久々に、クマ出没

獣害対策

前足跡 巾10cmほどです。


獣害対策

後足跡 長さ(つま先と踵)15cm
足跡が二つ重なっているので踵の位置が確認しづらい

当中島地区の中に、獣たちが通り道にしているスポットがいくつかあります。
その中で一番濃厚な地点に、トレイルカメラ(自動撮影監視カメラ)を常設してあります。

かれこれ3年くらいにもなりますが、これまでに確認されたのは、クマ、イノシシ、カモシカ、サル、キツネ、タヌキです。
ハクビシンやアナグマなどもいるのですが、どういうわけかこの地点に姿を見せたことがありません。

で、6月に2度クマが現れて、その時のことは記事にしています。<参照>
しかしそれ以後、クマは姿を現しませんでした。

大体が、この一帯から遠ざかっていたかも知れません。
電気柵の効果もあったでしょう。

そして先日の水害で電気柵が無くなってから、獣たちがどのような動きをするものか、毎日カメラをチェックしていました。

意外にも、しばらくの間、何も姿を現しませんでした。
一週間くらい経って、最初にやって来たのはキツネでした。
次にタヌキもやって来ました。
それからまた少し後になって、カモシカがやって来ました。
足跡もしっかり残っていましたので、間違いありません。

そして昨日の早朝未明、久々にクマが現れました。
6月の時とは別の個体のようです。
明らかに大きさが違います。

残っていた足跡があり、計測した結果、前足の幅が10cm、後ろ足の長さが15cmでした。
体長1mかそこらだと思われます。
見たところ丸々と太っていて、餌が少ないと言われる夏場でも食うものに困っていない証拠ですね。
一体何を食っているのだろう?

川に向かって下りて行ったことは、映像を見て判断出来るのですが、その前にどこからやって来たのか?それが大いに気がかりですね。
周辺を入念に調べて回りましたが、クマが歩いた痕跡は見つけることが出来ませんでした。

早速、これらの情報を住民課の獣害担当の方に報告しておきました。
これから対応を検討するとのこと、撮影画像ではありますが一応目撃情報として対応してくださるようです。

それにしても、このトレイルカメラが無かったら、誰も知らないうちに付近にクマが出没していたことになります。
そうして何の手も打たれないまま時間が経過すれば、やがては人の前に現れる事件が起きることになります。

周辺の地区も含めて、トレイルカメラで常時監視しているのは、この私だけのようで他に話を聞いたことがありません。
でも、やった方がいいですよね。
獣害対策は、いかに相手の動きに先んじて手を打てるかが肝ですから。
結局、狩猟の心得と同じなのですね。

出来ればもう1ヶ所か2ヶ所カメラを増やしたいところですが、お金も手間もかかることですから、誰か別の方にもその気になってもらいたいと思っています。