月別アーカイブ: 2021年11月

コロナ禍、今後の行方

日本国内では、このところずっと減少傾向の新規感染者数です。

しかしながら、もうこれで安心かと言うと、そうも言い切れない不安要素が残っています。
世界では、再び感染急拡大の状況になってしまった国がいくつもあって、予断を許しません。

ワクチン接種が済んでいても、なお感染のリスク(ブレークスルー感染)もあるわけで、諸外国の例を見聞きするにつけ、やはりそこは個々人の基本的感染対策のレベルが物を言うのだと思います。
その点、日本は、日本人は、うまく切り抜けて来ていると言えるのじゃないでしょうか。

でも、ここで油断してはいけないのですね。
今盛んに警告されている第6波の到来を未然に防ぐためには、もうしばらくの間個々人の基本的感染対策は継続していた方が良いと思います。
その上で、行動の自粛や制限は、少しずつ解除して行っても良いのではないでしょうか。

福島県では、今日まで8日連続で新規感染者0が続いています。
この流れを確実なものにしたいですね。
そうなれば、より多くの方が安心して来県されると思います。

経済も回して行かないと生活が破綻してしまいますから、広く世界の状況を見つつ自分の足元だけは救われないように、慎重且つ大胆に。

一週ごとに寒く

秋も終わりの今頃は、一週ごとに寒くなって行きます。
先週よりは今週、今週よりは来週といった具合に。
予報では、来週は一段と強い寒気が南下して来るので、平地でも降雪の可能性があるそうです。

もうそろそろ雪も近いと思っていましたが、サッと一回降られるまでは、何となくも覚悟が決まらないと言うか落ち着かない気分なのですね。
雪囲いもまだまだ途中ですし・・・。

で、今日は、もうこれが最後かも知れないという穏やかな小春日和でした。
外回りの仕事も少しは出来ましたが、明日のパン焼きの仕込みなど定休日明け営業再開に向けての仕事がメインですから、ちよっと恨めしい気分も・・・。

まあでも、パン屋はパンを焼かなくては始まりませんから、しっかり気合を入れて準備を整えています。

収穫の恵みパンセットもご注文が入っています。
おかげさまで、残りあとわずかとなりました。

その中で、最近皆さまからご注目いただいているのが、プンパニッケルです。
ライ麦100%でやや酸味のある特徴的な風味が持ち味です。
この風味にはまる方が、少なからずいらっしゃるようです。

食工房的には、何と言っても自前の材料だけでつくれる自給自足のパンですから、それがまず一番の大きな喜びなのですね。
明日も、10本分の材料を仕込んでいます。

その他、いつもの定番品13品目もご用意して、皆さまのご来店をお待ちいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

PCメンテナンス

今や無くてはならない道具となったPC(パソコン)ですが、どんな機械もそうであるように、永久不変完璧に動くものではありません。
高度な電子機器であるPCは、それこそものすごく複雑な構成により出来上がっています。

その部分品の中には、比較的短期間で消耗するものもあります。
デジタルデータは永久不変に保存可能なはずですが、それを記憶している媒体が永久不変ではないので、複数の媒体に記憶させたり、一定期間ごとに新しい媒体に移し替えるなどの方法を取らなくてはなりません。

で、その筆頭がハードディスクです。
これが不調を来たすと、PCの動作そのものが不能となりますから大変です。

しかし、それほど重要な部品の割には意外に寿命が短く、すでにその前から小さな不調を訴えます。
それに気がついたら、頃合いを見て機能不全に陥る前に交換しなくてはなりません。
だいたい2、3年くらいのスパンです。

家には、業務で使用するPCが2台あっていずれもデスクトップ型と言われる大きなガタイの本体とディスプレー、キーボード等、全ての構成物はバラバラです。
ですから、ハードディスクの交換も、比較的簡単に出来ます。

ただ、中に入っているデータを移し変えるのは結構大変です。
特に、OSを含むシステムデータの移行は、以前ご紹介したことのある専用機器または専用のアプリケーションに頼らざるを得ません。

今回は、M.2 NVMe SSDというチューインガム1枚と同じくらいのサイズのメモリー(これがハードディスクの代わりで、容量も1TBもある。)でしたから、私が持っていた機器では対応出来ず、専用アプリケーションを購入して臨みました。

件のPCには、このメモリーが2枚装着出来るようになっており、最初から入っていた1枚に新しい1枚を追加して、この2つの間でクローン作成を行いました。
使用したアプリケーションは、EaseUS Todo Backup というもので、1年間のサブスクリプションで3,590円です。

作業は、まずWindowsが立ち上がっている状態でEaseUS Todo Backupを起動します。

設定メニューの中からクローン作成を選びます。

ソースディスク、ターゲットディスクを順に選択し、必要に応じて細かい指定をしてスタートボタンをクリックします。

あとは、完了まで15分ほど待っているだけです。

完了のメッセージが出たら画面を閉じ、一旦PCをシャットダウンします。

その後再び電源を入れPCを起動させます。

メーカーロゴが出たら、Windowsが起動する前にF2キーを連打してUEFI画面にアクセスします。

Boot Menuを選択し、起動ディスクを新しいディスクに指定して設定を保存し画面を閉じます。

PCは自動的に再起動します。
Windowsが立ち上がったら、エクスプローラーでPCのCディスクのプロパティーを見て、新しいディスクから起動していることを確認します。

とまあ、こんなことも自分でやるものですから、時間がいくらあっても足りなくなるのは道理ですね。
これもまた私流の生き方なので、仕方ありません。

あぁ、写真とか撮っておけば、もっと興味を持っていただけたかも知れませんね。
今回、ちょっと備忘録ということで、どうもあいすみません。

どうやら、明日も休日返上に

毎度申し上げて恐縮ですが、食工房は、明日と明後日は定休日休業となっております。
店は閉まっておりますので、お間違えのございませんように、よろしくお願いいたします。

で、私どもは、先週に引き続き休日返上で食工房の仕事をします。
かぼちゃあんぱん用にかぼちゃの餡加工と今日のうちに出来なかったシュトレンの袋詰め作業を、多分午前中いっぱいくらいかかってやることになると思います。
後片付けまで入れると、結局大方一日かかるかも知れません。

せっかくの休みに、どこかに出かけたりとか、そういう楽しみはないわけですが、まあそんなに失望しているわけでもありません。

娘たちは大変かもしれません。
でも、本心はどうだか分かりませんが、気持ち良く付き合ってくれています。
おいしいパンやお菓子が焼けさえすれば、と言いながら。

本当の豊かさ

近所のおばあちゃんたちから、野菜をいただくことがよくあります。
今頃なら、白菜と大根、カブにネギなどです。
もちろん我が家でも、大根も白菜も植えています。
でもおばあちゃん曰く、「いっぱい出来て始末に困るから、良かったら食べてくなんしょ。」と。
大根と白菜は、保存して置いて冬の間ずっと食べられますので、ありがたくいただきます。

それにしても、そんなに沢山あるなら売ればいいのにと思いますが、市場に出荷するほどの量があるわけでは無く、自分で売るにしても手だてがありません。

そしてまた曰く「おらぁ、野菜なんの買ったことねえから、値段も何も分かんねぇ!」と。

そうなんです、野菜だけじゃありません。
お米も豆も芋も、口に入るものはほとんど自分でつくるか、山から採って来るかして間に合っているのです。
そして、漬物も味噌も自分でつくります。
つい先日も、大根漬けをいただいばかりです。
また昨日は、息子さんが山で採って来たという天然なめこ(なめ茸)をいただきました。

そうかと思うと、このあたりの農家さんは、皆さん自分で作付けした蕎麦を自家製粉して、自分で手打ち蕎麦を打ったりするのですね。
本業の蕎麦屋さんもびっくりの腕前、そば粉100%でつなぎは使いません。
私も、このうまい蕎麦を、もう何度もご相伴に与っています。

自給自足なんていう前からすでに自給自足なのですね。
そして、どれもこれもがハイクォリティー!
「本当の豊かさ」って、こういうことを指して言うのですよね。

ちなみに、我が家では麦ですね。
これが、パンになりお菓子になり稼ぎにもなりますが、ご近所の方々に日頃のご恩返しに番外メニューのお菓子を焼いて振る舞ったりして、皆さんのお仲間に入れていただいています。

次は、雪囲い

農作業も一段落し、シュトレンの製造も始まりました。
食工房の仕事に、どんどん集中出来る季節です。

ただし、一つだけしなくてはならない外作業があります。
それが、雪囲いの設置です。
それに合わせて、雪に埋もれてしまっては困るものなどを片付けたり移動したり、合わせて数日間は必要です。

冷たい雨が降る中では作業出来ませんから、うまい具合に晴れ間をつかんで進めます。
今度の冬の雪の降り出しはいつ頃になるだろう・・・と、お天気のことも気にしています。

で、明日は、朝まで雨のようですが、日中は曇りから晴れへと回復して行くようですね。
いい流れです。
ご来店いただくにも、お天気は影響しますからね。

そうそう、明日も栗のパイを焼くそうですよ。
この件では、下の娘ががんばっています。
「まだ栗ペーストがあったんだ!?」
「まだまだいっぱいあるよ!」

多分、大きな栗の木をお持ちのご近所の方から「好きなだけ拾っていいよ!」と言われて、数十キログラムは集めたようですね。
それを、いろいろ加工して、渋皮煮、甘煮、そして栗ペーストにしたらしいです。
そう言えば、栗のまま食卓に上ったことが無かったような・・・。

いや、頼もしい娘たちです。

ちなみに、栗のパイは、午後になってから焼きます。
おやつの時間には間に合うでしょうか。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

明日も、おいしいパンを焼きますよ

スペルト小麦

スペルト小麦丸
スペルト小麦全粒粉50%で焼いてみました。
普通小麦のものと見た目はほとんど違いがありませんが、風味は違います。


かぼちゃあんぱん

クリイミィなかぼちゃのあん(フィリング)は、シナモンとカルダモンを効かせてあります。

昨日、今日、二日間の定休日を挟み、明日はまた営業日です。
明日も、おいしいパンを焼こうと、張り切って支度をしています。

最近は、酵母の発酵のコントロールが正確になって安定していること、そして今年の麦の出来が良かったこともあり、自分で言うのも何ですが、毎日の食事に自分で焼いたパンが食べられることを、心の底から幸せだと感じています。

ごく最近のおすすめは、スペルト小麦のパン「スペルト小麦丸」です。

スペルト小麦の風味は、本当に感動的です。
お米で言えば、香り米のような感じでしょうか。
とにかく印象に残ります。

それからもう一つ、かぼちゃあんぱんですね。
かぼちゃと言う素材の持つ、ちょっとあか抜けない野暮ったいイメージが先に立って、初めての方はたいてい首をかしげるのですが、一度口にされた途端、がらりとお顔の表情が変わり「おいしい!!」と驚きの笑顔になる、そんな光景を何度も何度も目の当たりにして来ました。
もはや食工房の自信作です。

もしまだ召し上がったことの無い方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひお試しください。

この二つ、いずれも午後からの焼き上がりになります。

よろしくお願いいたします。

明日は、皆さまのご来店を、心よりお待ちいたしております。

冬の到来を告げる時雨降る

昨夜から今朝にかけて、生暖かく湿った南風が吹き時折雨も降っていました。

明けて今日は風向きが変わり、西寄りの強い風に乗ってザザーッと冷たい雨が吹っかけて来ました。
これが真冬の頃なら、吹雪なのでしょうね。
お天気は目まぐるしく変わり、時折雲間から日の光が差す瞬間もありました。

夕方、冷たい風と時折落ちて来る雨粒の中を外に出て見ました。
これからやって来る冬の一瞬前の、小休止みたいな時間を感じました。

このひんやりとしてたっぷり湿り気を含んだ空気と静寂は、今人生の黄昏時を過ごしている私にとっては、死までにはこうした静かなひと時が何度かあるから、その度に少しずつ旅支度をするようにと言われているような気になります。

小春日和もいいけれど、やがてそれも過ぎ去り必ず冬はやって来ます。
でも、時雨降る黄昏時に、より深い安堵の感情が湧くことを、この歳になって知りました。
歳をとることも、また喜びだと。

明日と明後日は定休日です

食工房の営業の一週間が終わり、明日と明後日は定休日です。

一方、私たちは、休日返上で製造仕事をすることになっています。

というのは、お天気の流れで明日は雨模様、今年最後の畑仕事が出来そうもなくなったため、今日の晴天を活用しない手はないと決断し、シュトレンの仕上げ仕事を朝と日没後に振り分けて行い、日中を農作業に割り当てることにしました。

かぼちゃあんぱん用のかぼちゃや柚子きんとん丸用のさつまいもなどを収穫した圃場の後片付けが、実はまだ終わっていませんでした。
草ぼうぼうになってしまった圃場をきれいにして、一度耕耘して来春まで休ませる、その作業を今日終わらせることが出来ました。

これで今年の農作業は、すべて終了です。
素直に、嬉しいです。

明日は、クッキーを焼きます。

今年のシュトレン、グレードアップしたかも

今日は朝から一日、シュトレンの製造に時間を費やしました。

それで、生地の発酵のプロセスなのですが、最近のパン焼きで実行している低温長時間発酵をシュトレンでも試しました。

ポイントは、最後にオーブンに入れるまで、バターが溶け出さない温度で管理することです。
思惑通り、これはうまく行きました。

オーブンで焼いている時に立ち上がって来る香りが、はっきり分かるくらい今までよりもいいのですね。
まだ試食はしていませんが、味覚的にも違いが出るだろうと思っています。

尤も、これまでにもいろいろ突き詰めて少しずつでも向上して来ましたから、今回もごくわずかの進歩かも知れませんが。
後日、試食したら、またご報告に及びます。

いずれ店頭にて試食もしていただけるようになりますので、どうぞお楽しみに。
皆さまのご注文。ご用命をお待ちしております。