天国から父がパンを買いに来る

先日、連れ合いの父上が100歳で亡くなり、これで私の両親も連れ合いの両親も共に天国の住人となりました。

私の父も、連れ合いの義父上も、ともにパンが好きな人で、朝食はパンを食べるのが習慣でした。
特に私の父は、時々大きな3斤食パンを丸ごと1本買ってくることがありました。

今日は早朝3時に起き出した時、まずそのことを思い出しました。
今日もおいしいパンを焼こう、そうしたら天国から父がパンを買いに来るから、そう思うと何だかとてもうれしくなって、とても充実した気持ちで作業場に向かいました。

そうか!これからは一つは親孝行出来なかった父のためにおいしいパンを焼こう、その心がけで臨めばきっといい仕事が出来るし、お客さまにも喜んでいただけると。

それにしても、いくつになっても、親に褒められたいと思う気持ちは無くなりませんね。
そしてそれが、いつも自分を導いてくれていると、今改めて分かったような気がする私です。