ヒグラシ鳴く

暑かったですね。
猛暑でした。

麦刈りが進んでいるはずでしたが、農家さんの都合やら何やらで、順延また順延となり、明日になりそうです。
否、それにしても暑かった!

オーブンの電源を入れたくない・・・、と言うわけにも行きませんから、40℃超えになるのを承知でクッキーを焼いていました。

そして終わった後がまた大変。
熱くなったオーブンを冷ましておかないと、戸締りも出来ません。

夏は、いろいろな意味でパン屋泣かせです。
売り上げも落ちますし・・・。

でも!私個人的には、夏は大好きですよ!
暑いのも平気です。

そうそう!今日の夕方でしたが、今年初めて、ヒグラシの声を聴きました。
ヒグラシの声を聴くと、思い出すのは夏休みが始まる時のワクワク感です。

さあ、暑い夏よ、やって来い!

これから、自ビールの味見をします。
ではでは。

猿知恵との戦い

近年このあたりでは、熊や猿などの野生動物による農業被害が深刻です。

熊、猿のほか、カモシカ、鹿、猪もいます。
まだその他に小さいもの、穴熊やハクビシン、タヌキなどもいますが、彼らはまだしも対応が容易いので、大した問題ではありません。
大きなものはやはり脅威です。

そんな中で猿は、他の者たちとは違って、少しばかり知恵があるので、対応が難しいのですね。
また、群れで行動するので、一旦侵入を許してしまうと、沢山の個体を相手にしなくてはならなくなり、それだけでも大変です。

畑のじゃがいもの味を覚えた猿は、じゃがいもの葉が茂って来ると、すぐに引き抜いてしまいます。
下においしいイモがあると覚えているわけです。

でも、まだ早すぎてイモは出来ていません。
次々、全部引き抜いて、結局あきらめて他の場所に行ってしまいます。

しばらく待っていれば、やがてイモにありつけるということが分からない、だから猿智恵なのですね。
こうして、その場所のじゃがいもは、今年の収穫をあきらめざるを得ないことになります。

電気柵が効果があるというので、畑のまわりを囲ったところもあります。
ところが、どうやって発見したか分かりませんが、大きな板切れだか角材のようなものを持って来て柵の上に倒しかけ、その上を歩いて易々と中に入り、カボチャなどを抱えて運んで行くことがあったとか。
あるいは、柵の下を電線に触れずに潜り込める子猿に入らせて、中からかぼちゃを放り投げさせて、外にいる親猿たちが運んで行くこともあったそうです。

結局、こうした猿との攻防に敗れて、一部の圃場を耕作放棄せざるを得ない状況に追い込まれた集落があるのです。
そうなって来ると、いつまでも動物愛護だの鳥獣保護などとばかり言ってはいられません。

しかし、法律はそう簡単には変わりませんから、今の状況では、私たちは手も足も出すことが出来ず、成す術がありません。
被害届と有害獣駆除の申請を出して許可をもらって、狩猟免許を持っている猟友会の方にお願いして駆除ということになりますが、その間に畑の作物は無くなってしまいます。

否、実のところ、侵入を許してしまってからでは遅いのです。
如何にして入られないようにするか・・・、そこにこそ害獣対策のポイントがあります。

事、猿に関しては、犬を放し飼いするのが一番効果的なのだそうですが、今は放し飼いは禁止ですから、それは出来ない相談です。
特別に訓練した猿追い犬を、集落の方々の同意の下受け入れて、猿が出た時に放すという方法があるそうですが、犬の訓練や世話をする人の確保、近隣住人の同意獲得など、ハードルが高いのですね。

それより何より問題なのは、ほとんどの場合、被害が深刻になるまで本気で関心を持つ人がいないということです。
私としては、それでは拙いことが分かっている以上、何とかしたいと思っているわけで、辺りを刈り払って焚き火をしたり、時々花火を鳴らしたり、歩き回ったり、とにかく獣たちにサインを送ろうとしているわけです。
うまく伝わっているかどうか、今一つ確信はありませんが・・・。

もし家の近くや畑に猿が出没したらどうしましょう・・・?
ま、いろいろと考えてはいるのです。
熊と違って、一匹二匹くらいまでなら、戦えない相手ではないので・・・。
何はともあれ先ずは頭脳戦、猿と知恵比べです。

千咲原、渡辺圃場報告

ライ麦

ライ麦圃場全景
素晴らしい出来です。


南部小麦

一見、あまり成績が良くなさそうに見えるのですが、実はなかなかの豊作のようです。


ライ麦

この圃場は、種を蒔いたわけではありません。
昨年、一昨年のこぼれ種が再生した場所に、再び今年も自生したものです。
全く驚くべき生命力です。


南部小麦

南部小麦の穂です。
決して多収品種ではないことが分かります。
食味など品質重視の結果でしょうか。


南部小麦

今年作の南部小麦粒です。
半透明なのは、グルテン質が多い証拠なので、大いに期待しています。

昨日から晴天に恵まれています。
このまま明後日くらいまで、降らずに経過しそうです。

小麦とライ麦が登熟して、刈り取り時期を伺っています。
農家さんも判断に迷って、私のところへご連絡をいただきました。

昨日に続いて今日も、圃場に見に行きました。
今日は、サンプルを2本ほど引き抜いて持って来ました。

ちょっと早いけど、もう刈り取った方が良いだろうという判断をして、明日の午後に小麦を、明後日の午後にライ麦を、それぞれ刈り取る準備を進めてもらうことにしました。

この後一旦お天気が崩れて、その後回復する頃には、穂の状態が悪くなってしまう可能性が大きいからです。

今年は、5月から最近まで、比較的気温が低い日が多かったので、小麦はグルテンの乗りが良くなっています。
昨年に比べて、粒の色合いに透明感があります。

これは、グルテンの含有量が高い証拠です。
パン用としては、好ましい品質です。
収穫が大いに楽しみになって来ました。

荒れるお天気、九州の豪雨

今日の東北は、曇りのち晴れのお天気で気温もそこそこ上がりました。

一方で、西日本のそれも九州北部への集中的な雨の降り方は、一体どうしたと言うのでしょう。
被害の様子をテレビなどで見て、あまりの凄まじさに言葉を失ってしまいます。

土佐の高知で床上浸水や土砂崩れを身近に経験したこともある私ですが、あれほどの惨状では全くたまらないだろうな・・・と心の底からお気の毒に思います。

やっぱり温暖化の影響なのでしょうか?
雨の降り方も風の吹き方も、皆昔とは何か違うように感じます。
激しいのですね。
高い堤防や頑丈な土留めも通用しないほどに。

これから先、今までの土木建築の常識が通用しなくなるとも言われていますから、どうしたらいいのでしょうね、私たちは。

何はともあれ、被害に遭われた方々に対し、心よりお見舞いを申し上げます。

食工房畑のライ麦を刈りました

ライ麦

コップ一杯の種から、こんなに沢山(実は別なところにもう少し干してある。)収穫出来ました。


ライ麦

穂の充実が素晴らしい!
弾けそうなほど膨らんでいます。


ライ麦

ライ麦の穂の構造がお分かりになりますでしょうか。
実が膨らんで、ノゲのついた外皮が弾けて開いています。

ここ数日、お天気がグズグズしているうちに、ライ麦の穂が膨らんで重たくなり、水を吸ってやわらかくなった茎が折れて倒伏し始めました。
穂先が地面に着くと、土がついて汚れるだけでなく、間もなく発芽してしまいます。

今日は、スッキリではありませんでしたが一応雨が上がりましたので、刈り取ることにしました。
そして明日、明後日、さらに次の日くらいまで雨が降らなさそうなので、外に干すことにしました。
少し濡れている状態のものを刈りましたので、束は小さくし間隔を詰めないように気を付けながら、洗濯物を干している鉄パイプに下げました。

この計らいが良かったのだと思いますが、穂の状態はとてもきれいでした。
刈り遅れると、カビが出たり穂発芽したりと、先ずいいことはありません。
まだ若干未熟な穂もありましたが、乾燥させている間に熟して来るはずです。

このようなお天気の時は、コンバインでの収穫は難しいのですね。
お天気の回復と圃場の乾燥を待っているうちに、穂の状態が悪くなってしまう可能性が大きいからです。

農家さんに依頼しているライ麦がどうなっているか、とても気にかかります。
明日にも、見に行って来ようかと思っているところです。

何はともあれ、家の畑のライ麦はセーフ!です。
今回は自然の営みを味方に付けることが出来たと、一人悦に入っている私です。

福島健民カード協力店です。

すでに少し時間が経ってしまいましたが、改めてアピールしておきます。
食工房は、福島健民カード協力店に登録しています。

この健民カードというのは、福島県の主導で始まった健康づくりのための取り組みです。
健康づくりのための既定のメニューに参加し、基準ポイントを達成した方に、ふくしま健民カードが発行されます。

このカードを持参して、協力店でお買い物をしたりサービスを利用する時に提示すると、それぞれのお店でお得な特典が受けられます。
詳しいことは、健民カードのホームページをご覧ください。

食工房の場合、初回提出時に、予め10点分のポイントを付与した食工房ポイントカードを差し上げます。
その後は、500円お買い上げごとに1点ずつポイントが付きます。
50点満点で、500円分の割引券として使えます。
※他所のお店では使えません。

常日頃、食を通じて皆さまの健康づくりに貢献したいと考えている、食工房の営業方針にまさにピッタリのいい事業だと思い、協力しています。
健民カードをお持ちの方は、忘れずにご提示ください。

今後初回だけでなく、継続的な特典も考えていますので、どうぞお楽しみに。

紙版・飯豊の空の下から・・・ 7月号出来ました。

今朝は、少々風邪っぽい感じがして、「ヤバい!」と思いました。
ニ三日前から兆候があったので、よほど気を付けていたつもりでしたが、今朝は発熱して大汗をかいていました。

大方午前中いっぱい寝て過ごし、お昼はしっかり食べて、その後はデスクワークと軽いストレッチで体調をうかがいました。
まあまあ、これで事なきを得ると思います。

IIDEの方は、おかげさまで完了しました。
早速公開していますので、ご覧いただければ幸いです。

ホームページも、本当は手を入れなくてはならない所がいろいろあるのですが、時間とあと技術がないので、間に合っていません。
ぼちぼち勉強中です。

・・・というところで、今夜から明日にかけてのお天気が心配です。
雨がよく降ります。
風も吹きます。

畑では、麦が色づいていて、もうじき収穫です。
早いものは、すでに時期が来ていて、雨に濡れて重くなり倒伏気味のものもあります。

今日、上の娘がほんの一部を刈り取って運んできましたので、軒下にかけて雨に濡れないようにしました。
これからしばらく雨続きの予想になっていますので、農家さんの圃場の様子が気にかかります。

何と言っても、農産物はお天気次第です。
特に麦は、収穫期がとてもデリケートです。
それまでどんなに出来が良くても収穫期のお天気次第、最後の最後で0点になってしまうリスクがあります。
ま、気を揉んでも仕方がないことではあるのですが・・・。

静かな日曜日

IIDEの編集をしております。
雨模様の一日、ご来店のお客さまも少な目で、かと言って外にも出られませんので、製造仕事は半日にしてデスクワークです。
明日には、仕上げたいと思っています。

酵母は元気

気温の底が上がって来たという感じがしています。

今日は、いかにも梅雨の最中という空模様で、暑いと言ってもまだまだ余裕でしたが、これで雨が上がって日が差して来たら、一気に気温が上がるのは間違いなさそうです。
多分、暑さは突然に、しかも激しくやって来るでしょう。

今日も、我が酵母君は元気なことこの上ありませんでした。
この先、保温が必要無くなるどころか、冷却を考えなくてはならなくなるでしょう。

パン生地の発酵も速いので、追い立てられるように作業しなくてはなりません。
その分、早く終われるのではあるのですが・・・。
今日は、お昼までにすべてのパンが焼き上がりました。

酵母が元気だったと言うことは、その後急速に発酵が終息することになりますから、あとの手当ても間断なくしておかなくてはなりません。
なかなか油断が出来ないのです。

一方、ボトリングされたビールも、気温の上昇に促されて、炭酸ガスが籠っているはずです。
もうじき飲み頃になります。

さてこの後は、またIIDE編集に。
明日は明日で、早朝から河川の草刈り人足です。
手早く進めて、さっさと寝なくては・・・。

ではでは。

半袖

もうとっくに・・・と仰る方も多いでしょうね。
私は、今日配達に出かける時、今年初めての半袖でした。

蒸し暑かったですね。
午前中にスコーン焼きでしたが、小雨が降ったり止んだりの湿気たっぷりの空気、結露が激しくてずい分苦労しました。
それでも長年の熟練の技が物を言って、いつもの品質はキープしました。

件の糸引き現象問題の後レシピを元に戻していますが、食べてみて違いが分かることはほとんどないと思います。
今のところ、糸引き現象は見られなくなっています。

これから数日間、雨模様が続くようです。
明日のパン焼きは、サウナのような作業場になることでしょう。

半袖はもちろんですが、スタミナのつく食事も考えて行かないと、体力が持ちません。
今日は、昼食、夕食ともに豚のスネ肉を煮込んだトマト味のスープと黒パンに野菜を添えました。

食工房

「シンプルリッチ」ってキャッチ、ありましたね。
今日のランチはまさにそれでした。

ごっくん、入荷!

南国高知の馬路村から、「ごっくん」が届きました。
早速店頭に並べて販売しています。
冷蔵庫の中には、冷えたのもあります。
柚子果汁とはちみつと水以外の物は入っていません。
天然です。
さあさあ、今年の夏は、「ごっくん」ですよ!

ごっくん馬路村

柚子ドリンク「おーいりょうま ごっくん飲まんかえ」
長い商品名ですが、ようするに「ごっくん」です。
食工房店頭価格 280ml 1本 150円