月別アーカイブ: 2019年9月

ラード入り食パン、定番品に

ラード入り食パン

ラード入り食パン
小さい食パン型に2山にしました。
1山で通常の1斤の70%くらいのボリュームです。一個360円にて販売


ラード入り食パン

切り口です。
スペルト小麦全粒粉10%入りです。
ラードは、粉量の10%です。

今日までモニター価格で店頭販売のみだったラード入り食パンは、明日から定番品になります。

スペルト小麦の全粒粉10%のパン生地に、粉量の10%のラードを混入しています。
価格は、小さめの食パン型で二山に焼いた一山分(通常の一斤の70%のボリューム)一個360円です。

<ラード入り食パン試作の記事>

通販での対応は、この後準備します。
オンラインストア でも買えるようになります。
どうぞよろしくお願いいたします。

今度の週末もまた連休になりますが、あいにく台風が接近して来るとの予報です。
影響の小さいことを祈りつつ、皆さまのご来店をお待ちすることといたします。

ドコノモリ文庫

ドコノモリ文庫

田舎の家の特長でもある広い玄関を開放しています。


ドコノモリ文庫

蔵書は、オーナーの個性をそのまま反映しています。


ドコノモリ文庫

ふくしま本の森図書館として登録しています。

食工房の店の向かい、自宅の玄関を開放して小さな文庫を開いています。
その名も「ドコノモリ文庫」。

オーナーは、我が連れ合いのまちこさんです。
蔵書は、会津坂下町にある「ふくしま本の森」から借り受けたものです。

ふくしま本の森は、民間の有志によって設立された図書館ですが、貸出期間に制限を設けない、又貸しも禁止しないなど、ユニークな活動方針で知られています。
そして自宅などで小さな文庫を開きたい人に、数に制限を付けずに無期限貸し出しもするのです。

食工房も当初から文庫開設の名乗りを上げ、数百冊の本を貸していただきました。
その後時々に蔵書を入れ替えながら、現在に至っています。

前の店の時は、カフェスペースがありましたのでその一角に置いていましたが、今の場所はそのスペースが無い代わりに自宅の玄関がとても広いので、そちらを開放して文庫を開設しました。

これと言って宣伝もしていなかったので、ご存じない方も多かったことと思います。
案内の看板や張り紙なども出していなかったのは、ちょっと不親切だったなと反省しているところです。

蔵書は、その場で閲覧はもちろんですが、貸し出しもOKです。
ご興味のある方、今度ご来店の折はドコノモリ文庫にもぜひお立ち寄りください。

あんぱん、焼きます

漉乃あん丸

漉乃あん丸1個220円

何の予告もしていませんでしたが、明日のパン焼きで、あんぱん(漉乃あん丸)を焼きます。

かぼちゃあんぱんを期待していらした方には、申し訳ありません。
小豆のあんぱんです。

まだ新小豆は出て来ませんので、在庫の小豆を使います。
今日、あんを練った感じでは、風味共に申し分ありません。
そして今後しばらく続ける予定です。

新小豆が出る前に小豆が無くなったら、いったん終了です。
その後新小豆が出たらまた再開と言うことになると思います。

それで、パッと思い付きで恐縮ですが、あんパンと大麦コーヒーがいい相性なんじゃないかと・・・。
明日、早速試してみましょう。

お天気も良いようですし、皆さまのご来店をお待ちしております。

麦をいつ播くか・・・

麦ラボ

昨年(2018年)の種まきの様子

麦の種を播く時期が近づいています。

昨年は、直前まで稲が植わっていた田んぼを耕して種まきまで漕ぎ着けたのが、何と10月も半ばでした。
今年は、もういつでも播ける状態になっていて、待機している状況です。

温暖化のせいなのでしょう、秋を迎えても気温が高めですから、麦の種を播くのもそれなりに遅らせた方がいいのかも知れません。
早過ぎると、冬を迎える前に育ち過ぎて、越冬するのに都合が悪い状態になるからです。

先ほどまで、昨年の状況をブログを読み返しながら確認していましたが、選択の余地なく追い込まれて作業することの辛さは、思い出すだけでも気持ちがザワザワして来ますね。

その点、今年は時期を待つ余裕の中にいますから、さらに準備に念を入れるということも出来ます。
品質の点でも収量の点でも昨年より良い結果が出せるよう、手抜かりなく着実に作業しようと思っています。

そうやって秋空の下で汗をかくのは、とても気持ちが良く幸せです。

そしてすべては、おいしいパンのために・・・。

久しぶりのコーヒークッキー

コーヒークッキー

1円玉より小さい!コロコロ、カラカラかわいいです。
カリカリサクサク、口どけも良いので、みんな好き!


コーヒークッキー

ラベルは、これが2代目
以前のラベルを覚えている方は、コーヒークッキー自体も、途中から味と食感が飛躍的に良くなったことをご存知です。


コーヒークッキー

コーヒークッキー 1袋120g 450円


食工房

クッキーもケーキも揃って商品棚がにぎやかになりました。

今日は、雨の一日となりました。
大根や白菜の種を播いたり苗を定植したばかりの畑にとって、まさに恵みの雨となりました。

うちは、大根は良いタイミングでしたが、白菜は定植出来ていなかったので悔し涙を呑みました。
尤も、これから先度々晴れたり降ったりの繰り返しになるようですから、この次の雨には間に合うと思っています。

さて雨の一日となりましたので、今日は一日屋内の仕事、つまり食工房で製造する仕事に集中しました。
昨日の急なご注文に対応してスコーンを2回戦、すぐに包装して下の娘に納品に行ってもらいました。

そしてその間に、久しぶりにコーヒークッキーを焼きました。
久しぶりと申し上げるのは、コーヒークッキーの生地が油脂分が多くて暑い夏には成形が困難で、しばらくお休みしていたからです。

前の日に細い棒状に絞り出した柔らかい生地を、冷凍庫で一晩かけて凍らせて置き、固く凍っている間に包丁で小さく切って天板に並べるのですが、夏場は瞬く間に生地が緩んで来るので、製造は困難を極めます。
そんな理由で、ここしばらく手が出せなかったのです。

今日は、夏の頃に比べればずっと涼しくなったとは言え、油断は出来ない状況でした。
しかし、久しぶりにコーヒークッキーが焼ける香りをかいで満足!

このクッキーは、風味はもちろんですが食感がとてもいいので、どなたにも好まれます。
何と言っても一番の特長は、食工房の自家焙煎コーヒー・フルシティーローストを、極細挽きして直に生地に入れていることです。
そしてコーヒーのパフォーマンスを上げるために、ココナツを刻んだものを加え、スパイスも効かせています。

ちゃんとコーヒーの味と香りを楽しめるコーヒークッキーは、ありそうでなかなかないのです。
それを食工房が実現しています。

ぜひ一度お召し上がりください!


食工房、明日と明後日は定休日

毎度申し上げて恐縮ですが、明日と明後日は定休日となっております。
お間違えのございませんように。

秋晴れの一日、ご来店感謝

本日も、ピカピカの秋晴れの一日でした。

残暑は昨日よりもさらに厳しかったのですが、午前中からご来店のお客さまがお一人またお一人と、間を置いてお見えになりました。
ご近所から、あるいは遠く新潟から、また県内でも遠方から、お出でいただきました。

この場を借りて、あらためてご来店感謝申し上げます。

それでまた明日も、敬老の日で休日でしたね。
お天気はちょっと微妙ですが、逆に暑くなくていいかも知れません。

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。


麦ラボ

100kgのスペルト小麦を得るために除去した麦殻がこの量です。
目方は極軽いですが、カサは40㍑の空き袋に14個分。
これを圃場に投入しない手はありません。


麦ラボ

スペルト小麦の麦殻
畑地の土壌改良用資材として、素晴らしい効果を発揮してくれそうです。


麦ラボ

今シーズン初めて麦を播く中島第3圃場
水はけの悪い箇所に、麦殻を集中的に投入しました。

さてこの時期、お天気が良ければ麦播きの準備に、また周辺の草刈りに、そして食工房の仕事に、時間はいくらあっても足りません。
それでも、昨年よりは迷いなく順調に作業が進んでいます。
何と言っても、百姓二年生になりましたから。

今日は、先日スペルト小麦を籾摺り機にかけた時に出た麦殻を、今シーズン初めて作付けする中島第三圃場に投入しました。
土壌改良資材として優れた性質を持つ麦殻は、とくに水はけを良くする効果が期待出来ますので、圃場の中でも水が溜まりやすく乾き難い箇所に撒きました。
種まきの直前にもう一度トラクターを入れて耕うんする時に、土壌に混ぜ込みます。

ここには、スペルト小麦を播く予定です。
一方、昨年、ライ麦、スペルト小麦、デュラム小麦を混植した第二圃場は、今シーズンは全面ライ麦です。

スペルト小麦丸

食工房

西日除けのヨシズを外しました。
店の中が明るく開放的になりました。


食工房

上の娘が丹精した自家菜園の農作物です。
お味は、自信があるそうですよ。

今日は、それこそピカピカの秋晴れ、抜けるような青空に筋雲が浮かんでいました。

9月も半ばとなり、日差しも角度が変わりました。
店内に西日が差し込まなくなりましたので、入口に立てかけてあったヨシズを取り外しました。

真夏の頃は暑さ除けにもなってありがたく思われたヨシズも、この頃は少し鬱陶しく感じるのですから感覚というのは身勝手なものですね。
でも、店内が明るく開放的になりました。

今日は、上の娘が自分で育てたじゃがいもを、袋に入れて店頭に置きました。
こんな物でも売れれば嬉しいし、お小遣いにもなるというわけです。
お味の方は、自信があるそうです。

今日のわが家の夕食にも、コロッケになっていました。
とてもおいしかったです。
どうぞよろしくお願いいたします。

スペルト小麦

スペルト小麦丸
スペルト小麦全粒粉50%で焼いてみました。
普通小麦のものと見た目はほとんど違いがありませんが、風味は違います。

そしてもう一つ今日のトピックは、スペルト小麦の小麦丸です。
今日はあくまでも試作でしたが、もうそのまま本番でいいと思っています。

来週から、小麦丸はスペルト小麦で行きます。(スペルト小麦全粒粉50%・強力小麦粉50%)
価格は当面据え置き、1個500円・1/2カット280円です。

スペルト小麦のパンをこの価格で買えるのは、よほど希少だと思います。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

明日も皆さまのご来店をお待ちしております。

過ごしやすくなって来ました

ここ数日の間に、急に涼しくなりました。
先日の台風が東海上に去ってからですね。
過ごしやすくなって来ました。

振り返れば、春を迎えてから今日まで、全国各地では自然災害が多発しましたが、ここ会津では大きな災害に見舞われることもなく概ね平穏に過ぎました。
むしろこれから先、雪国の宿命として、大雪や厳しい寒さなどが災いをもたらすことになるのかも知れません。

ま、先のことはとりあえず置いて、これからしばらくの間は良い季節です。
この週末も、少し暑さが戻るようですが、秋晴れのお天気に恵まれそうです。

明日のパン焼きでは、またスペルト小麦を試験的に使います。
飯豊山食パン、小麦丸、みのりのパン、ラード入り食パンなどに、スペルト小麦を配合してみます。

ライ麦の場合もそうですが、収穫されたばかりの新鮮な穀物の香り(麦藁のにおいにも似ています)がして、まさに麦を食べているのだなと実感することが出来ます。

お米も新米が喜ばれますが、パンもやっぱり新麦の頃がおいしいと思います。
食欲の秋を迎える今頃が特に・・・。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしています。
レギュラーコーヒーに大麦コーヒーまたはミントティー、そして試食用のパンなども用意いたします。

スペルト小麦を使えるようになりました

麦ラボ

スペルト小麦原穀
固い殻に幾重にも覆われていて、それを剥くのはよほど大変な仕事です。


麦ラボ

スペルト小麦精麦済
米用の籾摺り機に二回通して外殻を取り去った後、精麦機にかけてクリーニングしたもの。

ここ数年来の夢であった、自前のスペルト小麦でパンを焼くこと、それが実現可能な段階になりました。

この7月に収穫したスペルト小麦の原穀を、隣町の農家さんのご協力により、籾摺り機にかけていただきました。

スペルト小麦の外殻は、米の籾殻に比べてもはるかに強靭ですから、果たして籾摺り機で完全に除去出来るかどうか未知の部分もありましたが、今日の作業で十分可能だと言うことが証明されました。

使用したのは、最も一般的なゴムロールと揺動選別機を備えた籾摺り機です。
ただし、米に比べればずっと能率が落ちるのは言うまでもありません。
機械にかかる負担は、米の場合とは比較にならないからです。
結局、二回通すことで完璧な除去が可能でした。

また、籾摺り機に直結されたグレーダーという機械を通過させることにより、未熟粒や微細なゴミも除去されました。
この状態で、まだ種子としての生命は損なわれていませんので、そのまま袋詰めして低温倉庫(雪室)に預けることにしています。

そして家に戻ってから、今回すぐに使用する分のみ精麦機にかけてさらにグレーディングとクリーニングを施し、製粉出来る状態にしました。
明日には、スペルト小麦の全粒粉が得られる予定です。

そして製粉後10日間程度のシーズニングを経て、やっとパンづくりに使えることになります。
もうすでに粒の状態でもいい香りがしています。
待ち遠しいです。楽しみです。

IIDE_pdf公開

紙版・飯豊の空の下から・・・ 9月号のpdfファイルを公開いたしました。
記事の下のリンクバナーをクリックするとご覧いただけます。

インターネットをご覧にならない方のために印刷もオーダーしていますので、店頭にて差し上げたり、通販の商品に同封したり、あるいは封書にて直接お送りしたりしています。

こうして毎日ブログを書いていても、月に一度の印刷物というのが案外存在感があるのですね。
また画面で見られるとしても、印刷されたものを手にすることを喜んでくださる方もいらっしゃいますので、これはやはりやめるわけには行きません。

食工房のそして私たちのコミュニケーションツールとして、もはや欠かせないものになっています。
と言うわけで、多くの皆さまにご覧いただければ幸いです。


熊がいるようです!

昨日の早朝だったようですが、すぐお隣の家の裏に熊がやって来たようです。
蜜蜂を飼っておられたそうですが、巣箱を丸ごと引きずって運んで行った跡があり、近くの川原に残骸があったそうです。

足跡や所業の大胆さからして熊がやって来たことは間違いないようで、すぐに住民課に一報を入れて対応を申請したとのことでした。
わが家とは10m余りの距離ですから、この次わが家に現れても不思議はありません。

早速、わが家と隣家のすぐ下の川沿いの土手の草刈りをして、火を焚きました。
杉葉と青草を焚いて煙を立て、においを撹乱すると同時に警戒心を起こさせる作戦です。

少なくとも、こちらが気づいて対応し始めたことに気づいたと思います。
今この時間も、燃え残りが静かに煙を立てています。

はてさて、これからどうなることでしょう。
猿も憎たらしいけど、熊は怖いですからねぇ・・・。

我が集落では、これで今年は早や4頭目の熊です。
これまでに3頭を捕獲しています。