月別アーカイブ: 2021年8月

イノシシ来た!

ここ二週間あまり、イノシシの気配が遠のいていました。
この間、あたりを隈なく歩き回って確認しましたが、足跡も掘り跡も何も見つけることが出来ませんでした。

それが今朝のこと、耕耘しておいた圃場に新しい足跡が付きました。
土が軟らかいので、遠目には大きな熊の足跡に見えましたが、周りに掘り跡が多数あったことから、イノシシが来たに違いないことが分かりました。

隣接する水田にも侵入したようです。
ただし、食害には及んでおらず、どうもまわりの土の中にご執心のようで、畔を伝うように掘り返していました。

うーむ、やっぱり戻って来たか!
熊はどうしたのか?いなくなった?

否、何かあったに違いない。
今のところ、真相は分かりません。

監視カメラを仕掛けました。

そして明日までに、また新たな出没の痕跡が見つかるかどうか、明日の朝は入念に探索しなくてはなりません。

スペルト小麦全粒粉、新発売

食工房

スペルト小麦全粒粉 500g入 1袋 550円


食工房

フスマは、やや粗挽きになっています。

すでに発売していましたが、今回オンラインストア でも購入いただけるようになりましたので、改めて新発売のご案内をいたします。

言うまでも無くこの商品は、食工房麦ラボの取り組みにより実現したスペルト小麦の自給体制により、確実に収量を増やしてきた結果、販売が可能となりました。

小麦の中でも特別風味の豊かなスペルト小麦の全粒粉を、ご家庭でもお使いいただけます。

製粉に当たっては、ゴミやほこりなどを取り除くために、精麦機にて表面処理(クリーニング)をしてあります。
どうぞ安心してご使用ください。

パンやお菓子を手づくりされる方に、特におすすめいたします。
新たな風味を、レパートリーに加えてください。
きっとお役に立ちます。

スペルト小麦全粒粉 500g入 1袋 550円
※脱酸素包装しています。賞味期限は、製造後3ヶ月です。
開封後は、湿気を避け冷暗所で保管し、出来るだけ早く使い切ってください。

食工房、明日8/31と明後日9/1は、定休日休業です。
店は、閉まっております。
お間違えのございませんように。
なお通販サイトは、24時間年中無休、いつでもご利用いただけます。

ワクチンとシートベルト

今日は、娘たち二人がワクチン接種を受けました。
喜多方市では、55歳以上は2回接種が一回りして、今は55歳以下の年齢に接種しているところです。
まあまあ順調に進んでいるのではないでしょうか。

娘たちに、「ワクチン打てることになって良かったね。これで少しは安心だね。」と言うと、上の娘が「少しはね、まあシートベルトしたってとこかな。」と答えました。
うーん、うまいこと言うな・・・と。

そうなんですよね。
ワクチンは、車で言えばシートベルトみたいなものだと思えば相当で、コロナにぶつかっても死ななくて済むかも知れないってことなのですね。
だから、接種完了しても、それで全て万々歳!制限解除!みたいな短絡的考えには、どうか皆さんならないでくださいね!ということなんです。
世の中全体にコロナウイルスが蔓延している間は、ワクチン接種後もそれまでと同じように感染対策していなければなりません。

「なーんだ、それじゃ意味ないじゃん!」とは言わないでくださいね。
今回のワクチンは、なかなかよく出来たワクチンで、感染しても発症を食い止める、もし発症しても重症化を食い止める効果があり、さらに感染そのものを防ぐ効果もある程度期待出来ると言いますから大したものです。
これまでに現れた複数の変異ウイルスに対しても、有効性は失われていないのです。(もちん、今後のことは分かりません。)

副反応やアナフィラキシーを心配する方もいますが、今の状況では、コロナに感染して重症化するリスクの方が何千倍も何万倍も高いと思った方がいいでしょう。

感染すれば、自分がひどい目に遭うだけではありません。
まわりにうつしてしまう可能性があるのですから、そこをまず一番に考えて欲しいですね。

それにしても、シートベルトは義務化されていて、しないで運転または同乗すればペナルティーが科されるのですね。
ワクチン接種にはそんな強制力はありませんが、しないことによる影響はシートベルトよりもはるかに大きいかも知れません。

例外を認めるとしても、義務化してもいいのではないでしょうか。
少なくとも私はそう考えています。

イノシシ、どこへ行った?

最近、イノシシの気配がピッタリ消えています。
餌になるものなら、いくらでもあるのに。

二週間ほど前の8月16日に熊出没の痕跡を発見して以来今日まで、イノシシの出没の痕跡は一つも見つかりません。

もちろん、水田もそば畑も無傷です。
一時被害が出始めていた水田も、今はもう大丈夫そうに見えます。

周辺では、イノシシの出没で作物に害が出ているところもありますので、決していなくなったわけではありません。

何故、わが家の周辺の中島、高野、辰ヶ原の地内だけ出てこないのか、大方熊の影響だと推測しているのですが、そうかと言って、熊の痕跡も見つかりません。

と言うか、私たちが見つけられないだけのことかも知れませんが。

そんな状況を訝りつつも、藪の刈り払いだけはしておかなくてはと、少しずつでも時間を作って作業しています。

すると、時々草やぶの中を何か大きな獣が通った跡が見つかるのですね。
いつのものか、この前刈り払いした時より後のことは確かですが、定かではありません。
草やぶの中では足跡は残りませんし、掘り跡も無いのでイノシシではないのかな・・・、だとしたらやっぱり熊か・・・などと疑ってみるのですが、今一つ確信が持てません。
どうも、まだまだ修行が足りないようです。

ですが、とりあえず被害がないのは助かります。
しかし、それもいつまでと保証はありません。

電気柵の準備を進めています。
柵の下は草が生えないように、今度から除草剤も使用することにしました。

今まで農薬など使ったこともないし、どんなものがどんなところに使われるのか何も知りませんでしたが、使う使わないは別にして、もっと勉強して置いても良かったんじゃないかと思っています。

生態系への負荷を出来るだけ避けるためにも、合理的な薬剤の選定、最低量の薬剤使用で所定の効果を得る散布の仕方など、それはそれで奥が深いのですね。

獣害から、次々とつながり広がって行く課題に、むしろ勉強の意欲満々の私です。

朝夕は涼しく

暑い日が続きます。
残暑と言うには厳し過ぎる暑さかも知れません。

しかし日は確実に短くなって来ています。
夏至の頃と比較すると、日没は1時間くらいは早くなったのではないでしょうか。

そのせいもあると思いますが、夕方になると涼しい風が吹いて来ます。
日中の暑さも一気に忘れさせてくれる気持ちの良い風です。

朝は、霧が立ってひんやりと冷たい空気があたりを満たしています。
やっぱり、山の中はいいな・・・と感じる瞬間です。

明日は、早朝3時からパン焼き仕事です。
窓越しに、夜が明けて行く風景を眺めながらの作業です。

そんな時、少しではありますが、窓の外で突然センサーライトが点いて熊の姿が・・・、なんてことも無いわけでは無いと一応警戒はしています。

酵母のいいにおいは、熊も大好き!
でもそれは、おいしいパンが焼ける証でもありますから。
ま、絶対に味見はさせません、絶対に!

明日も、おいしいパンが焼ける手はずです。
皆さまのご来店をお待ちしております。

戻り夏

梅雨が明けて夏が来た!そんな感覚を思い出させる昨日今日です。
明日はさらに暑くなりそうです。

まだ整備の終わっていない圃場があります。
先日の豪雨で水浸しになっています。

早く乾いてくれるよう、晴天が続くことを祈っています。
一度耕耘すれば、その後はずっと良くなりますから。

一方、昨年のブログ記事や書き留めておいた記録などを読み返しながら、また気象に関する長期予報などを見ながら、今年の種まきの日程を思案しています。

今年は、昨年よりは少し遅らせることになると思っています。
10月中も気温が高めで推移するとの予報ですから、9月の内に播くのは早過ぎるかも知れません。

いずれにしても、その時その場の状況次第です。
経験が物を言います。

百姓4年生へ進級、無事合格するように、毎日畑に通って土やまわりの草木を観察しています。

明日もよろしくお願いいたします。

明日は、二日間の定休日明け、営業再開となります。

皆さまのご来店をお待ちしておりますと、申し上げるのはいいのですが、新型コロナの状況はもはや酷いことになっていて、遠方からのご来店はもちろんのこと、お近くの方でも外出を敬遠される方は多いと思われますので、多くの方のご来店は望むべくもありません。
なかなか厳しい経営環境となっております。

ワクチン接種が進めば状況は良くなると言う予想もありましたが、そのワクチン接種がここに来て足踏み状態だというのですから、どうにも困りました。
今、人流を減らすために外出自粛を呼びかけるのではなく外出制限(ロックダウン)のような強制力を伴う措置を検討すべきとの意見が出て来ていますが、私は、同じ強制力を行使するのであればワクチン接種を義務化する方が、はるかに効果が高いと思っています。

いずれにせよすぐに状況が変わることはありそうもありません。

皆さまに置かれましては、無理の無いご判断の上で食工房にご来店いただけるのであれば、大変ありがたく幸いに存じます。
もちろん、店内の感染対策には念には念を入れて対処しております。

小麦麺の再開に向けて

以前ご好評いただき、その後中断しているにも関わらず、度々お問い合わせやリクエストをいただいているのが、他ならぬ”小麦麺”です。

小麦の麵なら”うどん”でいいじゃないかと言われそうですが、まあまあそこは少しばかりのこだわりで、そこいらの”うどん”とは違うのだと主張したいがために”小麦麺”と称しております。

以前は、農家さんに作付けしていただいた小麦を原材料にしていましたが、今回初めて、我が食工房の麦畑にて自ら収穫した小麦を使う運びとなりました。
私的には、大変めでたくまた意義深い小麦麺です。

その加工をお願いしに、今日は、少し離れた滝根町という所にある佐藤製麺所さんに、原材料の南部小麦を持って出かけて来ました。
こちらで、精麦、製粉、製麺まで、一手に引き受けてくださるのです。

農家ご用達の大変便利で、そして今や大変貴重な加工所です。
昔は、界隈に何軒かあったと言われる製粉・製麺加工所ですが、麦を作る農家が減るに連れ、ほとんどが店じまいしてしまいました。

今回、製麺適正が良いと言われる南部小麦を持ち込みましたので、出来上がりがとても楽しみです。
また一部を製粉のままもらうようにしましたので、パンも焼いて見ることが出来ます。
こちらも、とても期待しています。

出来上がり次第、発売となりますので、皆さまもどうぞお楽しみにしていてください。

麦畑の近況

麦ラボ

中島第2圃場
一番広い圃場です。ライ麦の指定席になっています。


麦ラボ

中島第2圃場
今年で4回目の作付けになります。
元水田ですが、今では水はけも良くなり、大変良好な畑地になりました。


麦ラボ

中島第4圃場
元水田ですが、昨年から麦畑になり2年目の今年は、格段に土質が良くなりました。


麦ラボ

中島第4圃場
前日雨が上がったばかりですが、土は固まることなく細かくほぐれました。


麦ラボ

馬糞堆肥の山
中島第4、第5、そして今年から新たに追加される第6の3つの圃場合わせて、2トン車6台分を投入します。

9月末頃の種まきに向けて、着実に圃場の整備を進めています。

工程としては、まず前作の残渣の後片付けです。
今年は、どの圃場も麦わらを焼き払いました。
理由は前にも申し上げましたが、混ざり込んで来た他品種及び雑草の淘汰、病虫害の駆逐、野ネズミ等の駆逐が目的です。

その次が施肥です。
元肥として、馬糞堆肥を投入します。
今回は、収穫まで追肥無しで行くつもりなので、ある程度の量を入れます。
効き目の穏やかな有機肥料のみ、化成肥料は使用しません。
また水のたまりやすい部分に、もみ殻燻炭または灰を投入します。

それから耕耘です。
施肥直後に1回、その後雑草の出具合を見て、1回または2回、そして播種直前に1回、繰り返し耕耘します。

今日までに、面積にして半分くらいを整備完了しましたが、気がついたことがあります。
それは、作付けを繰り返す毎に圃場の土質が良くなって来ていることです。

それがよく分かるのは、トラクターで耕耘している時です。
土が軽くて、エンジンにもロータリーにも余計な負担がかかっていないのが、エンジン音を聞いて分かります。

2年目よりは3年目、3年目よりは4年目と、格段に良くなっています。
努力は確実に報われていることが分かって、とてもうれしいです。

もちろんその結果は、作柄にこそ現れていて、年々収穫された麦の品質も向上しています。

パンや商売をしながら、体と時間を二重に使っての麦作りですが、まだまだ到底止める気なんかにはなりません。
百姓4年生進級を目指して、来年の作に向けて最終工程を頑張っています。

通販のご利用、ありがとうございます

昨日、クーポンコードの告知ミスの件をお知らせし、おわびと訂正を申し上げましたが、直後から通販のご注文を次々いただいております。

いやはや、全く申し訳ございませんでした。

そして、沢山の方からのご注文に、この場を借りまして、厚く厚く御礼申し上げます。

ご注文品は、来週以降順次お届けいたしますので、どうぞお楽しみにお待ちください。