中島通信」カテゴリーアーカイブ

IIDE85 編集中

IIDEこと、「紙版飯豊の空の下から・・・ 」85号の編集をしています。
印刷用のデータファイルが出来上がりましたので、明日までにweb用に再編集したものをアップロードします。
明日のうちにはご覧いただけると思います。
通信の編集は、いの一番に最優先でやらなくてはならない仕事のはずですが、それが出来ないくらい、クマの出没に翻弄されていたということです。
全く迷惑です。
クマは要りません。
今日も各地で被害が発生しているようです。

クマ、初めてわなの近くに現れた

今日のトレイルカメラチェックで、箱わなを監視する位置にセットしたカメラに、遠巻きにわなを見に来たクマの様子が映っていました。
距離にして7~8mくらい近くまで来たようです。
設置3日目で初めて現れたことになります。

これで、ここから蜂蜜と柿の匂いがしてくることを覚えてもらえたと思いますので、今夜以降再び現れてわなにかかる可能性もあるにはあるのですが、どうなることでしょう。

今夜は、すでに雨が降り始めていてまとまった降雨になるようですから、出没するかどうかは分かりません。
獣たちも、わざわざ雨に濡れたくはないのです。
例えば杉林の中などに入っていれば、ほとんど雨に濡れることはありませんので、そういう場所で休息していたりするのです。

ただし、その間にも腹は減るので、雨上がりの日の捕食行動は大変活発になります。
冬眠前の今、体が小さく蓄えの利かない子グマは、とにかく休みなく食べ続けなければなりません。
それはもう必死です。
雨が降っていても、出て来るかも知れません。

なお攻防は続きます。

今日も捕獲成らず

今日も、獲物は捕まりませんでした。
そもそも、わなの前には姿を見せませんでした。

しかし、周辺にいるらしいことは、幾つかの痕跡やカラスの騒ぎ具合などから分かります。
p8のカメラが、霧の中のぼやけた映像ながら、親子らしい黒い2つの影が移動して行く様子を捉えています。
うまい具合に、わなのある方に誘われてくれればいいのですが。

というわけで、明日の営業も今日と同じ態勢で臨みます。
暗くなり始める17時には閉店しますので、ご了承ください。

なお本日夕方、仕事帰りの方が近くの国道で子グマ2頭に遭遇したとの情報がありました。

食工房から500m近く離れているのですが、往復の道中にクマに出会うこともあり得ますので、お気を付けください。

今日のところは、まだ捕獲出来ず

昨日設置した箱わなですが、今日のところはまだ獲物はやって来ていません。

設置場所近傍にトレイルカメラを仕掛けてあります。
わなにクマあるいはイノシシなどがやって来れば、その姿を捉えることが出来ます。

わなを前にどういう行動をとるかも分かるので、大変興味深い情報が得られるはずです。
すんなり入らない時は、その対応を考えるために役立ちます。

そのようなわけで、明日は普段通り営業していますが、ご来店は自己判断でお願いします。
休業するまでの危険は、取り敢えず無いと判断しました。
ただし、閉店時間を1時間早く17時とさせていただきます。

通販出荷、配達は、通常通りです。

よろしくお願いいたします。

箱わな設置

今日の午前中、役場の獣害対策担当の方がクマ用の箱わなを運んで来ました。
そして、予め検討ずみの場所に設置して帰られました。
近所の猟友会の方も立ち合いに来られ、私も見学方々運搬のお手伝いをしました。

一方、トレイルカメラの情報から、昨夜から本日早朝にかけて、複数のクマが出没していたことが分かりました。
複数の柿の木が荒らされており、道路沿いの一本の根元の路上に真新しい糞が落とされており、この柿の木が自分の獲物だと主張していました。
設置したわなに、これらのクマのどれかがかかるか否か、明日以降、結果に注目です。

それにしても、このところのクマたちの動きから分かることは、個体数が多過ぎることです。
山の中は、もはや飽和状態になっていると見られます。

かと言って里に下りて来ても、そろそろ作物もなくなりますし、栗は終わりましたし、柿が少し残っているだけです。
クルミは沢山落ちていますが、子グマは硬い殻を噛み砕くことが出来ないようで、母グマは子グマに柿を食べさせようと、残っている柿を探してあちこち回っています。

しかしそれも無くなったら、一気にエサ不足になります。
早くもその兆候が現れ始めているようです。

危険なのは、柿を求めて人家に接近するうちに、人家から食べ物のにおいが漂って来ることを覚えて、やがて人家への侵入に挑戦するようになることです。
何が何でも、そのきっかけを与えないよう、我々は細心の注意を払って警戒しなくてはなりません。

近所の方々も、落ち着いて眠れない夜を過ごしています。
とにかく、一刻も早く一頭でも捕獲駆除されることを願っています。

毎日、毎日、クマのニュース

獣害対策

画像クリックで拡大表示します。

毎日、毎日、テレビのニュース報道番組で、クマによる人身被害が報じられない日は無いという状況になっています。
こんなに、毎日、毎日。
しかし、この危機は、まだほんの始まりに過ぎないと、私は思っています。

他の地域で起こっていることは、把握のしようがありませんが、当藤沢集落でも先日人身被害があったばかり、その後もクマの出没は続いています。
捕獲の準備はしているようですが、まだ箱罠を仕掛けたという情報はありません。

そうしている間にも、私はトレイルカメラから得られる情報を元に、周辺を徘徊しているクマたちの個体特定と、行動把握に努めています。
現在、この近くにいるクマは、タルコと子グマ1頭、それから単独行動の大きなクマ1頭です。

実は、タルコの2頭の子グマのうちの1頭(多分ピョンタの方)が、少し前にイノシシ用のくくり罠にかかり、駆除されました。
子グマが1頭だけになった後も、タルコはずっとこのあたりを活動域にしていて、度々トレイルカメラに捉えられています。

そして、触れておかなくてはならないのは、先日の人身被害の加害クマがこのタルコであった可能性が高いということです。
その後の幾つかの情報から、総合的に判断した結果です。
一刻も早く、タルコを捕まえて駆除しないと、後々大変危険なことになります。

そうした矢先、今日の午後4時前、まだ明るい時間帯に高野の道路沿いの柿の木に、子グマが上って柿を食べているのを、目の前の家の住人が目撃しました。

その家の人が気づいたことを察知した子グマは、すぐに木から下り、下に隠れていた母グマと共に畑を突っ切って草藪へと移動しました。

その草藪の先は下に向かって崖になっており、下は食工房の麦畑などがあるエリアです。
そこにあるビニールハウスで作業をしていた方が、子グマの鳴き声を何度も聴いていて、上に母子クマがいることを察知していたのですが、下に下りて来る様子は無かったと、後で教えてくれました。

こうした情報を総合して、タルコ+1が次第に大胆に行動するようになって来ていることが分かります。
早速、近所の方々にこの情報を共有し、警戒をお願いしました。

さて、食工房は、明日と明後日は定休日で休業ですが、その間にタルコ+1がどういう動きをするかによっては、営業の安全を確保出来ないことになるかも知れません。

お客さまにはご来店いただきたいのですが、状況がそれを許さないこともあり得ます。
今後の情報を追っていただきますよう、よろしくお願いいたします。

高市総理大臣誕生を静かに歓迎したい

今日、自由民主党の高市早苗氏が、同党総裁に続いて国会での首班指名に勝利し、内閣総理大臣に指名されました。

静かに、そして心より、このことを歓迎します。

高市氏が女性だからというのではありません。
彼女が、稀に見る優れた政治家だと思うからです。

とは言え、前途は極めて多難だと思います。

ぜひとも、がんばっていただきたいと思う私です。

そして事件は起こった

本日早朝未明、午前2時半ころだと聞いていますが、当藤沢集落内で男性がクマに襲われ重傷を負いました。

まだ私も詳細は聞き及んでおらず、報道+α程度のことしか承知していませんが、いずれこのような事件が起こることは、このブログでも度々触れて来たように早くから予感していました。

今回、このような形で負傷者が出たことは、まさに痛恨の極みですが、これが今の社会の対応の限界かとも思い、がっかりしている私です。

現場は、国道459号線上で、沿線にそば畑が広がる場所です。
今日、通りすがりに確認したところ、圃場の周りには電気柵が設置されていましたが、草に覆われて機能しておらず、獣に侵入されて酷い食害状態でした。

この夜も、そば畑を荒らしに来ていたクマが、たまたま歩いて通りがかった男性を、襲ったのではないかと思われます。
加害クマが誰なのか、情報が集まれば特定出来る可能性もあり、その方法を考えているところです。

ちなみに、昨夜から今朝まで、私が仕掛けているトレイルカメラは、クマに関してはすべてノーヒットでした。
ひょっとすると、誰かがあっちに出かけていて加害者になっていたかも知れず、そうだとなると大変拙い、恐ろしい事態になったと受け止めなくてはなりません。

今後の情報を待ちたいと思います。

Taruko+2 4日目

獣害対策

10/10~10/14 4日間の情報をまとめてあります。
画像クリックで拡大表示します。


獣害対策

初めて明るい時間帯に撮影された、タルコ+2
私がカメラチェックに来たのは、わずか30分後の9:24 のことでした。

コードネーム・タルコ+2の母子3頭連れが、連続して出没しています。

昨夜 20:35 p8地点にて、そして今朝 08:58 p1地点にて、トレイルカメラがその姿を捉えました。
P1地点は、明るくなってからの時間帯だったため、明瞭なカラー映像で撮影されました。
次第に大胆になって来る経過がよく分かり、危機感を強くする私です。

この4日間、ほとんどこの周辺から離れることなく、どこかに潜みつつ、移動を繰り返しながら食べられるものを漁っていたものと思われます。
印象的なのは、タルコも2頭の子グマも、皆丸々と肥えていて、およそ餌不足など考えられない体型をしていることです。
カメラから距離があり、且つ広角レンズのため小さく見えますが、実際はとても大きなサイズです。

今回明るい時間帯に出没したことから、これまでバッテリーの節約のため動作時間帯を限定していたのを解除し、24時間稼働にしました。
これでまた新たな情報が加わる可能性があります。

また、イノシシも出没していて映像もあるのですが、紹介し切れませんのでクマだけを取り上げています。
ここはもうサファリパークに違いありません。

本日はこれまで。

クマ出没3日連続

獣害対策

3日間の情報をまとめてあります。
画像クリックで拡大表示します。




サルが来たのでクマは遠退いたかもしれないと申し上げましたが、そんなことはありませんでした。
サルはすぐにどこかに移動して行ってしまいました

そして、その2日後の夜(10/11)には、母子3頭連れの姿をp3地点のトレイルカメラが捉えていました。
その前の夜(10/10)には、わが家のすぐ隣にお住いの方が、子グマの鳴き声を聴いています。
※子グマの声は、ネコの鳴き声に似ているとも言われます。
※翌々日、足跡、漕ぎ跡など多数発見。

それから、本日(10/13)深夜未明の頃、p6地点を上って行く母子3頭連れの姿を、トレイルカメラが捉えていました。

しかしそれだけではなく、それから5時間後の夜明けの頃になって、今度は高野のp8地点を母子3頭連れが通り抜ける姿が、トレイルカメラに捉えられていました。

これらの情報を総合すると、この母子3頭連れは、この周辺に定着していると思われます。

子グマの一頭ピョンタは、好奇心旺盛ですぐに親から離れて飛び回るので、もし日中そういう状況で人と接触したら、母グマがいきなり戦闘モードで突進して来るでしょう。
物凄く危険な状況が迫っていると言えます。

行政が一向に真剣に耳を貸してくれない中、どうやってこの母子3頭連れをこの場所から遠ざけられるか、頭を砕いて知恵を絞ろうとしている私たちです。

★母子3頭連れ~コードネーム・タルコと子グマ二頭(ピョンタ、ピタコ)


明日と明後日は定休日です

毎度申し上げておりますが、明日10/14(火)と10/15(水)の二日間、食工房は定休日となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。