日別アーカイブ: 2022年8月4日

豪雨の被害

中島

ここから集中的に越水したようです。


中島

左端一部が、ライ麦を作付けしていた中島第2圃場、そこから右側がスペルト小麦を作付けしていた中島第3圃場
20~30cmの厚みで土砂に覆われています。


中島

いつも小豆を植えてくださっているおばあちゃんの畑も、目を覆いたくなる惨状です。


中島

堤防が大きく損壊しています。
基礎は残っていますが、盛土の部分は崩落して無くなっています。
あとちょっとで決壊でした。


中島

電柵通りのはずでしたが、一本の電線も支柱も見えません。
すべて水に流されてしまいました。


中島

辛うじて残った電気柵本体2号機
電線の一部が後ろの水田の中に引っ張り込まれています。


中島

ゲートクリップのバネがめちゃくちゃに引き延ばされて散らばっていました。

昨日から今朝にかけての豪雨は、全く凄まじいものでした。
私の出身地土佐の高知ではそう珍しくもない降り方なのですが、東北ではちょっとあり得ない雨量でした。

幸い、わが家の自宅と店舗作業場については、高台の上という地の利もあって水の害に遭うことはありませんでした。
何と、いつも通り3時起床で通常通りパンを焼いて、ご注文先に出荷完了しました。

しかしその一方で、川に近い圃場周辺は大きな害を被りました。
川の水が堤防を越えて流れ込み、圃場に大量の土砂を流し込みました。

圃場の周囲に小屋を建てて農機具などを収納していた農家さんは、それらすべてを濁流に押し流されて跡形もなくなってしまいました。

言うに及ばず、電気柵も大方濁流に呑まれて引きちぎられてしまいした。
幸い本体だけは無事でしたが。

午後水位が下がって来ましたので、被害を確かめるためにパトロールをしたところ、川の堤防の一部が損壊している箇所も見つかりました。
また越水した箇所では、土手上の道路が通行不能の状態になっています。

流れ込んだ土砂も凄いですが、さらに悩みの種が流木です。
大きなもの小さなものが無数あって、中には直径が40~50cm、長さ2m以上もある重機が無ければ動かせないようなものもあちこちに。

これで秋の種まきまでに圃場を整備出来るのか、今はちょっと考えたくありません。
やれるだけはやりますが。

しかしそれにしても、麦の収穫だけは終わっていましたから、これは良かったです。

ま、先のことはこれから少しずつ考えます。
先ずは、一休みです。