福寿草まつりに行って来ました

沼能平の福寿草まつり

小さいながら、よく出来た会館でした。
インターネット回線が引き込まれ、専用パソコンも設置されています。

福寿草まつりに行って来ました。
と言っても、残念ながら福寿草を見て来たのではありません。
予定通り、コーヒーサービスをしに行っておりました。
本日は、開会式が執り行われました。

しかしそれにしても感心したこと。
沼ノ平地区の方々の働きぶりです。

このイベントは、地域の物産を販売したり、蕎麦を食べさせたり、もちろん収益はあります。
しかし、基本的な働きはすべてボランティアです。

100万株はあると言われる福寿草も、ただ勝手に咲いているわけではありません。
お話しを聞いてみたところ、真冬の雪の間を除けばほぼ一年中、何かしらの手入れをしているのだそうです。
野生のままにして置いたのでは、あのような見事な群生にはならないし、散策するための歩道の整備にも手間暇と費用をかけています。

限界集落と言われ、高齢化の進んだ小さな行政区が、どうしてそこまでやるのか・・・と思いますが、実際に地域の人と交流すると伝わって来るものがあるのですね。
心意気・・・というやつです。

すでにご存じのとおり、食工房のためにライ麦と小麦を栽培してくださっている方も、この地区の方です。
自分たちの村の景観に、誇りと自信を持っていらして、それを維持するための労を惜しまない。
しかしその努力は、口で言うほど生易しいものではありません。
日頃はお勤めに出ている方がほとんどですから、せっかくの休みの日に、とうてい損得だけで出来る仕事ではありません。

イベントを支える皆さんの働きぶりにも、その心意気が感じられて、とても良い刺激をいただいて来ました。
地域おこしって何なのか?その答えの一つを見るような、沼ノ平の福寿草まつりです。

「沼ノ平へ」2013年4月
「沼ノ平の麦畑の風景」2012年11月