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紙版 飯豊の空の下から・・・ №77公開

飯豊の空の下から・・・

通信の編集が終わり、pdfファイルを公開しました。
多くの方にご覧いただければ幸いです。

印刷も注文済みです。
インターネットをご覧にならない方のために、郵便でお送りしたり店頭で配布したり、あとは取引先の業者さん店頭にも置いてもらいます。

昨日あたりから少し気温が上がって、週末のお天気は微妙ですが寒くはないかも知れません。
来週に入ればさらに気温も上がって晴れ間も多くなり、やっと春らしい陽気になりそうです。

明日もまたパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

通信編集にとりかかっています

そろそろ「紙版 飯豊の空の下から・・・ 」を出さないと、いろいろお知らせすべきことも溜まって来ています。

明日と明後日は定休日ですので、その間に進めようと思っています。
明日はお天気も良くないようですし、外仕事が出来ないならかえって集中出来るかも知れません。

好きな音楽など流しながら、デスクワークです。
個人事業主なので、そういう好き放題な事も可能です。

案外これが、ストレスの溜まらない理由かも知れません。
休みの日にどこにも行けずにクサるなんてことは、私にはありませんから。

モード切り替え

生業のパン屋、そして農業、一方獣害対策、そして集落の役務、毎日これらいくつかのモードを切り替えながら生活しています。

今日のメインは、明日からの営業再開に備えて仕込み仕事です。

それでも午前中はコーヒー焙煎、それからトレイルカメラのチェックに回り、あと電気柵の本体のメンテナンスもやりました。
それから仕込み作業に取りかかって、今その途中の時間待ち休憩中です。

この間に、Youtubeでウクライナの戦況に関する情報(毎日)をウォッチします。
その他一日の中では、食事が3回、お茶の時間が1回、まあこうして見ると、すき間はぼありません。
本当にどう使ってもいい時間は、無いに等しいですね。

こんなんで煮詰まらないのかと思われるかも知れません。
まあでも、それはありませんね。

というのも、一つ一つすべてを自分の意志で選択しているからかも知れません。
別な見方をすれば、やりたいようにやっているだけのことなのです。
煮詰まらないのは道理!とご理解ください。

さてそろそろ夕食のお時間です。
その後、酵母種の最終調製して、本日の業務終了です。

シカ、現る

獣害対策

まだ明るさが残る18:00直前、4頭のメスがやって来ました。



シカは好奇心旺盛のようです。
ほとんど用心もなくカメラに接触しに近づきますね。
罠にかけるのは、案外簡単かも知れません。
獣害対策

メスが現れて15分後、後を追うようにオスが通過して行きました。



まだ昨年の角が落ちていませんね。
間もなく落ちるのでしょうか。
獣害対策

画像クリックで拡大表示します。

トレイルカメラに初めてニホンジカの姿が映りました。
それも、メスとオスの両方が相前後して現れました。
メスは4頭連れ立って現れ、その少し後に追いかけるようにオスがやって来ました。

シカは体高が高いせいもあって大きくみえますね。
実際、大型犬よりも大きいのではないでしょうか。

このまま放置すれば確実に数が増えて、サルの群れ並みにシカの姿を見ることになりそうです。
農作物も無事では済みません。

3段張りの電気柵では、飛び越えられる可能性が大です。
5段張りで最上段の高さが1.5mは必要です。

一昨年、イノシシとクマ対策用に設置した電気柵ですが、シカに対応するためには支柱はすべて取替える必要があります。
その費用もまた数十万円かかります。

そうまでして農作物を守って引き合うのか?と言われれば、「いいえ・・・」というしかありません。
でも、経済的合理性だけではないのですよ。
私が麦を作るのも、まわりの農家の方が米や野菜を作るのも、そうすることによって自分たちの生活全体が守られるという側面があるからです。

何度か申し上げたと思いますが、獣たちを相手にしての生活の安全保障上の問題なのです。
こういう場所に暮らす以上、避けて通れない課題です。
何とかしなければなりません。

もちろん、駆除することも並行しなければなりません。
でもそちらは、行政主導で猟友会の方々の尽力にお任せすることになります。
私たちに出来ることは、防衛と情報提供です。

今日は早速、画像と映像を収めたUSBメモリーを、役場の獣害対策担当者にお渡しして来ました。
近所の猟友会のメンバーの方にも、プリントした画像を渡しておきました。
近々、駆除に向けて動いてくださるでしょう。

私も、今日から、電気柵のライン変更を計画して、そのための下ごしらえを開始しました。

新任会計決まらず

当集落の先日の総会では役員改選が行われ、新区長と監事2名が決まりました。
それ以外の役員については、新区長が委嘱することになっているのですが、早速新区長さんが4月からの新体制に向けて人選を進めています。

ところが、区長の次に重い役職である会計役を引き受けてくださる人がおらず、難渋している模様です。
現職の私に続投の声もかけられたのですが、ここは丁重にお断りしました。

しかし新任の会計が決まらないと、私の方も引き継ぎ作業が出来ませんので困っています。 
高知行きは、残念ながら断念せざるを得ません。

もし、新年度切り替えの4月1日までに決まらないと、4月になってすぐに臨時総会を招集して、その場で新会計を決めなくてはなりません。
それまでの間、暫定的に私が業務を行うことになります。

否、多分、こんなことは、集落始まって以来初めてのことでしょう。
年々人口減少の只中にある我が集落ですから、運営に関しても今後難しい局面が度々訪れることになるのでしょうが、早々にこの事態です。

さて、食工房は明日と明後日の2日間、定休日となっております。

本当は、明日にも高知に出発!と目論んでいたのですが、何となく切符を買わないで置いて良かったというのが何とも皮肉です。

明日は、お天気もパッとしないし、ゆっくり休みます。

明日からまた冬に逆戻り!?

昨日今日は暖かく過ごしやすかったのですが、明日からまた冬に逆戻りするようです。
雪の予報も出ています。
気温の乱高下で、身体がついて行くのもちょっと大変です。

しかしこれを植物の側から見ると、少し事情が異なります。
こうして寒さが戻って春に向かう動きにブレーキがかかることには、実は大きな意味があります。

暖かい日が続いて、例年になく早い開花を迎えると、種によってはその後に遅霜が襲った時に、果実や延びかけた枝葉が致命的なダメージを受ける可能性があります。
影響を受けやすいりんごや梨などのフルーツ農家さんは、寒さの戻りに内心ほっとしているかも知れません。

私も農家の端くれになりましたので、これまでとは自然界に対する視点も変わりました。
まわりの山も川も、草木も、また鳥や獣たちの姿も、ただ風景として眺めることは、もはや私には出来ません。

でも、決して美しさに対する感動が失われたわけではありません。
プラス奥行をもって立体的に捉えられるようになったということです。

そういう感覚を持つことが出来た!それはもう言葉に出来ないくらい大きな喜びです。
田舎暮らしの醍醐味、真髄は、まさにそこにこそあると思う私です。

最後の大仕事

明日は、当集落の定例総会です。

会計役の私は、集落の会計の決算報告をして皆さまの承認をいただく手はずです。
そのための資料作りなどにここ2ヶ月近く、度々時間を取られました。

でも、それもこれが最後の仕事となりました。
これまで3期6年間勤めて来ましたが、やっと今期で交代していただけることに。

明日は、2時間近い会議になりますので、飲み物の用意も私の仕事です。
今日は、買い出しに行って来ました。

さてその明日が終われば、あとは新任の会計さんに引継ぎをして、私の全任務は終了です。
これで食工房の仕事に集中出来ます。

畑の方も、今年から作付け面積がまた増えることになると思いますので、まあ良いタイミングだと受け止めています。
ではでは。

何だか寒い日が続きます

今日も一日晴れ間は見えず、寒かったですね。
融け残った雪が凍って、カチカチになっていました。

しかし、鳥や獣たちは春を感じているのか、動きが活発になっています。
多くの生き物たちが繁殖期を迎える春ですからね。

それでちょっと面白いと言うか珍しい事が起きつつあります。
クマタカと思しき猛禽が、この付近に度々現れ、どうやら人家直近の木立の上に巣をかけようとしているみたいです。
そのせいで、カラスが追い払われて騒ぎになっている模様です。

クマタカを見たことは以前山暮らしをしていた頃に何度かあり、まず見間違うことは無いと思っています。
こんな人里周辺でクマタカが営巣行動するということは、きっと何か理由があるに違いないのです。

これは推測ですが、クマやサルなど木に上る大型の獣が生息域を広げている現状の下、鳥たちは大きいものから小さいものまで、すべて危機にさらされています。
ここ数年、家の周りに小鳥たちがやたらに増えてにぎやかになっているのですが、それはそうした脅威から逃れるために人間の側にいた方が安全だということを学習したからだと思っています。
もちろん、鳥たちは人間をよく見ています。
自分たちに害を及ぼさない人間を見分けてもいます。

で、クマタカが何らかの学習をして、人里周辺で営巣活動するようになったのだとしたら、これはもう動物学上の大事件でしょう。
でも、それはあり得る話だと私は思います。

なお今後も邪魔しないよう注意深く観察を続けます。

明日と明後日は定休日

ここ数日、冬に逆戻りしたような降雪の日々です。
とは言え、日が長くなって来ており、お天気の変わりやすさからも春の中の変化だと受け止めています。

今週は、悪天候の割にはご来店のお客さまも案外お見えになって、商品棚もすき間が多い状態で定休日前の今日を迎えました。

というわけで、明日と明後日の二日間、食工房は定休日休業です。

これからしばらくの間、3月17日(日)の定例総会が終わるまで、そしてその後役員の引継ぎ作業が終わるまで、忙しい日程です。

キャッシュレス決済の操作にも慣れなくてはなりませんので、トレーニングモードでレジの練習です。

それからまた27日には、農業委員会で今年の作付けについての聞き取り面談があり、出席しなくてはなりません。

うーん・・・、高知に行くタイミングが掴めるでしょうか。
微妙です。

足踏みする春

1月から2月にかけて、降雪も少なく暖かい日が度々あり、今年の春が速いことを窺わせていました。
実際、2月のうちに福寿草も咲きはじめ、小鳥たちのさえずりもにぎやかになりました。

ところが3月になった今日を含めて、数日前からこの先一週間くらい、お天気は雨または雪で気温も低めの予想です。

一方昨年の今頃は、根雪がしっかり残っていましたが、晴天で気持ちの良い日が続いていました。

このように、毎年毎年予測の付かないお天気模様になるので、作物を育てるのも一種賭け事みたいなところがありますね。
まあ、吉と出るか凶と出るか、収穫が終わって見るまで分かりません。

この背景には、地球温暖化があることは確かです。
それが人類によるCO2 排出が原因とする説には一概に同意しかねますが、今後地球環境が激動することは間違いないと思いますから、農業に携わる者はいっそう注意深くまわりの自然を観察していなくてはならないと思っています。

必ず対処への道は開けるはずと信じています。