お菓子づくりに精を出す

食工房の主力商品は何と言ってもパンですが、それに劣らず売り上げを占めているのは、クッキーやケーキなどのお菓子です。
パンと同様に、オーブンで焼くという手法を用いるので、どこのパン屋も兼業でお菓子を焼いて販売します。

食工房も、食べる楽しみにさらに華を添えるお菓子は、大切な商品と位置付けています。
と言うか、食べて楽しく造るのはもっと楽しいお菓子づくりには、自分でいうのも何ですが沢山のアイディアとレシピとノウハウを持っています。

そんな中、食工房の焼き菓子に共通の特長が一つあります。
それは、スパイスを使いこなしていることです。

現在18品目の焼き菓子の中で、スパイスを入れないものは3品目だけです。
それ以外は、全部異なるスパイシングを施しています。

明確に香りを演出するもの、ほとんどそれと分からない隠し味として使われているもの、それぞれの持ち味を楽しんでいただく趣向です。

しかしながら、商品名にスパイスの名を冠しているのは、唯一「ジンジャークッキー」のみです。
さすがにこれは生姜の風味だと想像が付きます。

でも、それ以外は、想像が付くものはありません。
どれも皆、素材の持ち味とそれを生かすスパイスの香りとのハーモニーとして完成されるものですので、どの品目にも食工房の気風みたいものを感じ取っていただけると思います。

自家焙煎コーヒー豆に止まらず、ここにも食工房テイストが存在しているということになります。

とは言え、ここしばらくの間、思うように焼き菓子づくりに手が出せずにいました。
年末のシュトレンシーズンが終わって閑散期の今、やっとお菓子づくりに時間を回せることになりました。

スコーン、ナッツクッキー、コーヒークッキー、ココアケーキ、明日は、一日でこれだけのものをつくります。

商品棚をにぎやかにして、皆さまのご来店、お待ちしております。