ナナオが生きていたら・・・

今日、12月23日は、放浪の詩人ナナオサカキの命日です。

と言っても、ご存じない方がほとんどだと思います。
今から半世紀も前の頃、世界中を放浪して詩を残したナナオサカキですが、世に知られることはほとんどありませんでした。

当時、少数のヒッピーと呼ばれる人たちの間でカリスマ的存在だった、本人もまたヒッピーだった、それがナナオサカキです。

自然回帰や宇宙的な考えが中心にあり、詩はそうしたものがテーマになっています。
私のこのブログでも、何篇か紹介したことがありますので、覚えている方がいるかも知れませんね。

で、今ナナオが生きていたら・・・と思ったのは、昨今の獣害に悩まされる状況についてのことです。

北海道でもロッキーの山懐でも、所かまわず縦横に歩き回ったナナオですから、熊のことも鹿のことも良く知っていたに違いありません、
そう言う話は、実はあまりしたことはありませんが、「崖を上って辿り着いた先の岩に手を掛けたら、それが熊の尻で、熊も驚いて逃げて行った。」と、一度だけですが獣の話題でした。

何事も自然の中にあることを良しとし、自然の計らいのままに生きることを良しとして来たナナオに、もっと狩猟の話や獣のことを聞いて置けば良かった・・・と思っています。

動物愛護の考え方についても、何と言うだろうかと。