中島通信」カテゴリーアーカイブ

もうすぐ種まき

明後日は秋分の日ですね。
ここ東北会津では、お彼岸の頃に麦を播くのが丁度良いと覚えています。

もちろんその年によって季節の進み具合が違いますから、多少の前後はあります。
昨年は、寒さが早くやって来るかも知れないとの予想があり、今頃はもうほとんど播き終えていました。

結果として、降雪前に育ち過ぎてダメージが大きかったものですから、今年は少し遅らしています。
今はまだ圃場の整備をしているところで、電気柵の設置のために圃場の周りをきれいにしています。

草を刈り払い、焼き払い、丸刈りの坊主頭のような状態です。
場所によっては除草剤も噴霧しています。

電線の下のクリアランスは20cm、油断しているとすぐに草が伸びて接触しますから、シーズン中は草が生えないように除草剤を使わざるを得ない箇所もあるわけです。

まあでも、そうやって見通しが良いと、獣たちの方でも出て来難いので、いいといえばいいのですね。
ただね・・・、道端のちっちゃいスミレとか、楽しめなくなりましたね。
どの道、イノシシがガボガボに掘り返すのですから、道草なんか無くなってしまって酷いものですが。

まあそうやって電気柵で囲っておいてから、もう一度耕耘して、それからやっと種まきです。
食工房の仕事もこなしつつ、合間合間に少しずつ進めています。


「紙版・飯豊の空の下から・・・」No.67 2021年9月号をご覧いただけます。

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またイノシシ来た!

麦ラボ

中島第4圃場 足跡


麦ラボ

中島第4圃場 掘り跡


麦ラボ

外回りの法面もグチャグチャに掘り返されています。
雨が降ったら、土砂が流出します。


麦ラボ

中島第2圃場

昨夜から今朝までの間に、複数のイノシシがやって来て、そこらじゅうの畑の中を歩き回り掘り返しました。
きれいに整備した各圃場は、足跡だらけ掘り跡だらけで、それはもう酷いものです。

まあ、種まきまでにはもう一度耕耘するつもりですから、それを目途に電気柵を回しますが。
それにてもやってくれますね・・・。
監視カメラにも二頭のイノシシが映っていました。

これでもう中途半端なことは出来なくなりました。
徹底して防御しなくては、作付けは出来ません。

ただでさえ忙しいのに、全くなんて奴らだ!

でも、家のさつまいもは、電気柵のおかげで一切被害はありません。
そうです!一欠けらだって喰わせません。

隣のおばあちゃんの畑のさつまいもを、一欠けらも残さず喰ったのですから。
家でとれた分から、隣のおばあちゃんにいくらか差し上げようと思っています。
小さな欠けらは、畑にすき込んでしまいます。

とりあえず電気柵は有効ですが、これだけでは根本的解決には至りません。
やはり、数を減らさなくちゃ!
でも、一体どうやって・・・?

日が短くなって来ました

このところ一日一日、日の暮れが早くなっているのを感じます。
秋がやって来るのですね。

「秋の夜長」と言う言葉もあります。
日が暮れてからの時間もまた味わい深いのが秋、と言うわけですね。

虫の声、月明り、星明り、ひんやりした風にあたりながら、ほんの少しだけアルコールをいただくのもいいかも知れません。

書(フミ)読む窓も 我が窓
瑠璃の床も うらやまじ
清らなりや 秋の夜半
月はあるじ 虫は友

おおわが窓よ
楽しとも たのもしや

<埴生の宿より>

一方で、獣たちの時間が長くなるわけで、こちらはちょっといただけません。

まあでも、いつだかに申し上げましたが、月夜の夜には熊たちもきっとこの月を愛でているに違いないと、今でもそれはそうかも知れないと思っています。

ウサギもキツネも、一瞬我を忘れて空を見上げているかも・・・とも。

イノシシはどうなんですかね?
夜空を見上げますかね?ちょっとキャラが違うような気もしますが・・・。

さてさて、日の暮れが早いということは日の出は遅いというわけで、明日は定休日明けのパン焼きの日、一仕事終わってもまだあたりは薄暗いのですね。

でも、暑くなく寒くなく、過ごしやすい気候の今頃は、何をするにも気分がいいです。

おいしいパンが焼けると思います。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

秋の気配

今日は、吹いてくる風のにおいが秋のにおいでした。
久しぶりに嗅ぐそのにおいに、これまでに幾度も過ぎて来た数々の秋の風景が脳裏に浮かびました。

何だかうれしくて、張り切って食工房の仕事をこなし、午後からはライ麦を播く予定の圃場の二度目の耕耘をしました。

トラクターを運転しながら、若い頃には想像もしていなかったような晩年を過ごしている今の自分に驚きつつ、否、悪くないゾ!と呟く私でした。

土が本当に気持ち良くほぐれてくれて、努力が報われていることが分かるのですね。
もうすぐ種まき、それが終われば百姓4年生進級です。

なおイノシシとの戦いも継続中。
学年が進めば、より難しい課題が与えられるのが学びの場の常ですから、今度は獣害対策も加わるというわけなのですね。

がんばります。

さて、明日と明後日、食工房は定休日となっております。
お間違えのございませんように。

コロナ禍に一区切りつけるために

この半月ほどの間、一日当たりの新規感染者数が減り続けています。
ピーク時の半数以下です。

人流は決して減ったとは言えない状況で、これだけ減少しているのは、もう疑うことなくワクチンの効果だと考えられます。
スタートの遅かった我が国のワクチン接種ですが、もはや世界でも進んでいる方の5本指に入ります。

素晴らしいと思います。
これを成果と言わずして、何と言うのでしょう。

一方重症者数や死者数は、まだまだ予断を許しませんが、新規感染者が減少すればそれに連動して半月後くらいから大きく減って来るのではないでしょうか。

一人も死なせない!と言う考え方の人には受け入れられない見方だと思いますが、世界的に見れば、日本の感染者数や重症者数そして死者数は、世界の中でも断トツに少ない方です。

さて、せっかく今減少傾向に転じた新規感染者数を、この後も一本調子で減少させるために何が必要でしょうか。

先ず第一は、ワクチン接種をどんどん進めることですね。
ワクチン接種、任意ではありますが、是非とも受けていただきたいと思います。
あなたのためだけじゃありません、周りにいる大切な人たちのためにも。

その次に大事なのは、感染対策を持続することです。
政府や自治体などの公的な感染対策はもちろんですが、もう一つ忘れてはならないのは、私たち一人一人が実は感染対策の主役だということです。

つまり、マスクをするのは私でありあなたであるということ、手指の消毒も行動の自粛も、私がそしてあなたが責任を持つべきことに違いないのです。

ワクチン接種がもう少し進めば、状況は大きく変わると思います。
様々な行動制限も不要となるかも知れません。

その場合でも、世界にコロナウイルスが蔓延している限り、基本的な感染対策と言うか警戒だけは忘れない方がいいかも知れませんが・・・。

いずれにしても、日本の状況を良くするために、最後の一押しは私たち一人一人が自ら実行するものであることを、多くの方に自覚していただきたいと思っています。

晴天が続くようです

雨が多くて頭を抱える日々でしたが、今日は曇りから晴れへ、明日からしばらくの間晴天が続くようです。

まあ、そうですね。
いつまでも止まない雨って、ありませんから。
と言うか、自然の計らいに逆らわないで、ただ乗って行けばいいだけなのかも知れません。

と言うわけで、圃場も急速に乾いて来ています。
ニ三日後には、耕耘可能なくらいまで乾くでしょう。
種まき前、二度目の耕うんをしたいと思っていましたから、ちょうどいいのですね。

田んぼをやっている人は、早生種の稲刈りに取りかかれるでしょう。

一方、イノシシは神出鬼没にあちこちを歩いて、田畑を荒らし回っているようです。
電柵を張っているところは免れますが、対策していないところは無残な光景です。

しかし、一度は酷い目に遭わないとその気にならないのが人の常と言うわけで、来年はこのあたりでも一気に電柵エリアが広がりそうです。

コロナ禍の今、ウイルスとの戦いはもちろんですが、この田舎では獣たちとの戦いも重要課題なのですね。
気を抜いてはいられません。

電気柵設置補助金申請に向けて動き出す

獣を圃場に入らせないために、電気柵が一番有効であることは間違いありません。

しかしながら設置には手間も費用もかかりますから、年配の方の中には、いっそのこと耕作を止めようという考えの方も出てくるわけです。

そうなると耕作放棄された圃場は荒れて草やぶとなり、尚のこと獣たちの隠れ場所や住みかとなってしまいます。

年々深刻化する獣害に対応するため、いろいろな補助事業が立ち上げられていて、電気柵の購入補助もその一つです。

もちろん個々の農家が単独で利用申請することも出来ますが、補助割合はかかった費用の50%(最高限度額5万円)です。

一方、何軒かの農家が団体を作って共同で電気柵を設置する場合、補助割合が断然大きく70%(最高限度額30万円)になります。

さらに、集落全体でまとまって事業化すれば、最高の補助率80%(最高限度額150万円)となります。

いずれにしても、この制度を活用しない手はありません。

いろいろ考えましたが、行政区全体をまとめるのはなかなか大変そうなので、家の圃場に隣接する圃場の地主さんたちに声をかけて、まずは6世帯での事業として団体を立ち上げることになりました。

今日、私を含めて6人全員の同意を確認しましたので、これから団体設立の準備に取りかかります。
こんなことも、3年前から集落の会計兼副区長職を務めて来たおかげで、スムーズに進められそうです。

申請期限は10月末ですが、事業の実施は来年4月ということで、うちの麦畑の種まきには間に合いません。
家の分は、とりあえず自前でやれるところまでやります。

来年になって穂が出る頃までには間に合うはずですから、収穫の頃にはまわりの水田も合わせてぐるりと電気柵に囲まれているでしょう。
今年、散々な目に遭った件のおばあちゃんの畑も、来年は安心です。

一方、当然のことながら、公金をいただくのですから、それなりにハードルは高いのです。
でも、面倒くさがらず手間を惜しまず、団体設立への手続きを進め申請に漕ぎつけたいと思っています。

今回のことで、私にとって一番良かったことは、全員がとても快く賛同してくださったことです。
この集落に引っ越して来てから今日まで、皆さんとのお付き合いに間違いはなかったと確信出来ましたから。
一生懸命尽力して、良い結果を出したいと思います。

獣害対策が続きます

獣害対策

水田の中を横切る二筋の獣の漕ぎ跡
相当大きな体格の動物が歩いたことは間違いありません。


獣害対策

2列とも、向こうの草原に向かっています。

繰り返し繰り返し、獣の害の話で嫌気されそうですが、まあ聞いてください。

皆さますでにご存じかも知れませんが、つい先日、岩手県で早朝コインランドリーに熊がガラスを割って侵入しました。
現場は、街中の住宅街だそうで、しかも明るくなってからの時間帯です。

例えばこんなことが、これから先あちこちで頻繁に起こるようになるだろうと、私は予想しています。
だからこそ、今のうちに獣たちの習性について学び、対抗する手段を講じ、そして何より野生と向き合う感覚を養っておかなければなりません。

今、私の住んでいる山間地で起こっていることに、是非とも関心を持っていただきたいと思います。
それは近い将来、都市部でも日常的に起こる事象となるはずですから。

さて前置きが長くなりましたが、今日の話です。
昨夜から今朝にかけて、集落の外れの水田を熊が横切りました。

もちろん目撃したわけではありませんが、稲をかき分けて歩いた跡が2列、遠目にもはっきりと見て取れました。

最初、2列の跡は往復して付いたものと思っていましたが、実際に間近で確認したところ、稲が2列とも同じ方向に漕がれていることから、2頭歩いたものと推定しています。

この場合、親子と考えるのが、熊の習性からすれば妥当です。
足跡が軟らかい泥を踏んでいたためはっきりしませんが、長さ15cm幅8cmくらいでした。
もう1頭の方は、足跡がよく分かりませんでした。

漕ぎ跡を辿って行けば、もっと多くのことが分かるに違いありませんが、何しろ丸腰で熊が通ったに違いない草藪の中を漕ぐのは、いくら何でも気が進みません。
仕事もあるし、今日はここまで。

明日には、また何か兆候が掴めるかも知れません。
いつもアンテナを張っておくこと、感性のスイッチを入れておくことを忘れないように、自らに言い聞かせています。

イノシシが歩き回っている

今朝は、入念に獣の出没の痕跡をチェックしました。
その結果、イノシシがそこらじゅうを歩き回っていたことが分かりました。

昨日2回目の耕うんをした中島第3圃場には、第1圃場の電柵の中のさつまいもに魅かれたらしく、電柵の直近に沢山足跡が残っていました。
多分、何度か感電したに違いありません。

その他付近の地面は、至るところ穿り返されていて、全く酷いものです。

電気柵は、最低限作物を守ることは出来ますが、まわりの環境破壊まで食い止めることは出来ません。
きつい斜面でこれをやられたら、雨の日に崖崩れ、土砂崩れが起こることは避けられないでしょう。

本当に獣害は深刻な問題なのです。
一見長閑に見える山里の暮らしも、その実、決して平和ではありません。

さて、明日はまたパン焼きの木曜日です。
仕事もしなくては、飯が食えません。

ま、ま、愚痴はよしにして、がんばります。

皆さまのご来店、お待ちしております。

イノシシ来た!

ここ二週間あまり、イノシシの気配が遠のいていました。
この間、あたりを隈なく歩き回って確認しましたが、足跡も掘り跡も何も見つけることが出来ませんでした。

それが今朝のこと、耕耘しておいた圃場に新しい足跡が付きました。
土が軟らかいので、遠目には大きな熊の足跡に見えましたが、周りに掘り跡が多数あったことから、イノシシが来たに違いないことが分かりました。

隣接する水田にも侵入したようです。
ただし、食害には及んでおらず、どうもまわりの土の中にご執心のようで、畔を伝うように掘り返していました。

うーむ、やっぱり戻って来たか!
熊はどうしたのか?いなくなった?

否、何かあったに違いない。
今のところ、真相は分かりません。

監視カメラを仕掛けました。

そして明日までに、また新たな出没の痕跡が見つかるかどうか、明日の朝は入念に探索しなくてはなりません。