ライ麦・Ⅱ

ライ麦

この一枚を刈るのに、5人がかりで4時間くらいかかります。


ライ麦

背の高いライ麦の中に、人が隠れるようにして作業しています。
手前は、青田。


ライ麦

真後ろにお社をいただくありがたさ。


ライ麦

慣れない手つきで麦刈りをしているのは…?私です。
下を高く残すのには、わけがあります。
脱穀機にかける時、長すぎないようにとの配慮。


ライ麦

蔵の軒下に立てかけて乾燥させます。
軒が深いので、これで十分雨除けになります。


ライ麦

麦の穂・スピカ 美しい・・・。


今日は、午前中に焼き仕事を終わらせ、配達と後片付けをそれぞれ娘二人に頼んで、ライ麦の収穫に立ち会って来ました。

この前写真を撮りに行った時、まだ青みの残っていたライ麦は、今日はもうすっかり枯れ葉色になっていて、遠くから見ると銀色に光って見えていました。

このところのお天気が、降ったり晴れたりと目まぐるしく、今朝も雨が降っていて刈り取りは無理かも・・・と思っていましたが、その後急に晴れて乾いて来ましたので、思い切って収穫に踏み切ったとのことでした。

実が熟したら、ある程度の期間内に収穫しないと脱粒し始めますし、運悪く雨が続いたりすると穂発芽するリスクもあります。
今日はその意味で、まさにギリギリのタイミングだったと思います。

いつもなら、コンバインで刈取りから脱穀まで一気にやるのですが、水分含有量が多くて実が軟らかく、脱穀時に傷むことを懸念して、何と!手刈りで収穫してくださっていたのでした。
本当に、この農家さんの誠意には、いつも頭が下がりっ放しです。
刈り取って来たライ麦は、適量ずつ束にして蔵の軒下に立て、乾燥させてから脱穀するとのことでした。

先日の、あのまだ若々しい麦の穂も美しいのですが、今日見る枯れ葉色に熟し切った麦の穂に、また別な美しさを発見した私です。
小麦や大麦の穂もそれぞれいいなと思いますが、多分ライ麦の穂が一番見ていてきれいだと私は思います。

そんなわけで、今日は、刈り取ったライ麦を一束そのままいただいて来ました。
食工房の店先に飾っておきますので、ご来店の折にご覧ください。
日曜日には、百姓市の店頭にも持って行きます。