ライ小麦Ⅱ、製パンテスト

食工房の試験栽培区では、現在小麦、ライ小麦合わせて4種類を栽培更新し続けています。

その中で、特別収量の多いライ小麦があり、今年は僅か30㎡足らずの面積で20kg以上(一反10aあたり約700kg)を収穫しています。
雪国における越冬耐性も優れており、また短稈でもあることから倒伏のリスクもなく、収穫作業も効率よく進みます。

収量に関して、あまりの効率の良さに飼料用かも知れないと疑いましたが、とにかく食味テストをしてみようということになり、機会を待っていました。

涼しくなって食欲も増し舌先も敏感になって来ましたから、明日のパン焼きで試作第一弾を焼くことにしました。
パンのスタイルとしては、小麦丸のレシピを踏襲しライ小麦全粒粉50%で試してみます。

もし、風味食感ともに悪くなければ、これほどの多収を実現出来る品種は珍しいですから、来年から一定量作付けすることになるでしょう。

明日ご来店のお客さまには、試食の機会がございます。
どうぞお楽しみにお出でください。