東ティモール レテフォホから新豆入荷

食工房

東ティモール レテフォホ ティピカ ウォッシュド


久しぶりにコーヒーのお話です。
以前、ご好評をいただいた東ティモールのコーヒー豆、その後しばらくの間、あの時と同じキャラクターの豆が出て来ませんでした。
しばらくの間あきらめていましたが、今回久しぶりに仕入れて見ました。
当たりか外れか賭けの部分もありましたが、結果は当たりでした。

何と言っても、ここのコーヒーは独特の香りの良さが売りです。
豆の品種はティピカで、例えばボリビアのコパカバーナも同じ品種なのですが、キャラクターは全く違っています。

これは、脱果精製と乾燥のプロセスが違うからです。
今回入荷した豆は、ウォッシュドと紹介されていますが、プロモーションビデオを見ると、正確にはパルプドナチュラルに近いプロセスを取っているように見えます。

また乾燥は、アフリカンベッドと呼ばれる棚に上げ、直射日光を避けながらある程度時間をかけて自然乾燥させています。
この工程が、独特の甘い香りあるいは柑橘系の香りを生み出すのに一役買っていることは間違いありません。

また、東ティモールのこの地区レテフォホでは、コーヒー栽培が始まって以来ずっと無農薬有機栽培を続けて来ており、日本国内でも有機JAS認証を取得しています。
風味の点でも、有機栽培という点でも、そしてフェアトレードという点でも、申し分のないクォリティーの高いコーヒー豆です。

このコーヒーの風味を表現するとしたら、まずココアかチョコレートを連想させるような味わい、口に含んだ瞬間に広がる香りは柑橘系、例えばオレンジ、あるいはレモン、否、私の郷里の名産文旦の香りにも似ています。
そしてさわやか酸味とスムーズな口当たりが特長。

食工房では、このコーヒー豆をミディアムローストで皆さまに提供いたします。
価格も、600円/100g と、大変リーズナブルです。
ぜひご賞味ください。