時事雑感」カテゴリーアーカイブ

世界は、悩み深き時代に・・・

言うまでもありません。
先日、フランスはパリで起こった同時多発テロ。

いろいろな意見が飛び交っているようですが、多くの人は戸惑いを隠せないようです。

私は、思っています。
とうとうここまで来たか・・・と。

そしてこれは、私たちが今まで信じて来た常識とか正義とか善と呼ばれるものの中に、何か決定的な間違いがあったのかも知れないと。
それは何だろう・・・。

そう簡単には答えは出ないと思います。
でも、気づかなくてはならないでしょう。
このままでは行き止まりにしか見えませんから。

この次、どんなことがこの世界に起こるのか・・・。
あまり考えたくありませんが、向き合わないわけには行かないでしょう。

自分が当事者になることがないとは、もはや誰にも言えない状況に、この世界はなってしまった・・・。

この先何年、否何十年、世界は悩み深き時代に入ったのだと思っています。


カレンダー

2016食工房オリジナルカレンダー

モノが手に入らなくなる時代

全く漠然としていて分からないタイトルを付けていますが、最後にはご理解いただけるものと思って進めます。

皆さまご存じの通り、食工房の看板メニューの一つにライ麦のパンがあります。
現在、地元の農家さんに作付けしていただいたライ麦を使用して、大変納得の行く製品づくりが実現しています。

これが昨年の今頃は、カナダ産のライ麦を仕入れて使っていて、その品質が例年になく悪くて困っていました。
あの小さい麦粒を、目視手選別していたのですよ!
たった1㎏を選別するのに1時間もかけて・・・。
当然、仕入れ先にクレームを申し入れましたが、明確な返答はありませんでした。

そしてライ麦の収穫期を迎えて、やっと地元の農家さんから原穀が入荷して一安心した頃、カナダ産ライ麦の仕入れ先からは、結局天候不順による減収のため前年度分の在庫終了、新年度分は港湾労働者のストライキの影響で現地で船積みが出来ないため、入荷の目途が立たないという通知が届きました。

ま、こちらとしては、その時点でカナダ産に頼る必要が無かったので、そのまま聞き流していたのですが、どうやら大変なことになっていたらしいのですね。
今日また改めて届いた通知によると、昨年夏に収穫されたライ麦原穀は、まだカナダを出てもいない状況だとのこと。
日本への到着は、2月以降かさらに先になる見込みだそうです。

そしてこれも前例があって分かっていることなのですが、日本に着いてからも通関業務が渋滞して数か月間税関に留め置かれることも珍しくないのですね。
そうこうしているうちに、今年の収穫期にかかりますよ!
1年遅れで入荷だなんて、笑い話にもなりません。

食工房では、2008年から地元の農家さんにライ麦と小麦の作付けをお願いして来ており、量的には間に合わないことが多いものの、次第に定着しつつあります。
いずれ近い将来、ライ麦だけでも100%地元産を実現したいと思って取り組んでいます。

それはそれとして、輸入品の入荷が思うに任せないという今回のような状況、一体何が起こっているのでしょう?
アメリカ西海岸の港湾労使交渉の問題も、なかなか根が深そうで、一気に解決は望めそうにもありません。

また日本の税関業務の渋滞も以前から慢性的で、コーヒー豆でも新豆の入荷を長いこと待たされた覚えがあります。
そして仮にそれらの問題がなかったとしても、昨年のライ麦の場合のように不作で、欲しくてもモノが無いということもあり得ます。

私たちの生活を支える重要な物資が、手に入らないという事態がある日突然やって来る・・・みたいなことが、これから次々本当に起こるのかも知れません。
自分たちの足元、もっと気をつけて見なくては・・・と思っている私です。

参考資料 アメリカ西海岸における港湾労働労使交渉の顛末(2014年の資料)

国内でも物流危機が・・・ 「NHKクローズアップ現代・モノが運べない!?物流危機」

衆議院議員選挙

皆さますでにご存じのとおり、衆議院議員の選挙があります。
選挙戦が始まっています。

何で今・・・?
争点がない!
国民の無関心。
投票率は一段と下がるだろう・・・。

いろいろなことが言われます。

でも、仕掛けた方にすれば、ちゃんと理由があるはずでしょ。
そういう作戦なわけですよ。
それに乗せられるをどう思うかは、お一人お一人のご自由というわけ。

「一国の国民は普通、自分たちの平均的レベルを超える国会議員を持つことは出来ない。また一国の政治が総理大臣の器量を超えることは無い。国家の価値は、結局、これを組織する人民の価値である。」

英国の哲学者、ジョン・スチュワート・ミルの至言だそうです。

これ以上、黙っていようと思っていたのですが・・・

他でもありません。
例の漫画「美味しんぼ」の件です。

言わせてもらいます。
まず、この漫画の一番の罪は、市民の分断を助長していることです。

一つの作品(芸術・・・と言う人もありますが)として、表現の自由の云々と言う意見があることも知っています。
しかし、「美味しんぼ」は、今現在起こっている社会問題を実名を使って表現しているのですから、ノンフィクションでありドキュメンタリーであり、ニュース解説や論説に等しいものだと私は思います。
そこに、批判や異論が出るのは当然だし、受けて立つのが筋です。

この件に関しては、私などよりももっと直接かかわりの深い、漫画「美味しんぼ」最新号に登場する、福島大・荒木田准教授と直接関わりのあった、福島市在住の友人のブログ記事に触れていただきたいと思います。
<参照>

人の住めない福島ですか。
住んではいけない福島ですか。

では、そこに暮らしている我々は、何なのでしょう・・・。
物を造って売るなんて、トンでもないですか?

「美味しんぼ」は、真実にも事実にも触れないクソ漫画です!
<こちら>も見てください。

後始末の出来ない国になった・・・

今、一番の騒ぎはというなら、例の漫画の話題でしょう。
私は見てもいないので、直接話題に触れることはしませんが、この事件、どんな顛末になって行くのでしょうね。

このところ世間を騒がせる事件の数々を見ていると、後の始末ということが出来ないまま話題から遠ざかって行きます。
否、いちいち気にしていられないくらい、次から次へと騒がしいのですから、それもいたし方ないのでしょうか。

何と言ったら良いのでしょう・・・。
いつの間にか、後始末の出来ない社会に、国になったのかな・・・、この日本は・・・と思いますね。
その最たるものが、福島第一原子力発電所・・・否、もう発電はしていませんので、この名称は正しくないかも・・・。
いわゆるフクシマですね。

一事が万事。
今回の漫画の騒動で、もうこの国はグチャグチャ、ドロドロの手が付けられない状態になりはしないかと、心配でもあり、楽しみでもあり・・・なんて言ったら不謹慎でしょうか。

でも、福島県に住んでいる私たちは、これで全員が当事者になったわけですからね。
これは、ある意味見ものと言うか、やっぱり楽しみですね。
さあ、どうしてくれるんだ!ってことで。

福島のことは、福島に来て一年間くらい住んでみて、それからものを言ってくれ!と、私は思っています。

いや、もう大変!

価格の改定をお願いしますと、昨日告知申し上げて、今日改めて読み直して、つくづく思います。
これはもう本当に大変なことなんだと。

3月のうちに・・・と、微々たる効果しかないと分かっていても、この際バターを多めに買い込んでおこうかなと思ったり、プリンターのトナーを注文したり、今日は車のガソリンを満タンにして来た私です。

皆さまも、何か対応されましたか。
でも、こんなことくらいしか出来ないというのも、もどかしいですねぇ。

この後10%になるのでしたね。
何を買っても、その場で10%分の税金を払う・・・、理不尽だと思います。

北欧では、消費税率23%の国もありますが、食料品と医療費には課税せず、逆に贅沢品には沢山課税してその平均が23%ですから。

所得の再配分、富の再分配という観点から見れば、日本は格差を助長する方向に舵を切っています。
これからますます、暮らし難い国になります。

せめて食工房は、いいものを安く売りたいと思っているのですが、意に反して値上げしなくてはなりません。
本当の話し、年収や資産に応じて違う値段で売れるのならいいのですが。

配偶者控除廃止の議論に思う

夏休み

パパと一緒に花火だよ!

安倍政権がこの度、配偶者控除を廃止の方向で検討に入ると、伝えられています。
以前からそのつもりであったことは何かの記事で知っていましたが、具体的になった今、一言申し上げておきたいのです。

配偶者控除を廃止する側の理論は、女性の活用を一番の理由に挙げています。
女性が、もっと社会に出ることを促すことが、つまり生産労働に従事させることが目的です。
そうしないと、人口減少の時代に経済の維持が出来なくなると。
そしてそれに呼応するように、少子化対策は、子どもを安心してあずけられる環境を整えようという方向です。

何かが違うと、もうずっと前から思っています。
専業主婦のどこがいけないのか。
子どもは、両親のもとで育つのが一番いいのだと思います。
そのための環境整備をしたらいいのに・・・。

昔の話しですが、ある若い夫婦がいて出産を迎えることになりました。
夫は、会社に6ヶ月の間、育児のために休職したいと申し入れましたが、それなら辞めてくれと言われて辞めました。
もちろん会社にしてみたら、6ヶ月もの間人材が不足することになりますし、その間だけ都合良く代わりの人が見つかるとは限りませんから、いっそのこと退職したもらった方がいいのは分かります。

でもね・・・何かが違うのですよ。
つまり、物事を考える目線が子どもの目線でなく、大人の、社会の目線なのですね。

つい先日のベビーシッターの事件、皆さまはどう思われましたか。

幼い子どもたちがこのような環境に置かれていること、それはそのままこの社会の未来を暗示しているように私は思います。
安倍政権が考えているような少子化対策や子育て支援の方向性では、子どもたちに明るい未来をプレゼントすることは出来ません。
これから一世代回らないうちに、私たちの社会は、もっともっと厳しい結論を突き付けられることになるでしょう。

こんな話を思い出します。
自分の皿を洗っても一円にもならないが、他人の皿を洗うとお金が稼げる。
全てがこの理屈で回って行くと、どんな世の中になって行くのか。
考えただけで薄ら寒くなります。

何もかも見直さざるを得ない一斉値上げ

どなたもご存じのように、4月からの消費税率アップに伴って、価格の改定のことが今一番の関心事です。

消費税率が3%上がるだけと言いますが、及ぼす影響はそんなに単純ではありません。
食工房に関わりの深いところでは、宅配便のヤマト運輸が消費税のアップ分に加えて、今まで月間個数に応じて割り引き運賃が設定されていた業者契約も、規定通りの運賃になるとのこと。

否、もうこれは大変なことです。
送料が、一気に2倍近くにもなるケースが出て来そうです。
また送料の半額サービスや無料サービスも、適用金額を上げるしかなくなります。

食工房だけでなく、これは物流全体に影響が出るだろうと懸念されているのですね。
そうでなくとも、ここ数か月連続しての電気料金の値上げだったり、ガソリンや灯油、ガスなどの燃料費が上昇傾向です。
賃金が上がる見込みの人もいるでしょうが、これでは帳消しですね。
ましてや、賃上げなんていったい誰の話しだい!って感じの私などは、ますます骨身を削る以外方法がありません。

食工房では、ただ今価格の見直し作業中で、4月から新価格でお願いすることになりますが、これでかえって売り上げが失速する危険は決して小さくないと危惧しています。

本当!このままでは済まない事態が進行しています。
どうなるのでしょう、この国。

震災3年

東日本大震災から丸3年が過ぎました。

一口に3年と言いますが、この震災に関してはまだ3年・・・、もう3年・・・、人それぞれに出来事の一つ一つに、一言では言い尽くせない複雑な実感があると思います。

たまたまとは言え、今高知に来ている私、今夜バスに乗って明日の朝東京です。
そして午後には会津に着いているはずです。

今日、この3年間で多分初めてだと思いますが、2011年3月11日の自分のブログ記事を見ました。<参照>
思い返してみると、この3年間ずっと、前と言うか先のことしか見てなかったような気がします。
あの日を飛び越して震災前の記事は、度々ふり返って見ることがあったのですが・・・。

あの日の夕方、インターネットがまだつながっていましたので、とにかく無事の便りのみブログ記事にしてアップしておきました。
見る人が見れば、私が被害に遭うことなく無事でいることが分かるはずと思ったからです。
その後間もなく通信が遮断されましたから、この記事一つで余計な心配をかけずに済んだのではないかと、今でも良い判断だったと思っています。

そして、3年経ったくらいでは、まだまだ何も変わらない何も申し上げられない、私たちが、この国が、本当はどれくらい大きな傷を負ったのか、やっと分かり始めたところなのではないかと思う私です。

一筋縄では括れない

今日は、手を抜かせていただきます。
まず、二つのブログ記事をお読みいただきたい。

「籾井会長は実にNHKにふさわしい」
「メディアにとって『公正中立』とは何か?」

この二つの記事、件の新NHK会長をめぐる問題に触れていますが、私には同じことを違う角度で言っているように思えます。

関連して私が思ったこと。
国家だの社会だの、団体組織は、関わる人たちの申し合わせや契約によって成り立つ仮想のものでしかないということ。
この世に実体があるのは、個人だけです。
団体組織が意思を持つことなどあり得ないのは、これは自明の理です。

我々も、往々にして団体組織を語ることで、自らの責任を曖昧にすることがあったりしませんか?
逆に、個人では得られないような、多大な便益を享受したりすることが・・・。

全ての人が、一人の人間として、天に恥じない言動を!
それしかないような気がします。