川内村に来ています

山暮らし

阿武隈山中に、子どもたちに手伝わせながら自分で建てた家


山暮らし

基礎工事完了時に作った、手形プレートが残っています。
当時赤ん坊だった末娘だけ足形。


山暮らし

敷地内は建物から20mの範囲、除染のため表土の入れ替えをしてあります。
それでも草茫々。


山暮らし

4㎞の山道の途中の峠の一つ

川内村に来ています。
昨日は、山暮らしをしていた場所を尋ねました。

実は、震災直後にも一度訪ねていますが、あの後除染工事が入り様子が一変したと伝わって来ましたので、気になっていました。
周りの木々が全部伐採されてしまったのではないかと心配していましたが、そうではありませんでした。

林の中は下草を刈り取って、落ち葉と表土を掻き取っただけ。
草地の部分は、表土の入れ替えまでしたようです。
道はすべて砂利が敷いてありました。
ものすごい費用がかかったのだと思います。

今後、私と家族ががここで暮らすことはないと思っていますので、同じ敷地内に暮らしている地主さんに譲り渡して、好きなように使っていただくことにしました。

基礎の土掘りから、すべて自分の手で作った家を見ていると、苦労のあれこれが思い出され、しんみりとしていつまでも立ち去り難い思いに捕われましたが、もうこのへんで過去に決別しなくてはと思い直して、さよならしてきました。
この次からは、楽しく遊びに行く場所になるはずです。

それにしても、また自分で家を建てたくなって来ました。
やりたいですねぇ・・・ぜひ。