いずれ値上げをお願いすることになります

ウクライナでの戦争が長引くにつれ、世界中に経済的影響が出ています。
中でもパン屋に関わりの深いのは、ウクライナからの小麦の積み出しが出来なくなっているせいで国際的な穀物価格相場が高騰していることです。
日本国内でも、製パン各社が値上げに踏み切っています。

食工房は、国産小麦のみ使用していますし一部は自給も出来ていますから、国際相場の直接的な影響は目下のところ受けていません。

それはいいのですが、光熱費の高騰がじわじわと効いて来ています。
電気料金、ガス料金、灯油代などエネルギーコストが、この一年くらいの間に10%以上上がっています。
そしてこれからも、さらに上昇することは避けられないようです。

正直に申し上げれば、パンの値段に占める小麦粉のコストはそれほど大きくはありません。
むしろ光熱費や包装資材費など諸経費の部分の方が、ずっと大きい割合を占めています。

少し落ち着いたら価格改定をお願いしようと、様子を見ていましたが、この先も止まることなく上昇し続けるのではないかと思えます。

いろいろ考えましたが、もうここらで値上げをお願いするしかないと思うようになりました。
ただ、どの程度の上げ幅になるのか、そこも難しいところなので、今月いっぱいくらい頭を悩ましてよく考えて、結論を出したいと思います。