睡眠不足と運動不足

睡眠不足と運動不足、この二つは、現代社会に暮らす私たちにとって、常態化している解消すべき課題ではないでしょうか。

睡眠不足は、第一に頭も体も十全に機能せずトラブルの元になります。
長く続くと疲労も溜まりますし、いろいろと体に良くない影響が及びます。

運動不足も同様で、筋力の低下を招き、体の柔軟性が失われ、心臓や肺をはじめとする内臓の機能も低下します。

睡眠不足を解消するには、まず横になって休むことです。
それしかありません。

一方運動不足を解消するには、とにかく体を動かすこと。
それ以外に方法はありません。

そして睡眠不足の体で運動不足を解消するのは困難ですし、また運動不足は熟睡を妨げ睡眠不足になりがちです。
そうした相反する二つを解消するためには、相当な時間が必要です。

しかし悲しいかな、現代人にはその時間がありません。
もはや暮らし方の根本から考えなくては、答えは出ないように思えます。

私も、忙しい毎日の中で、睡眠不足も運動不足も、共に解消すべき大きな課題です。
その時々に、どちらに時間を使うか、どうやってバランスを取るか、いつも悩んでいます。

パン焼きの日、早朝3時に起床というのは、どんなに早起きが良いからと言っても、決して健康的な起床時間ではありません。
時間が足りていてもなお睡眠不足の感覚が残ります。

また農作業や除雪作業などにいくら汗を流しても、それだけでは健康的な体の状態は訪れません。
やはり、体を整えるために体操のような体の動かし方も欠かすわけには行きません。

加えて、安定した情緒を保つために、音楽を聴いたり絵を見たり、山や川の見える風景の中を散歩したり、うまいコーヒーを味わうこともまた欠かせません。

お金を稼ぐ仕事も、星空を見上げることも、すべて一つながりの暮らしの中にあって密接にかかわり合っているということを忘れないようにしていたいと思います。