未分類」カテゴリーアーカイブ

子どもたちが未来なんだってこと

ph_150517
風邪を拗らせたんだから、仕方がないのですが。
ゆっくり休んでいると、頭の中にいろいろな想いが去来します。

ぼんやりした頭で考えることですから何もまとまりはしませんが、孫たちが大人になる頃、どんな世の中だろう・・・と想像していました。
ああ、でも、それって、今小さい子どもたちがどんなふうに育っているのか・・・、それを見ればそのまま未来が見えているはずなんですね。
そうか・・・。

先日孫たちが遊びに来ていた時のことを思い出しました。
地べたにしゃがみ込んで何をしているのかと思ったら、ダンゴ虫をいじって遊んでいました。

あの湿気っぽくて日の当たらない場所をウヨウヨと這い回っている黒い虫です。
棒の先で突っつくと、くるっと団子のように丸まって固まってしまいます。
ちょっとするとまた動き出すので、また突っつくとまた固まります。
それが面白くて、何度も何度も突っついていました。

でもそのうち誰かが、「何か、かわいそう・・・・」と言い出して、止めてしまいました。
私は、密かに「ああ、良かった」と思いました。
こんな感性を、そのまま伸ばして行ってもらいたいな・・・。

おかげさまで、風邪もあと少しで治りそうです。

マイブログ中間報告・vol.27

「飯豊の空の下から・・・ 」というタイトルでブログを始めたのが2007年3月27日でしたから、かれこれ8年余りの月日が過ぎたことになります。

近頃は、ブログもすっかり下火になってしまい、後発のツィッターやフェイスブックを利用する人が多くなっているのですね。
それももう古いものになりつつあるとかで、次々新しいサービスが出て来ているとか。

否、正直なところ知らないのですよ、私。
パソコンのことはかなり詳しくなりましたが、ネットワーク上のサービスやコンテンツのことは全然です。
どちらかと言うと、パソコン使って何か作ることに興味が行ってしまうので、今一番の興味はAdbeのアプリケーションの使いこなしです。

・・・と申し上げれば、分かる人には、私のパソコンへの関わり方をお察しいただけることと思います。

ブログに話を戻しますが、ちょうど一年前の今頃、ブログの移行で大騒ぎしていたのですね。
で、結果的に一番ハードルの高いインストール型WordPressを選択することになって、まあ大変は大変でしたが、今となって見れば、一番良い選択だったと思っています。

ブログの本命は、何と言っても記事の内容にあるわけですが、文字の大きさや画像の配置や美しさなど読みやすくて見栄えの良い体裁のページを作ることも、もう一つの重要な要素です。

WordPressの場合、そのあたりはいじればいくらでも自由度と可能性があります。
ま、そうは言っても、限りある時間の中でやることですから、自ずと限界はあるのですが・・・。

それよりやはり、皆さまにご覧いただく価値のある中身を心がけることが、何より一番大切にしなくてはならないこと、これに尽きますね。

と言いつつ、気負わずにやります。
今後ともご贔屓に、お願いいたします。

ではでは。

明日が、本年最後のパン焼きです。

あっという間の、でもとても長かったような気もするこの一年も、あと一週間足らずとなりました。
食工房の営業は、明日と明後日の2日を残すのみとなりました。

明日は、本年最後のパンを焼きます。
全てのメニューではありませんが、大体揃えるつもりです。

シュトレンのお振舞いもあります。

皆さまのご来店をお待ちしております。

戦争で死ぬのは、人間だけではない

今日は8月6日、広島原爆の日でした。

一発の爆弾であれほど沢山の人が死んだのは、今の時代まで下っても、あれ以来ありません。
そして、あの戦争で世界中で、一体どれほどの人が死んだのか・・・。

広島と長崎に原爆投下という多大な犠牲を払って、やっと世界平和が実現したかに見えたのも束の間、その後の世界は全面戦争こそありませんが、ほとんど絶え間なくどこかで戦争が起こっています。
今も、パレスチナでウクライナで、多くの人の血が流されています。

私は、そうした戦争のことを知る度、想うことがあります。
爆弾が炸裂し銃弾が飛び交うそこは、草木があり虫や小鳥やネズミやモグラたち、沢山のイキモノたちが生きている場所だということ。
戦争で死ぬのは人間だけではないのですね。
名もなきイキモノたちが、何の前触れもなく何の謂れもなく、ずっとずっと沢山命を落としているはずです。
そしてもし、そんなことに想いが及ぶなら、戦争など起こらないだろうとも思います。

こうして人間が犯し続ける罪を、地球のお母さんはどこまで許してくれるでしょうか。

最後に、そんなことを思うきっかけをくれた、あの戦争に従軍した私の父が残した文章をご披露いたします。


クリン草

去年上関の姉の家から、株分けしてもらった桜草が見事に咲いた。
ピンクに白のふち取りのある花は可憐で、葉の色や形も花と釣り合って、春の喜びを語りかけるような風情である。

私は数年前まで、クリン草を桜草と思っていた。(クリン草も桜草の仲間だが)
私の生まれた上関鉱山の家の庭に、クリン草が一株あった。
人にもらったのか、母が山から取って来たものか解らないが、大きく株を張って、二段にも三段にも咲いた濃いピンクの花は、今でもはっきりと思い出すことが出来る。

満鉄に入社して三年目、通化(※)の鉄道守備隊へ入隊した。
二年兵になった五月末のある日、初年兵教育の假設敵となって、草原の台上に教育班と対峙していた。

満州の五月の草木は、芽もつぼみも一緒に出て、花と葉が一緒に開く。
むせるようなにほいのする草の上に伏せると、厳しい冬の寒さから解放されたうれしさ、二年兵になり久しぶりに野外に出た開放感で、踊り出したいほど心がはずんでいた。

ふと軽機関銃の銃口の向こうに、クリン草の一株を見つけた時の驚き!

色彩の全くない長い冬の、兵舎の生活に荒んだ目と心に、ピンクの花の色が迫って涙があふれた。

今日、火曜市へトマトの苗を買いに出かけたら、露店の草花屋にクリン草が数鉢ならんで咲いていて、思わず足を止めた。

子どもの頃庭に咲いていた花、大陸の台地の草原で巡り合ったクリン草、そのピンクの色のやさしさを、三度目にして私は立ちつくしていた。

※通化省(つうか-しょう)は、満州国にかつて存在した省。現在の吉林省東部、朝鮮民主主義人民共和国との国境地帯に相当する。

申し遅れましたが・・・

7月ももう半ばに差しかかっています。
申し遅れましたが、6月30日を以ってぷららのブログサービスが終了し、私の「飯豊の空の下から・・・」も消滅しました。
もちろん、新しいサイトに移行させましたので、過去記事は全てご覧いただけます。

ただ困ったことに、記事内で過去記事へリンクを付けてある場合、ほとんど修正が出来ておりませんので、エラー表示が出てページが表示されません。
極一部修正済みのものもあるのですが、本当に極一部ですのでご了解いただきたいと思います。

それから、私のブログにリンクしてくださっている方の中には、この終了したブログサイトにリンクしたままになっている方がいらっしゃいます。
もしお気づきになって、もう一度リンクしてくださるお気持ちがおありでしたら、修正をお願いしたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

その場合、新しい「飯豊の空の下から・・・」の方へお願いします。
アドレスは、https://shokuko.com/myblog/となっております。

なお「旧・飯豊の空の下から・・・」は、http://shokuko.com/iide/ でご覧いただけます。

ま、こんなブログをいつまで続けられるか分かりませんが(私も、いつかは死ぬ時がくるわけですから。)、これからもお付き合いいただければ幸甚に存じます。

霧来沢まで一っ走り、行って来ました。

今日はパン焼き仕事を3時までに片付けて、そのあと時間をもらって、先日皆さまにもご紹介した「霧来沢手づくり展」の会場にお邪魔して来ました。

実は昨日、友人で人形作家の阿部さんが、お泊りの方々の朝食用にとわざわざパンを買いに来てくださったのです。
その時、こちらからも差し入れをと思いつつ、配達に出かけていた私はすれ違ってしまいましたので、そのこともあってお顔を見に行くことにしました。
今回のイベントには、他にもお顔を知っている工人さんが2人来ていることも分かっていましたから、その方々のお顔も拝見したかったのです。

私が着いた時には、もう時間切れで片づけが始まっていたのですが、ごあいさつを交わした後、ちょっと写真も撮らせてもらったり、お話しを聞かせてもらったり、それからやっぱりパン屋も同じですが、モノづくりに携わる者同士の熱い語らいにしばし時間を忘れました。

知り合いの一人の皮工芸作家の五十嵐さんから、突然二万円もするバッグを、「これ、やるから、持って帰って。」と言われて、仰天した私。
「バゲット(フランスパンですね。)を入れるのをイメージして作ったんだ!」とのこと。
「じゃあ、本物のパンを入れて、店に展示させてもらうよ。お客さんに、このバッグのこと紹介するから。」
「ありがとうございます!お願いします。」
・・・で、双方納得。

どなたも、いい仕事する方ばかり。
損得抜きで、何と!長野や埼玉から参加の工人さんもいらっしゃいました。

楽器を作る方もいらして、ギターと同じように弾けると言われて、ちょっと触らせてもらいました。

あっという間に日が暮れかかって、これから宴会の準備が始まるというところで、私はお暇して来ました。

キリキザワ

このバッグをいただきました。
作家の五十嵐喜久男さんです。


キリキザワ

その他の作家さんのは、撮影許可をいただく暇もなかったし、すぐに暗くなって来ましたので、遠景で一枚のみ。
屋外に、この何倍かのスペースを取って、たくさんの作品が展示されています。


キリキザワ

金山町の友人阿部伸江さんの「手づくり工房・あるぼる」のブース


キリキザワ

阿部さんの新作
今までになかった作風。


キリキザワ

妖精の人形。
「工房あるぼる」阿部さんの本領ですね。


キリキザワ

南会津町の星さんのフェルトの人形たち
すごく小さいものも、すごく手が込んでいて、感心します。
食工房の店頭にも、いくつか飾ってあります。

このイベント、明日も、もう一日開催中です。
お時間のある方、ぜひお出かけください。

直ぐ近くの霧来沢にかかる吊り橋がなかなか面白いです。
車も通れるくらいの橋なのですが、踏面が格子になっていて、真下が透けて見えるというスリル満点の橋です。

霧来沢手づくり展

霧来沢手づくり展

画像クリックで拡大します。


霧来沢手づくり展

画像クリックで拡大します。

会津三島町の「工人まつり」はあまりにも有名ですが、こちら「霧来沢手づくり展」は、おとなりの会津金山町にて、小さいながらも心意気盛んな工人たちの展示会です。

食工房開業前からの古い友人で、妖精人形作家の阿部伸江さんも関わっておられ、先日チラシを持って来られました。
もっと早くにご紹介しようと思いながらつい遅れてしまったのですが、今度の週末、よろしかったら金山町へ。
奥会津の緑の中で、工人たちの素晴らしい作品をご覧になれます。

ご覧のチラシの絵は、今回参加の工人のお一人が描かれたものだそうですよ。
これを見ただけでも、イベントの中身が楽しみに想われます。

ところで「霧来沢」、これを何と読むと思われますか。
正解は、キリキザワです。

すぐ近くには、「風来沢」という沢もあるそうで、これを何と読むのか、阿部さんはご存じないそうです。
カゼキザワ?フウライサワ?・・・

何か愉快な響きですね。
ドコノモリの中にありそうな・・・。

時間が許せば、私も行ってみたい・・・。

プリンター故障!?サポートサービスの対応で事無きを得る

昨日は、荒れ模様のお天気でした。

昼頃、かみなりがゴロゴロ言い出したので、急いでパソコン関係の機器の電源を落としました。

その後復旧させた時、複数あるプリンターの一台が動かなくなっていました。
電源を抜いておいたのですから、雷にやられたわけはなし、それに他のプリンターはどれも皆正常に復帰したのです。

それでふと思い出したのは、そのプリンターだけは電源スイッチを切らずにいきなりコンセントからプラグを引き抜いたことでした。
やっぱりこういうのは良くなかったのかな・・・。
でも、いきなり停電ということだってあるのだし、こんなことぐらいで動かなくなったのでは困ると思って、いろいろ調べてみました。

今日になって、思いつくことを全て試してみましたが、それでも解決しません。
これはやっぱり本当に故障かも・・・と思って、サポートサービスに電話しました。

多分混み合って、なかなかつながらないだろうなと覚悟していましたが、意外にもあっさりと直通で担当とつながりました。
状況説明をして、それから電話でサポートを受けながら復旧作業を試しましたが、未解決。

あとは・・・、と説明を受けて電話を切る直前、「ちなみに・・・」と私が説明したことがきっかけになって、「それなら・・・」とまた付き合っていただきました。
結果、無事復旧しました。

参考になる方がいるかも知れませんので、要点を整理しておきます。

★プリンターは、LAN接続(有線)でした。
★パソコン側からアクセス出来ないことが、PINGテストで分かっていたので、ケーブルの断線なども疑ってみたが該当なし。
★電源を抜いた時、プリンターのLANボード側で、IPアドレスの設定が変わってしまったらしい。
★あるいは、LANボードの故障か・・・。
★リセットボタン操作でも解決せず。
★プリンターのIPアドレス設定を試したいが、プリンターにアクセス出来ない状態では、何ともならず。
★後で別な方法を試せることを説明されて、あわやサポート終了。
★ちなみにUSB接続だと正常に印刷出来ると説明したところ、そこから設定をいじれることを教えていただき、その場であっさり解決へ。

電話口で、思わず最敬礼で「ありがとうございます!」と大声の私でした。