月別アーカイブ: 2020年8月

圃場の整備が続いています

麦ラボ

第2圃場(旧第2圃場+第3圃場)


麦ラボ

道路側が第2第3合体圃場、右側一段下が第4圃場
今度から、一番ずつ繰り上がって、合体圃場は第2圃場に、第4圃場は第3圃場になります。


麦ラボ

元水田のため畔が高くなっていて水はけが悪いので、数メートル置きに排水溝を切りました。

今年から作付け面積が増えることもあって圃場の数も増えるのですが、今回、中島第2圃場と第3圃場の畔と段差を取り除いて緩やかな傾斜の一枚の圃場にしました。

傾斜がある方が水はけが良くなるという理由もありますし、トラクターで耕うんする時も効率が良くなります。
今回さらに、隣地との境の畔に数メートル置きに排水のための溝を切りました。
このようにして、年々着実に畑作に適した土壌に転換しています。

周りの農家さんたちも、しっかり見てくれています。
何かあれば、すぐに教えていただけるので、大変ありがたい環境です。

さて、それは良かったのですが、先日現れたはぐれ猿が今日は、中島の集落の中まで侵入して来ました。
お隣の方が先に気が付いて花火を打って追い払いましたが、どうやら付近に潜伏していたらしいのです。

明日は、少し時間をかけて周りを探索して見るつもりです。
今日のような侵入は、絶対に許してはなりません。
何が何でも、厳しく追い払って二度と侵入する気が起こらないくらいの目に合わせておくべきです。

それにしても、我々に与えられている手段の何と弱々しいことか・・・。
武力と言えるものは、何一つ許されていないのですから。
こんなことでは、猿どもに舐められるだけです。

ま、こんなところで力んでいてもしかたありませんので、このくらいにして、今夜もまた星空を眺めましょうか。

カミさんが、銀河鉄道のお話しをテーマにした絵を描いています。
それを私がレタッチして、ポストカードに仕立てています。

星空を眺める

都会に暮らしていると、夜空に星が見えることはほとんどありません。
そして見えなければ見えないで、いつのまにか忘れてしまって気にも留めなくなるのですね。

ここ喜多方市山都町の山間では夜空に満天の星、それだって日頃は明るい家の中でテレビやパソコンの画面を見ていることの方が圧倒的に多く、「テレビなんか見てないで・・・」と、外で星空が呼んでいることも気にかからなかったりするのが、何だか悲しい・・・。

でも、時々ですが、強烈に星空のメッセージが心に響くことがあります。
昨日の夜でした。
日中からピカピカの快晴の空、そのまま暮れて満天の星空になりました。

寝る前のひと時、家の中の明かりを全部消して外に出ました。
幸い、街灯の明かりが建物に遮られて、視界の大半は真っ暗です。

目が慣れて来ると、星の数がどんどん増えて、砂浜の砂を見るように無数の星が空を埋め尽くしています。
そんな中、肉眼で確認出来る唯一の星雲アンドロメダ銀河が、東方中天に上って来ました。
本当に心が震える情景です。

このように一度眺めると、いつまでもその場を離れられなくなり虜になってしまうほどの魅力がある・・・、それもまた星空の不思議です。

彼の「銀河鉄道」のお話がどうやって生まれたのか・・・、それが分かるような気がします。
宮沢賢治が感じていたのと同じ感覚を、今自分も味わっているのだと確信出来るのですね。
熊も猿もきっと・・・、ですね。

今夜も、「お空眺め」しています。

休業延長のお知らせ

ただ今、店舗改装のため休業しております。
営業再開を8月20日からとお知らせしておりましたが、延長になりますのでご了承ください。
業者さんの都合、手続き上の都合、また一方農作業の進捗状況などの都合により、あと一週間ほど休業延長となります。
追ってまたお知らせいたしますので、営業再開までもうしばらくお待ちください。

イノシシもいたのでした

獣害対策

この数のイノシシがすでにいるということにせんりつを覚えます。
明らかに、危険です!

サルに悪さをされ続けていて、そちらにばかり気を取られていました。

実際のところ、中島の圃場にはまだイノシシは出没したことがなく、被害も出ていません。
しかしすでに、距離すれば100m以内の地点までやって来ていて、電気柵で防御している人がいるおかげで難を免れているだけという状況なのです。

昨日、偶然にもイノシシの群れを写真に収めることに成功した方があり、この動かぬ証拠を持って市役所に対策を申し入れることになりました。
早速手は打つようですが、とにかく早いところ、野生と動物に対する認識を改め、しっかりと緊張関係を築いていかないと、いずれ近い将来人命に危害が及ぶことになることは確実です。

見せかけだけの平和主義では、野生動物たちと付き合うことは出来ません。
危害を受けないために動物たちへの圧力のかけ方、生息数のコントロールの仕方を考えて行かなくてはなりません。
その上で、生態系の維持のために、もっと見方を変えた役割の果たし方があることを知らねばなりません。

当然ながら、一部が狩猟の対象になることも、肯定すべきです。
否、むしろ積極的に。

地方の山間地では、ここ数年の間に野生動物の数が飛躍的に増えて来ています。
鳥獣保護の法律は、早急に改定すべきと考えます。

また、私たちの狩猟に対する受け止め方も、根本から改めなくてはならないと思います。

何だかまとまりませんが、事態は急を要しています。

★獣害対策マップに、イノシシを追加しました。

思いがけないサルがいた!

今朝早く、カラスが騒ぎました。
ひょっとして・・・と思いつつ、すぐに起きられませんでした。

そうしたら、わが家のごく近い場所にサルがいるのを目撃した人がいて、あとから話が伝わって来ました。
どうやら群れではなく、単独行動している一匹またはごく少数の「はなれざる」と呼ばれる個体だったようです。
いきなりの至近距離で、寝耳に水です。

群れと距離を置いて行動しているサルは電波探知では捕捉し切れないので、そこは大きな盲点でした。
やっぱり、一刻も油断は出来ないのだということを思い知らされる出来事でしたが、幸いなことに農作物にはほとんど被害はありませんでした。


一方、小学生たちとのパンづくりは、朝9時頃からゆるゆると午後までかかって、楽しく終わりました。
待ち時間が沢山有ったので、途中で家に戻ってもらったり、一緒に遊んだりしているうちに、いつの間にかパン焼きも終わっていた・・・みたいな時間が過ぎていました。

明日と明後日は、特に予定を立てず、ちょっと小休止です。

食工房

自分で焼いたパンは、おいしく食べられたかな?

明日は、サル出没警戒!

今日のサル情報によれば、浅倉群がすぐ隣の賢谷集落の山中に移動して来たようです。

明日の朝は要警戒。
出来れば、パトロールして先手を打ちたいですね。
予測通りに動くかどうか分かりませんので、うまく行くかどうか五分五分ですが。

否しかし、電波探知は役に立ちますね。
と言うか、役に立てなくてはしょうがないでしょう。
サルたちを驚かせてやりたいものです。

そして明日はもう一つ、近所でお世話になっている方々のお孫さんたち(小学生)と一緒にパンづくりです。
夏休みの自由研究はこれで決まり!と言われてしまったので、良い体験となるよう、こちらも一生懸命お付き合いします。
楽しい一日になりそうです。

畑作業の毎日

麦ラボ

サル除けネット


麦ラボ

サル除けネット


麦ラボ

サル除けネット


麦ラボ

中島第4圃場
堆肥投入、青草刈り払いの後、トラクターにて耕うんしたところ


麦ラボ

中島第5圃場
今年3度目の草刈りを終えたところ。


麦ラボ

中島第6圃場
青草を刈り払ったところ

休業期間中、晴天であれば、とにかく圃場の整備に時間を充てています。

「麦の作付けには、命を懸けています。」と、そう言って何も恥ずかしく思わないくらい自覚しています。
おいしいパンを焼くことと直接かつ濃厚につながっていますから、一粒の麦から一切れのパンまで、誇りと責任をもって仕事をしたいと思っています。

この次から、ライ麦、スペルト小麦、デュラム小麦に加えて、ライ小麦も作付け実用を目指します。
先日の食味テストで、ご報告しそびれてしまっていますが、それはそれはとても好ましい風味で、麦芽の香りと甘みがこんなにも濃厚なパンは今までにありませんでした。

さらにあと一つ、東北の小麦の名品「南部小麦」も作付けします。
こちらは、パンにすることも考えていますが、先に乾麺に加工して販売したいと思っています。

そして一方、中島第1圃場では、かぼちゃとさつまいもが生育中です。
今のところ猿の被害を防御出来ていますので、今年はかぼちゃあんぱんを復活出来そうです。
さつまいもも、順調にいけば豊作になるはずです。

毎日のサル情報に目を光らせ、朝晩、日中もパトロールを欠かしません。
ここ数日に限れば、サルの群れは皆、このあたりから離れているようです。
なお油断は大敵、現れたら速攻で追い払いです。

そうそう、その他、熊に猪にカモシカもいたのでした。
皆手強い農作物の敵です。

この夏一番の暑さ、明日は雨に

ここ数日、日ごとに最高気温が更新され、本日は、この夏一番の暑さとなりました。

さすがに、家の中のどこにいても暑い!
尤も、山間の中にある広々とした一戸建ての住居でそれですから、直射日光に照らされる外がどれほど暑かったか知れません。

そんな日中の暑さを予想して、今朝は早朝6時前から農作業をしていました。
そして8時前にもなると、もう暑くて汗が流れるようになり一旦終了。
夕方を待ちました。

少し暑さが和らぎ始めたのが午後5時前。
それから暗くなって来る午後7時頃まで、また農作業でした。

このところの晴天続きで、やっと圃場が乾きトラクターで耕うん出来るようになり、一方明日は雨との予報に、またしても今日しかないタイミングでの作業となりました。
おかげさまで、圃場の整備は確実に進んでいます。

明日は雨模様とのことですので、店舗改装を進めます。
業者さんにお願いしているところ以外の部分、わずかな作業ですが、それをやることになります。

臨機応変の毎日、ま、自分には向いていると思っています。

猿の行方

この前、中島地区に猿の群れが出没し、近所のおばあちゃんの畑が酷く荒らされ、食工房の畑のかぼちゃにも被害が出たことを報告していますが、ここ数日猿の気配は無く、落ち着いています。

猿はどこへ行ったのでしょう?
実は、それが把握出来ています。

と言うのは、喜多方市の獣害対策事業の一環として、猿の群れの中の一匹を捕獲し発信器を装着して放しているのです。

喜多方市内に存在するとされるいくつかの群れの内、現在4つの群れが電波探知によって行動を補足されています。
その位置情報を、一日一回、喜多方市のホームページに公開するようになりました。
アクセスすれば、グーグルマップ上に猿のアイコンが表示されて、その日猿がどこにいたか知ることが出来ます。

この情報と実際の目撃情報を照合すると、猿の群れの行動範囲や先々の予測が出来る可能性があるのですね。
これは、とても良い取り組みです。
今度から、私が発信している獣害対策マップにも、電波探知による猿の位置情報をコピーして表示していますので、ご覧になって見てください。

で、良い取り組みではあるのですが、ただ一つ大きな問題があって、市の事業であるだけに調査は平日のみ、土日と祝祭日は情報が得られません。

猿に休みは無いのに・・・、この前被害が出たのも月曜日で、最低一日前(日曜日)の情報があれば防ぐことが出来ただろうと思うと、何とも悔しい話です。

今のシステムは、車で移動しながら二ヶ所以上の地点で発信機の電波を受信し、発信源を特定する方法です。
早々に、GPS発信機に付け替えて、リアルタイムで私たち市民も直接位置情報を得られるようにしてもらえれば、猿の被害はほぼ完全に防ぐことが出来ると思っています。

電気柵やネットで囲うのも一つの対策になりますが、第一に大変な手間暇と経済的負担を伴います。
また、それだけでは十分ではありません。

やはり、猿の行動に直接介入して、群を人里から遠ざけるよう圧力をかけ続ける必要があります。
そのためにも、位置情報をリアルタイムに捕捉することが欠かせません。

例えは、猿の群れが出没する前に先回りして待ち伏せして、追い払いをかけることなどが出来れば、猿はその場所をとても手強い敵がいる場所と認識するようになって、容易に近づけなくなるはずです。

今や、人の作った農作物に依存して数を増やしている野生の猿たちの状況が、とても健全だとは言い難く、ぜひとも我々の賢明な対応で元に戻さなくてはなりません。

換気扇の設置

食工房

ただ今、店舗改装中
店内は、久しぶりにおが屑にまみれました。


食工房

外壁はアルミ製サイディング、内壁は杉板、そして間に改造前にあったケイカルボードの壁が残っています。


食工房

外壁の開口部 ジグソーでカット
薄いアルミのパネルは、木工用の刃で十分切れます。


食工房

換気扇枠をはめ込んだところ
もうあと1cmくらい板の幅があれば、もっと見た目が良くなったのですが・・・。


食工房

換気扇本体を取り付けたところ
原材料室に取り付けてあった換気扇が不要と分かったので、こちらに流用することに。


食工房

やっぱり素人細工だと分かってしまいますが、それはもう仕方ありません。

今日は、また梅雨に戻ったかのような雨の一日となりました。
いつもならパン焼きをしているところでしたが、店舗改装のため休業中です。

今日から、改装工事に取りかかりました。
まずは、換気扇設置です。

レジ台を置く場所のすぐ上に、換気扇を取り付けることにしました。
こうすることで、お客さまにとっても店員の私たちにとっても、飛沫などが即座に排出されるので安心です。

この工事は、特に難しくありませんので、業者に頼まず自分でやる事にしました。
実際には、難しくないとは言っても工程手順はそれほど簡単ではありません。

一旦出来上がった建物に手を入れるのは、別な意味で注意が必要です。
換気扇を取りつけるのですから、壁に大きな穴を開けなくてはなりません。
壁の中には、柱や横桟、また電線などが配置されていますから、穴をあけることで構造を壊すようなことにならない位置を確認しなければなりません。

かと言って、どこでも良いというわけには行きませんから、まずはハンマーで壁板を叩いて音を聴き、柱など芯と呼ばれる部材の位置の当りを付けます。
次に、この辺と決めた範囲のどこかに、内部を覗けるくらいの小さな穴を開けて壁の中を確認します。
それで支障がないか、あっても対策が可能か、諸々判断の上、所定の寸法に広げていきます。

今日は、電線の位置が思いがけないところにあって、(自分で工事したはずでしたが、忘れていました。)
危なく電線を切断するところで、冷や汗ものでした。
幸い被覆に擦り傷が付いたくらいで済んだので、事なきを得ましたが。

内壁と外壁開口もズレることなく開いて、換気扇の取付枠もピッタリ納まり、換気扇本体を取り付けて作動させるところまでやって、今日の作業はお終いになりました。
明日、外側にフードを取り付け、枠の周りをコーキングして仕上げます。

そして次は、今ある商品棚の解体撤去です。
まだ新調してから二年にもならないのに、もう早や壊すことになるとは思いませんでした。
それも、新型コロナウイルスがきっかけになるとは、全く想像も出来ませんでした。

今度はガラスショーケースを挟んでお客さまと対面することになります。
狭い店内が一層狭くなって、多分一度に一人または一組ずつしか入れません。

いつのことになるか分かりませんが、経営に余裕が持てるようになったら、建て増ししてもう少し広い店内にしたいと思っています。

工事終了まで、まだしばらくかかります。
休業、ご了承ください。