朴の花

ホウの花

さらにまた一回り膨らみました。
黒い外皮は、片側はすでに取れてしまっています。
残る方側も、今にも取れそうです。


ホウの花

近くにもう一つ、いいポジションにつぼみがありました。
こちらの方が先に開花するかも知れません。

会津では今、朴の花がちょうど開花時期です。
もちろん場所によって、開花の最中のところもあれば、まだやっと蕾が膨らみ始めたところもあります。

今から20年近くも前の話しになりますが、朴の花のまさに開花の瞬間を捉えた写真を撮ることが出来ました。
しかしそれ以来、一度も朴の花の写真を撮ることが出来ません。
カメラがあっても、時間があっても、状況がそれを許さないと言うか、朴の花が撮らせてくれないのです。

こちらで一度だけ決定的なチャンスがありましたが、この時は開花直前の開きかけた大きな蕾が突然消えてなくなりました。
誰かが持ち去ったか?あるいは猿などが食べるということがあるのでしょうか・・・、未だに真相は謎のままです。

デジタル一眼レフを手に入れて、今年はぜひとも朴の花の写真を撮りたいと、心静かに祈る気持ちで願っていました。
それが通じたのかどうか分かりませんが、今年は蕾の状態から撮り始めることが出来ています。

と言うより許されていると言った方がいいと思っています。
そういう時は、吹いていた風が突然止んで、ピタッと動きが止まるのです。

開花に向けて、いいエクササイズになっています。
このデリケートな自然の営み、開花のプロセスが無事完結するのを見届けたいと願っています。