雪の上の足跡を見て分かること

今日は、暖かい一日でした。
空模様も、スッキリ晴れるわけではないにしても、雨も雪も降らず時折日も差すと言うお天気、すでに昨夜からそうでしたから、獣たちは動きやすかったと思います。

今日の日中、周辺のパトロールをしました。
雪の上に残っている足跡を確認するのが主な作業です。

古いものから今日たった今付けられたものまで、実にたくさんの足跡が見られます。
獣の種類も、猪、猿、カモシカ、タヌキ、キツネ、野ウサギなどなど、昨日の熊の足跡も確認しました。

猪の場合は、掘り跡も残っていて、それはもう凄まじいものです。
そして足跡や掘り跡だけでなく、食い散らかしや糞も散らばっています。(特に猿が酷い)

それらを見て、まず第一印象は、こんなに沢山いるんだ!ということです。
人口の少ない山間の小集落では、ネズミなどの小動物を除いてもなお、獣の数の方がはるかに多いのは間違いありません。

実は、昨日の夜、車に乗ってパトロールに出たのですが、至るところでタヌキを目撃しています。
本当に、いくらでもいるんだな・・・と言う感じです。

しかし、思い出す限り、以前はこれほどではありませんでした。
むしろ、見かけることは珍しいことでしたし、足跡もたまに見つかる程度でした。
ここ数年で、それが急増しています。

うーん・・・、何と言ったら良いのか、人間ももうちょっとがんばらないと、そのうち追い出されてしまいます。
彼らとの共存は、出来る場面もあればどうしたって相容れない場面もあって、一筋縄では括れません。

山の中で暮らすには、もはや軟な感性では堪えられません。
きっぱりと、闘う意思が必要だと思っている私です。