寒さにオロオロ

ゴールデンウィークも終わり5月も早や第二週というのに、この寒さは一体どうしたというのでしょう。

空を見ていると、冬の空なのですね。
確かに日は長くなり太陽の位置は中天高く、寒いと言っても氷が張るわけではありませんが、空模様は真冬に雪が降り出す時と全く同じです。
北西のひんやりと湿気を含んだ風が吹き、降ってくる雨は冷たく今にもみぞれになるかと思うほど。
標高の高い山の上は、また白くなっています。

天気図を見ながら、自分なりの分析を続けていますが、どう見ても例年のこの季節の動きと違っています。
いまだに弱いながらも冬型で、三陸沖からオホーツク海あたりを勢力の強い低気圧がグルグルと回りながら居座っているのですね。
高気圧が西からやって来ても、日本の上あたりで北から下りて来た低気圧に押されるように南に逸れて行きます。
日本の東海上の低圧域を中心に、反時計回りに大きく周回する大気の流れがあるのでしょうね。
その流れの西側に位置する日本列島には、シベリア方向から冷たい風が吹き下ろして来る、そんな配置になっているのではないかと思います。

素人分析が当たっているかどうか分かりませんが、そのような動きになっていることは確か。
そして、それがいつまで続くかあるいは突然終わって猛暑になるか、それは全く分かりません。
でも、気を付けていれば、少し前もって察知することくらいは出来るかも知れません。

昔の言い伝えで、巳年は凶作と言われる地域もあるそうです。
用心に越したことはありません。
また寒ければ寒いで、別な恩恵があるかも知れませんし・・・。

いつも自然の営みに目を向けていること、忘れないようにしています。
寒さにオロオロばかりしてはいられません。