、よく味わって、野菜は好き嫌いを言わずにこれもよく噛んで味わって、そうやって体に収めるという感じを意識して食べることです。
仕事に追われてついつい早食いになってしまうことも少なくありませんが、その度に「いかん、いかん!ゆっくり、ゆっくり。」と逸る気持ちを抑えています。

ああ、それで分かりますね。
痩せている人は、概してせっかちですね。
せかせかと動き回るから、痩せるんでしょうか?
何やら、精神性にも関係がありそうな・・・。
と、今日はここまでにしておきましょう。