自然はいつもと変わりなく

麦ラボ

高野第一圃場のスペルト小麦


麦ラボ

高野第一圃場のスペルト小麦近影
たくましい彼らの命をいただくからこそ、健康な体を養えるのだと思っています。


麦ラボ

暖冬の今年は、デュラム小麦にとっては好都合だったようです。
早くも茎立ちが始まっています。

今回の新型コロナウイルス騒ぎで、不思議に感じていることが一つあります。

それは、このウイルスが脅威を及ぼしているのは、まさに人類だけに対してであって、自然界の他の生き物たちは何事もないのですね。

今、春が来て、白鳥たちが北に帰り、南からサシバがやって来て、鳥たちも獣たちも繁殖の季節を迎えています。
野や山には花が咲き、色味の無かった木々の枝先も赤や黄色や薄緑に色づいています。

彼らは、人間たちの異変に気付いているでしょうか。
仮に気づいていたとしても、そんなことにはお構いなしでしょう。

多分何の害も受けることはないし、否、むしろ好都合かも知れません。
理屈では分かっていても、何だかとても不思議です。

畑では、まさに不屈の象徴のように、たくましく麦が育っています。
この麦を、7月に予定通り収穫出来るかどうか・・・。
ウイルスの脅威を肌で感じるほどになって来た昨今、3ヶ月先の命だって分かりはしないのだから・・・。

こんな風に、人類だけに害が及んで、それでもし人類が滅亡するのなら、悪くないストーリーかも知れないな・・・と思います。
だって、例えば核戦争などのように、多くの生き物たちの命を巻き添えにすることはありませんから。

自然はいつもと変わりなく」への2件のフィードバック

  1. 食工房

    兵庫の松原の連れ合いさん、いつもお世話になっております。
    たまたま御地が緊急事態宣言の対象地となりましたが、こと感染症に関しては、この日本国内どこであっても、リスクは同じと考えています。
    最低限かそれ以上の人の移動は当然ありますし、物資の移動もあります。
    そうした動きに乗って感染は広がります。
    今回、月刊誌・ナショナルジオグラフィックのバックナンバーの中から感染症を取り上げた記事を何本か読んで、とても良い勉強になりました。
    人類だけが、物事を科学することが出来る。
    それにより、感染症を防ぐことが出来るし、運が良ければ完全に淘汰することも出来る。
    このように素晴らしい能力と可能性を与えられている人類ですが、必ずしも賢明な行動が出来ないことが多いのは、残念なことです。
    それもまた人類の一つの側面ではあるのですが。
    お互い、ドジを踏まないよう気を付けて、しっかりと生き延びましょう。

  2. 兵庫の松原の連れ合い

    久しぶりに見た食工房の緑の麦の無事な姿にほっとしました。
    何せここの所ブログ内も「コロナコロナ」で、圃場のライ麦たちはどうしているのだろうか?と心配していました。
    人間界はもうどっぷりパニック状態の様相で「人身の荒廃する事甚だし」の状況の様です。
    兵庫県も「政府お墨付き」の危険地域になり、今後、人、物の往来により一層の影響が出る事になりそうです。
    昨夜の段階で既に、感染者の少ない他府県の現場から「立ち入り制限を設ける」旨の連絡があった様で今後の出張に影響が出る模様です。

    昨夜の満月が一部で話題になていた様ですが、花も鳥も風も月もなにも変わっていない様です。
    ヒトも永らく忘れていたイキモノとしての営みに立ち帰って考えてみる時が来ているのでしょう。

    また、圃場や飯豊の移ろい、食工房の皆様のご様子などをお教えいただけますことを「感染地帯(笑)」から楽しみにお待ちいたしております。

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