月別アーカイブ: 2021年12月

本年のご愛顧に感謝を

食工房は、本日12月28日をもちまして、本年の営業を終了いたしました。
おかげさまで、食工房も無事に年を越すことが出来そうです。

この一年間の皆さまの多大なるご愛顧に対し、改めてこの場を借りまして、厚く御礼申し上げます。

そして来る年が、皆さまにとりまして幸多き良い年となりますことを願っております。

また、食工房にも相変わらずのご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

昨日、今日と二日間の降雪と厳しい冷え込みで、麦畑も再び真っ白な雪の下に埋もれました。
この後もしばらくの間、厳しい寒さが続き降雪もあるようですので、麦畑も静かな眠りにつけることでしょう。
これで、私たちも安心してお正月を迎えられます。

それでは、どちら様も良いお年をお迎えくださいますように。

雪の中、ご来店御礼

降りましたね!
氷点下の寒さの下、サラサラの粉雪でした。
午前3時の時点で15cm超、除雪車も出動しました、

私も、早朝の下準備が一通り終わって少しの合間の時間、まだ真っ暗な中除雪作業をしました。
機械でやるので体は楽ですが、その代わり寒さが身にこたえます。

そしてお客さまを迎える時間になり、パンが次々と焼き上がる頃、一人また一人と、雪の中をご来店くださる方が見えました。
皆さんそれぞれに、お正月の分まで沢山パンを買い込んで帰られました。

今日もパンを焼いて良かったと思うと同時に、皆さまのご愛顧に感謝の気持ちを感じないではいられませんでした。
この場を借りて、心より厚く御礼申し上げます。

さて、食工房の営業も明日一日を残すのみとなりました。
年末のご挨拶は改めて明日申し上げることとして、明日も皆さまのご来店をお待ちすることといたします。
最後の最後まで、どうぞよろしくお願いいたします。

明日は、年内最終パン焼きの日です

明日12月27日(月)は、今年最後のパン焼きをします。

来年の営業は、1月8日(土)からになりますので、少し間が空きます。
その間もパンをご入用の方、明日お求めいただければ間に合うかと存じます。

商品は、ある程度の数用意いたしますが、限りがありますので売り切れの際はご容赦ください。
だいたいお昼前頃から順次焼き上がり、全品目揃うのは午後2時頃になります。

皆さまのご来店を心よりお待ちいたしております。
なお、年内は28日(火)まで営業いたします。

ちなみに、明日は朝から降雪の予報が出ていますが、道路は除雪されますので交通に支障はございません。
いつもよりスピード控えめで、慎重な運転でお越しください。

寒さ増し、雪へ

このところずっと曇天、雨天です。
この前降った雪をありがたい雪と喜んだのも束の間、その後の雨ですべて融けて消えてしまいました。
日陰の屋根の下などに僅かに残っているだけです。

今また急な冷え込みで気を揉む状況です。
早く雪になって欲しい・・・と。
尤も、その望み通り、これから明日にかけて雪になるらしく、すでにちらちらと雪が舞っています。

本日は、午前中から今年最後になるかも知れないとご来店くださる方が相次ぎました。
そうなんですね、今年も残すところあと一週間足らずとなりました。

食工房は、28日(火)まで営業して本年の営業を終了いたします。
27日(月)に最後のパン焼きを予定しています。
最後の最後まで、どうぞよろしくお願いいたします。


Storohsterne /ストローステルネ・わらの星

麦ラボ

Strohsterne/ストローステルネ
これは、お日さまのイメージですね。


麦ラボ

Storhsterne/ストローステルネ
シンプルな六角形ベースのパターン


麦ラボ

Storhsterne/ストローステルネ
裏側から見ています。


麦ラボ

Storhsterne/ストローステルネ
頂点の数24 各頂点から9つ先の頂点に向かって線を引くと、この模様が現れる。


麦ラボ

麦わら人形/天使
頭の部分は、ウッドピーズ


麦ラボ

麦わら人形/天使

クリスマスの今日、店の装飾に一品加わりました。
上の娘が、自前の圃場で収穫した麦の藁を使って、Storohsterne /ストローステルネを作りました。
ヨーロッパのドイツあたりでよく作られた民芸品です。

我が家では麦わらはいくらでもありますから、麦わら細工用にきれいな状態のものを取り分けて保管しています。
上の娘は、それを用途に合わせて切ったり裂いたりしてパーツをこしらえ、いろいろなもに細工しています。

麦わらも、品種によって色や光沢に違いがあり、また長さも違いますので、様々な表情の作品が出来上がります。
今回のは、ライ麦の藁で作ったものです。
ライ麦の藁は、銀色の光沢があり丈も長いので、わら細工には最適です。

Storohsterne /ストローステルネは、筒状の藁を3つまたは4つに裂いて細いテープ状にしたものを組み合わせて造ります。
幾何学模様が出現して、とても美しく魅力的です。

天使の麦わら人形は、これも北欧の民芸品なのですが、以前いただいたものを手本に再現しています。

オミクロン株、市中へ

また新たに世界中を騒がせている、新型コロナウイルスの新たな変異種オミクロン株ですが、わが日本国内にもすでに持ち込まれ、早くも市中感染を疑う例が複数確認されるに至っています。
もはや、オミクロン株は市中に放たれたと見なければなりません。

このオミクロン株、感染力がめっぽう強いと言われ、ものすごいスピードで世界中に広がっています。
一方、重症化率や死亡率は高くないというデータが出つつあるようですが、感染者の数が膨大になればそれなりに重症者の数は増えますから、医療体制が逼迫することも想定しておかなくてはなりません。

このようにまたしても憂鬱な状況になりつつあるわけですが、ここでもやはり肝心なことは個々人の基本的感染対策の徹底です。
マスクの着用、手指衛生、三密回避などをより念を入れて行うことです。

地味な対応のようでいて、実はこれが一番効果を上げることは、もう事実が証明しているのではないでしょうか。
思い立ったその時から、すぐに始められますから。
それプラス、検査と隔離、ワクチン接種、そして治療薬と続くのが道筋ですね。

いずれオミクロン株の性質も解明されるでしょう。
もし言われるように、重症化や死亡の確率が低いのであれば、それが分かった時点から対応を緩めれば良いだけの話ですから。

ここしばらくの間辛抱すれば、その後の道筋は見えて来るのではないでしょうか。

私的には、いつもと変わらぬ対策を続けるだけで、それ以上の心配はしていません。
店内の安全も自身の安全も、確保出来ると考えています。

ナナオが生きていたら・・・

今日、12月23日は、放浪の詩人ナナオサカキの命日です。

と言っても、ご存じない方がほとんどだと思います。
今から半世紀も前の頃、世界中を放浪して詩を残したナナオサカキですが、世に知られることはほとんどありませんでした。

当時、少数のヒッピーと呼ばれる人たちの間でカリスマ的存在だった、本人もまたヒッピーだった、それがナナオサカキです。

自然回帰や宇宙的な考えが中心にあり、詩はそうしたものがテーマになっています。
私のこのブログでも、何篇か紹介したことがありますので、覚えている方がいるかも知れませんね。

で、今ナナオが生きていたら・・・と思ったのは、昨今の獣害に悩まされる状況についてのことです。

北海道でもロッキーの山懐でも、所かまわず縦横に歩き回ったナナオですから、熊のことも鹿のことも良く知っていたに違いありません、
そう言う話は、実はあまりしたことはありませんが、「崖を上って辿り着いた先の岩に手を掛けたら、それが熊の尻で、熊も驚いて逃げて行った。」と、一度だけですが獣の話題でした。

何事も自然の中にあることを良しとし、自然の計らいのままに生きることを良しとして来たナナオに、もっと狩猟の話や獣のことを聞いて置けば良かった・・・と思っています。

動物愛護の考え方についても、何と言うだろうかと。

明日はパン焼き

時間の経つのが早い!と感じます。
明日はまた定休日明けの木曜日、パン焼きの日です。
同じことを昨日書いたような気がしています。

で、今日は、仕込みの水曜日。
コーヒー焙煎と酵母の仕込み、粉の計量などをして明日に備えます。

この後の時間、酵母種の最終調整をします。
明日はまた午前3時に起床、すぐに作業場に入ります。

朝食までに、酵母種の再調整と機械類の直前清掃、作業環境の整備、副材料の計量、そして生地をこねて、焼き型や天板の用意、それからこねた生地をパンチして、やっと朝食を兼ねたコーヒータイムです。

このコーヒータイムが、私にとって一番の至福の時間です。
そのために早起きしてパンをこねていると言ってもいいくらいです。

自分で焙煎したコーヒーと自分で焼いた(麦も自分で収穫している)パン、最高の満足を得るために如何なる努力も惜しまないと誓って歩んで来た結果が食工房です。

もちろん、今もって現在進行形です。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

生協への配達終える

生活協同組合「コープあいづ」のクリスマス企画商品の一角に、食工房のシュトレンも仲間に入れていただいています。

今日は、ご注文いただいたシュトレンと同じく企画販売品のスコーン2種類を管内全8店に配達して回りました。
2015年12月から始まりましたから、今年は7回目の納品ということになります。

どんな方がお求めくださっているのか、直接ではないのでお顔も存じ上げませんが、この場を借りて御礼申し上げたいと思います。

これで、シュトレンの仕事は、ほぼ終わりです。
あとは、ご予約いただいている方へのお引き渡しとご用命先への発送が何件か残っているのみです。
在庫もピッタリ無くなりめでたく完売となったことは、昨日お伝えしたとおりです。

その後もお電話などでお問い合わせをいただくのですが、残念ながらお断り申し上げています。

来年またシーズンになりましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

シュトレン完売御礼

10月からご予約の受け付けを開始しました今年のシュトレンですが、受け付け締め切り時に見込んで置いた余剰分も、本日までにご注文が確定し完売となりました。

多くの皆さまからのご愛顧に、改めてこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
あとは、また来年・・・ということになりました。

一方、すでに召し上がった方から、今年は今までになく多くのうれしいご感想が寄せられています。
昨年からのスペルト小麦の配合に加え、今年は生地の発酵温度を低くしたことが風味の醸成にプラスになりました。
多くの方のご感想は、それを裏付けるものとなっています。

まだ一度も召し上がったことの無い方、あるいは今年はご注文されなかった方、来年はどうぞお見逃しなく。

ちなみに、食工房は明日と明後日の二日間定休日休業となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

ありがたい雪

麦ラボ

視界の中に麦畑があるのですが、雪に隠されています。


麦ラボ

中島第2圃場 ライ麦 
麦にとって雪は暖かい布団のようなもの

昨夜から今朝までに新たに5cmほどの積雪がありました。

その後日中はずっと雪が降り続き、夕方までに20cm以上カサが上がりました。
麦畑は、もうすっかり雪の下になりました。

冬越えの麦たちにとって、雪は暖かい布団のようなものです。
雪の下の地面はいつも氷温で一定、氷点下の冷たい風に当たることなく、また厳しい凍結に遭うこともなく、わずかに融けた水分は地下に吸収されて行くので水浸しになることもありません。
全くこの上なくありがたい雪です。

この積雪がしっかり地面を覆うまでは、麦たちはとても厳しい目に遭っているのです。
私が気を揉んでいたわけを、理解していただけたのではないかと思います。

ですから春先の雪融けの時に、再び気を揉む期間があるのも確かで、この時は一気に雪融けが進んで強い日差しに恵まれることを願っています。

お天気に注文を付けても仕方ありませんが、そうなって欲しいと願うことは止められません。
だから、祈る・・・という態度になるのですね。
種を播いた瞬間から、豊かな実りを願い祈り続けている私です。