中身の濃い一日

今日は、毎度のことながら忙しい木曜日の例に倣って、中身の濃い一日でした。

もう6年近くもこの商売を続けていて、そこそこ要領も良くなっているはずなのですが、ちっとも仕事は楽にはなりません。
何故なのだろうと、つらつら考えてみました。

私も娘たちも、一つ一つの作業に関わるスキルは確実にアップしていて、何をやってももう以前の比ではないくらい手早く片付きます。
では、一体何に手間と時間を食われているのでしょう・・・。

皆さまからのご注文が増えて、焼く数量が多くなったから・・・。
確かにそれもあります。

パンの種類が増えて、その分手間も増えたから・・・。
そうですね。大体増える一方でしたから。


でも、それだけではないようです。


それは、私たちの性格に由来する理由なのですが、要領が良くなって手が空いて来ると、それまで気が回らなかった部分に配慮や手間を尽くそうとする、これが一番の理由のような気がしています。
しかしまあ、そのおかげで少しずつでも製品の品質は上がっていると思いますので、お客さまに喜んでいただいて幾らの仕事をしている以上、それは宿命のようなものと思っています。


あまり病的なほどにならないよう気をつけながら・・・。


ここは、やればやるほど、いくらでも仕事が増える恐ろしい世界です。