獣害対策が続きます

獣害対策

水田の中を横切る二筋の獣の漕ぎ跡
相当大きな体格の動物が歩いたことは間違いありません。


獣害対策

2列とも、向こうの草原に向かっています。

繰り返し繰り返し、獣の害の話で嫌気されそうですが、まあ聞いてください。

皆さますでにご存じかも知れませんが、つい先日、岩手県で早朝コインランドリーに熊がガラスを割って侵入しました。
現場は、街中の住宅街だそうで、しかも明るくなってからの時間帯です。

例えばこんなことが、これから先あちこちで頻繁に起こるようになるだろうと、私は予想しています。
だからこそ、今のうちに獣たちの習性について学び、対抗する手段を講じ、そして何より野生と向き合う感覚を養っておかなければなりません。

今、私の住んでいる山間地で起こっていることに、是非とも関心を持っていただきたいと思います。
それは近い将来、都市部でも日常的に起こる事象となるはずですから。

さて前置きが長くなりましたが、今日の話です。
昨夜から今朝にかけて、集落の外れの水田を熊が横切りました。

もちろん目撃したわけではありませんが、稲をかき分けて歩いた跡が2列、遠目にもはっきりと見て取れました。

最初、2列の跡は往復して付いたものと思っていましたが、実際に間近で確認したところ、稲が2列とも同じ方向に漕がれていることから、2頭歩いたものと推定しています。

この場合、親子と考えるのが、熊の習性からすれば妥当です。
足跡が軟らかい泥を踏んでいたためはっきりしませんが、長さ15cm幅8cmくらいでした。
もう1頭の方は、足跡がよく分かりませんでした。

漕ぎ跡を辿って行けば、もっと多くのことが分かるに違いありませんが、何しろ丸腰で熊が通ったに違いない草藪の中を漕ぐのは、いくら何でも気が進みません。
仕事もあるし、今日はここまで。

明日には、また何か兆候が掴めるかも知れません。
いつもアンテナを張っておくこと、感性のスイッチを入れておくことを忘れないように、自らに言い聞かせています。