熊は、いつでも身近にいる

このところ、熊よりもむしろ猿に手を焼くことが多かったせいで、忘れていたわけではありませんが、注意を削がれていた側面があったことは確かです。

今日、中島第一圃場の直近の別な方の畑に熊の足跡が付きました。
大きさからして子熊のようです。
と言うことは、母熊も近くにいるということになります。

その前に、別の場所に熊の足跡があったという情報もあり、熊はいつでも身近にいるのだなと思ってはいたのです。

やはり油断は出来ませんね。
熊の姿こそ見てはいませんが、歩き回った痕跡はすぐに確認出来ました。

ここで重要なことは、人間の私たちの側で、熊に分かるように縄張り宣言をすることです。
私がやったことは、熊が歩き回った個所も含めて周りの藪を刈り払うことでした。

そうすることで、もう一度やって来た時に、熊は自分が気づかれていることを知るでしょう。
当然、警戒してそれ以上侵入することをためらうかも知れません。
また、そこは人間の俺が使う場所で、お前の好きにはさせないゾ!との意思表示にもなります。

そういうことを出来れば毎日少しずつでも、不断に続けることがとても重要です。
手間暇はかかりますが、こちらの安全を確保しつつ、しかも相手に危害を加えずに済ませるには、それ以外に方法はありません。
本当は、それプラス狩猟による圧力も適度にかける用意があれば理想です。

いずれにせよ、無関心が一番良くありません。
ぼんやりしていると、市街地にも熊は出て来ます。
例外はありません。
被害が出るようになった時は、もうすでに手遅れです。

その意味でも、山間のこの地において、一定の距離熊を遠ざけておくことは、とても重要だということがお分かりいただけるのではないかと思います。

まあしかし、熊がいても猿がいても、山間のこの地はいい所だと思います。
そして、そこで楽しく暮らせるような人間でいたいと思っています。