そばの花

そばの花

よく見るそば畑の風景ではないでしょうか。


そばの花

なかなか難しいのが全景です。
結局、どのように見せたいのか、なのですが。


そばの花

各花に三本ずつ雌しべが出ているのが分かります。
もっと拡大すれば良かったかも・・・。


そばの花

黄色い中央部分が、濡れているように見えます。
画像精度を上げれば、もっとよく見えるかも知れません。

店の前の畑に、一面にそばの花が咲いています。

そばの花の咲く風景を愛でる人は、案外沢山いらっしゃるようですね。
この季節になると、いろいろなところで画像が見られます。

パン屋としては、これが6月の頃の麦秋だったらいいのだけれど・・・と思うこともありますが、初秋のソバの花の風景もまた悪くありません。

今日はお天気も良かったし、午前中、風の穏やかな瞬間もありましたので、カメラを持ち出してシャッターを切っていました。

そばの花をどう撮るかって、結構難しいですね。
どのように撮っても、それなりに絵になりますが、何か新たな感動が見つからないかと、思案するのがまた楽しみなのですね。

今日は、あの小さなソバの花を思い切りズームアップして撮って見たところ、思いがけない発見がありました。
そばの花の造りがとても凝っていて、おもしろいと思いました。

雄しべも雌しべも花弁も、皆半透明に透けていて、しかも光を反射して光るんですね。
花芯の部分には、蜜が染み出しているのでしょうか、濡れたように光って見えます。

そして白い花びらのまわりが、ハレーションを起こしているように見えます。
光って見えるように、小細工などしていないのですよ。

いやー、いいものを見せてもらったと、うれしい一時でした。

この後一週間か10日間くらいは、見ごろが続くと思います。

年寄りは、体を冷やすな

年を取ったら、体を冷やさないように注意しなくてはいけないと、聞いたことがあります。

私も早や六十代も後半に入り、確かにそうかも知れないと思うようになりました。
そうでなくても痩身の私は、冷えやすいのです。

逆に温まりやすいかどうかは微妙ですが、年を取ると一旦冷えた体はなかなか温まってくれないような気がします。
だから常々気を付けるようにしてはいるのですが、一方気温に対する感受性が鈍るということもあり得るので、温度計を見たり天気情報を見聞きして、頭で考えて判断しなければならないことも気に留めておかなくてはなりません。

で、昨日のことだったのですが、一昨日から昨日の朝にかけて寝ている間に体を冷やしてしまったらしく、おまけに風邪に感染もしていたらしく、朝から一気に具合が悪くなってしまいました。

こなさなくてはならない仕事がありましたので、何とか頑張って持ち堪えましたが、終わった途端立って居られず、すぐに床に就きました。
ところが、悪寒がするばかりで体が温まらず熱が出て来ないのですね。

しばらくの間本当に苦しくて進退窮まる感じでしたが、夕方頃になってやっと体が温まって来て、熱が出ているのが分かるようになるとしだいに楽になって来ました。

今日のパン焼きが出来るかどうか危ぶまれる状況で、娘たちに大方を任せることにしてとにかく休み続けました。
おかげさまで、その後は寝汗をかくくらいになり、一応3時起きして休み休みしながらではありましたが一通りの作業をこなし、その後また横になりました。

その甲斐あって、午後にはずっと起きていられるようになり、家のまわりの散歩コースを一周した後は、便通もありぐんと調子が良くなりました。
この間、喉の痛みや咳が出る瞬間もありましたので、風邪だったのでしょうね。

まだ汗をかくほど体を動かす気にはなれませんが、明日にはもっと良くなると思います。
とにもかくにも、体を冷やしてはいけないのだと思い知った昨日今日でした。

猿、続けて現れる!

今日も、猿出没でひと騒ぎありました。

パン焼き仕事を終えて一息入れていた時、集落内でたて続けに花火の鳴る音が聴こえて来ました。
昨日の場所かと思い駆け付けましたがさにあらず、少し離れた別な場所でした。

行ってみると、区長さんが花火の燃えガラを持って戻って来るのが見えました。
伺ってみると、40~50頭はいるのではないかと思える群れが、田んぼの外れの裏山で木を揺すって騒いでいたとのこと。
花火の音に驚いて一舜怯んだようだが、まだその辺にいるらしいと・・・。

近所の方2人も加わって4人で見ているうちに、猿が戻って来て木を揺らしてこちらを伺っている様子です。
そこで私も加勢して、3人で花火を打ち込みに猿のいる方に向かって行きました。
近づくまで気づかれないように、且つ足早に。

途中、見張り役の猿に気づかれましたが、構わずどんどん距離を詰めて、ロケット花火の射程に入ったところで、二発ほど発射。
ザワザワと騒ぐ様子が見えましたので、今度は追い払い用の爆音花火をたて続けに15~16発鳴らし、最後に威嚇のつもりで指笛を鳴らして合図を送りました。
ボス猿と思しき「ホウ、ホウ!」と呼ぶ声が聴こえた後、一斉に山の奥に向かって逃げて行きました。

これでニ三日は来ないだろうと思いましたが、そうは問屋が卸しませんでした。
わずか20分か30分しないうちに、再び猿が出て来たそうです。

花火の音が聴こえたのであるいは・・・と思いましたが、配達に出るところだったので駆け付けることが出来ず、あとで話を伺いました。
その騒ぎの後は、出て来ないようです。

猿に関しては、「いつでも、どこでも、何をしていても、必ず追い払う。」のが鉄則だそうで、それを根気強く繰り返すうちに、猿はそこを自分たちの縄張りには出来ないと悟るらしいですね。

幸いなことに我が集落では、意識の高まりがあるのと、日中でも対応出来る人が複数居るので、防御の維持が出来るかも知れません。

しかし、今日のそのあたりには猪もやって来ているらしく、田んぼが荒らされ始めていましたし、カモシカや日本鹿も出没しています。
決して油断は出来ません。


猿、現れる

今日の午前中、我が集落の外れに猿の群れが現れました。

以前にも現れたことがあった場所で、特に目新しい出来事ではないのですが、ここしばらく気配がなかったので、にわかに緊張が走りました。

幸運なことに、間近に居る方がロケット花火を打ち込んで追い払いましたので、私が応援に駆け付けた時はすでに猿の姿はありませんでした。
この方が積極的に対応してくださっているようなので、このエリアは防御を破られることはないと思います。

私の家の裏手も侵入路になる可能性がありますが、今のところ猿が近づいた気配はありません。
川の向こう側の辰ヶ原という地区も、日常的に警戒を怠らない方が居てくれますので安心です。

野生動物の害が深刻になったせいで、皆さんやっと本気になって来たみたいです。
いいことです。
今ならまだ間に合います。
その意味も、理解されているようです。

もはや、鳥獣保護に関する法律が変わらないことには、人の暮らしを守れないところに辿り着いてしまうことが避けられません。
そんなことに多くの人が気付くのは、一体何時のことになるのでしょうか。


地球の上で生きている

地球の上に土があって、畑になっていれば、そこには人がいるってことです。

今日は日中、畑で鍬を振るっていました。
とうもろこしを片付けたあとに、大根と小麦を蒔くために耕していました。

汗を拭き拭き、少しずつ少しずつ、土の感触を確かめながら、この地球の上に土があって作物が出来る事のありがたさを、しみじみと噛みしめていました。

全く、素晴らしい・・・。

どんなに賢いと言ったって、サルにはこの真似は出来ません。

だからどうだってことではありません。

ただただ、ありがたいなー・・・と思った次第。

晩ごはんがおいしかったです。

明日と明後日は定休日

今日は、クッキー4種類を焼きました。
ですが、一つを焦がしてしまい、実質3種類に・・・。
わずか数分の油断でした。

でもねぇ・・・。
こういうことって、たまーにですが、あるんですよね。

あー、くやしい!

尤も、そんなことではくじけません。
エイャッ!と仕切り直しして、その後はすべてうまく行きました。
臨時のコーヒー焙煎も、無事終了。

明日と明後日は、定休日です。

はい。
というところで、近頃こんなの聴いて元気を出しています。

久しぶりの晴天、ご来店感謝

今日は朝から晴れていました。
本当に久しぶりです。

でも、見上げる空は秋の空でした。
過ごしやすくて気持ちの良い一日ではありましたが。

この久しぶりの良いお天気の下、皆さんどこかへお出かけしたい気持ちに駆られたようです。
食工房にも、三々五々ご来店のお客さまがいらっしゃいました。

中には、「どこかへ行きたいね、そうだ!山都のパン屋さんに行こう!」と言って、わざわざ駆けつけてくださった方もいました。
うれしいやら、ありがたいやら・・・。

本日ご来店くださいました皆さま、まことにありがとうございました。
改めて、心よりお礼申し上げます。

こうして涼しくなって来たせいでしょうか、パンの売れ行きが少し上向いて来ました。
クッキーなどは、賞味期限が迫って売れ残るものも出始めていたところ、新しいロットを製造する意欲も湧いて来ました。

明日は、4種類のクッキーを焼く予定です。
その他、臨時のコーヒー焙煎も・・・。

忙しいのは、やっぱり結構なことだと、気合いを入れ直しています。

自家製粉で食パンに挑戦

食パン

一応角食に見えるくらいにはなりましたが、もう生地は発酵の限界を過ぎています。


地元産小麦

ピストーラ形に焼いたもの

地元山都町千咲原地区で収穫した南部小麦を、自家精麦、自家製粉そして篩にかけて得られた小麦粉を使って、食パン焼きに挑戦してみました。

以前、同様な農家さんが自前で製粉した粉を使って食パンを焼いてうまく行ったことを報告していますが、今回は小麦の品種が以前のゆきちからに代わって南部小麦です。

南部小麦は風味は大変よろしいのですが、グルテン度が少し低いので成形発酵の際、最後まで生地が持つかどうか、それを確かめる目的もありました。

今日は、生地をこねたばかりの時はイケそうな感じが濃かったのですが、成形発酵の段階で型いっぱいまで伸びきらず、あと一息でした。
少し余った生地を、ピストーラと同じ形に成形したものも焼きましたが、こちらは釜入れが若干早かったのか、膨らみが今一つで暴れてしまいました。

それで肝心の風味と食感ですが、ピストーラ形のものは、少し甘みのあるいかにも小麦らしい風味で文句なし、食感は釜入れが早過ぎたのでちょっと詰まった感じで歯ごたえあり過ぎ、食パンは生地がくたびれて酸味が出てしまい、食感も柔らかいもののコシが足りなくて今一つ・・・。

この次は、篩のかけ方をもう一工夫、生地の水分量を増やす、モルトパウダーを添加する、この3点を実行してさらに結果を見たいと考えています。
最終的には、きっとうまく行くと思っています。
地元産小麦100%で食パンを焼くという夢が実現するのを楽しみにがんばります。


大麦パン

大麦パンのクープが決まって来ました。
膨らみも食感も風味もOKです。


ピストーラ

ピストーラもクープがきれいに割れるようになりました。
今日のは、ちょっと暴れ気味です。

ライ麦ごはん

ライ麦ごはん

生の時に比べて、ごはんに炊くとおいしそうな色合いになりますね。

ここ数年来、お米以外の穀物や豆類をお米に混ぜてごはんに炊くのが流行っていますね。
その名も雑穀ごはんとか雑穀米などと呼ばれ、そのための材料も、実に沢山の種類が出回っています。

食工房でも、大麦(モチ麦)の丸粒を販売していますが、ライ麦もイケるんじゃないか・・・?と、ふと思いついて、今日それを試してみました。
軽く精麦機を通したライ麦粒を、白米に混ぜてごはんに炊いてみました。

ライ麦は皮を被っていて吸水に時間がかかると判断して、2時間ほど先に水につけておきました。
その後、白米と一緒に水加減して、炊飯器で炊きました。

食感は、思っていたほど硬くもなく、プチプチとした歯ごたえが楽しい好感の持てるものでした。

それより驚いたのは風味の方で、けっこうクセが強いのではないか・・・?と想像していましたが全くその逆で、大麦に比べてもクセのない素直な甘みのある食べやすい味わいでした。

あとは冷たくなった時にどんな風味と食感になるか・・・ですが、これはいいかも知れない!と思った次第。
近いうちに雑穀米の材料として、売り出そうと思っています。

パンだけでなく、ごはんでも食べられるライ麦!いいと思いませんか。
どうぞご期待ください。

スズメバチとハエ

およそどこに行ってもいるのがハエです。
自然の豊かな田舎に来ればなおのこと、何種類かのハエがいるのを確認出来ます。

食品を扱う仕事をしている者にとって、ハエは大敵です。
しかし、防ぐのはなかなか大変です。
真冬以外の季節、いつも頭を悩ませています。

一方、スズメバチと言えば、これも皆さまよくご存じだと思います。
刺されたら命に関わることもある恐ろしい昆虫・・・と思っている方も少なくないでしょう。

このスズメバチの食糧はと言うと、小さい虫全般です。
ハエは格好の餌になっています。
一匹のスズメバチが、一日に100匹以上のハエを捕まえて巣に運んでいることが知られています。

ちょっと話が脇に逸れますが、スズメバチは捕まえた虫を噛みほぐして肉団子にして巣に持って帰ります。
それを自分が食べるのではなく、巣の中にいる幼虫に与えます。
幼虫たちは成虫のスズメバチが運んで来た肉団子を食べて育つのです。
一方成虫は、幼虫が口から吐き出す液体を吸います。
実はこれが高カロリーの栄養源で、活動のためのエネルギーとなります。
専門的には、栄養交換と言うそうです。

真夏の活動期、どんどん巣が拡大して幼虫の数が増え続ける間、成虫たちは休みなく虫を獲り続けます。
近くにスズメバチの巣が一つあれば、あたりからハエが一匹もいなくなります。
これは本当の話しです。

昨年のこと、孫たちがやって来た時、たまたま微妙な位置にスズメバチの巣があり、これを駆除することになりました。
ハエのことを考えるとそのままにしておきたかったのですが、孫たちのうちの誰かが刺されでもしたら大変ですから、結局駆除することにしました。

ところがその後が大変でした。
巣が無くなった次の日から、家の中にハエが入って来るわ、入って来るわで大騒ぎになりました。
これほどはっきりと結果が出るとは、あらたか予想していた私でさえビックリでした。
息子も嫁さんも孫たちも、ハエにうんざりすると同時にスズメバチの果たしていた役割を思い知ったという次第。

さて今年は、ちょうど良い距離離れた場所に二箇所、スズメバチの巣を確認しています。
一つはキイロスズメバチでもう一つは小形スズメバチです。

たまに家のまわりを飛び回っているのを見かけますが、巣から離れているので危険ではありません。
そしてやはり・・・、ハエが少ないと言うか、ほとんどいません。

どんな殺虫剤より確実だし安全だし、これからますますハエが増える秋にかけて、スズメバチの方も数が増えますから、バランスが崩れることなくハエのいない状態が保たれます。
そしてハエだけではなく、害になるその他の虫も捕まえてくれているのです。

まことにありがたい自然の計らい、我が家ではスズメバチは神様扱いです。