仕込みは、前日からです

食工房

これはもう春の風景です。
ここまで来たら、早く暖かくなって欲しいという気持ちになります。


パン種

かれこれ30年、更新し続けている酵母です。
今日も順調に発酵しています。


パン種

透明な容器の横から、気泡が生じている様子が観察出来ます。

今日は概ね曇りで時々雨が降るというお天気、そして気温は一ヶ月くらい先に進んだような暖かさでした。
陽射しがあったら、さらにもっと暖かかったことでしょう。
明日もこの暖かさが続くと言います。

さて本日の食工房は、定休日で営業はしていませんが、明日のために仕込み作業に忙しくしていました。

まず一番の仕事は、酵母の培養をすることです。
先週のパン焼きの後、冷却して休ませておいたものに小麦粉と水と砂糖と塩を加え、適温の下で数時間かけて活力を高めて行くのです。

今夜これから二度目の更新をして量をさらに増やし、明日のパン焼きに備えます。
明日は午前3時には起きて間もなく作業場に入り、酵母の面倒を見なくてはなりません。
生地をこねるまでに十分な活力が出るよう、最後の調整をします。

さらに細かいことを言えば、成形二次発酵の段階に入る頃に最強になるように調整しています。
これがなかなか難しいので、食パンの伸びが毎回ばらつきます。
まあ、ある程度の許容範囲は見ていますが、それでも毎回緊張感をもって作業しています。

それだけに、形がきれいな食パンが焼けた時は、すごくうれしいです。
形の良さは、風味の良さに直結しているので、なおさらです。
娘たちと顔を見合わせながら、ガッツポーズが出ます。

さて明日は、いかがでしょうか。
皆さまのご来店を、お待ちしております。