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春を待つ麦畑

飯豊の空の下から・・・

庭の一角に咲いた福寿草


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定点観測 2023.02.28
積雪深30cmを切りました。
部分的に露出したところもあります。


日当たりの良い場所は、早くも雪が消えて地面が見えて来ました。

庭の福寿草のつぼみがが開き始めました。
今日あたりは日差しも一日中あり、気温も上がりました。

麦畑を覆っている雪も少しずつカサが下がって来ており、一部では地面が露出して麦が姿を現した箇所もあります。
こうなると、白い雪と違って熱を吸収する地面の周辺からどんどん雪融けが進みます。

春が近づいています。
今年の麦の出来はどんなでしょうか。
まだそれを占うには時期が早過ぎますが、期待は膨らみます。

圃場は静かに眠っています

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定点観測230211
道路以外は全て雪に覆われています。
積雪深は、平均40cmくらいあります。


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視野には、中島第2圃場、中島第8圃場、中島第1圃場が入っています。

この季節、圃場は雪の下で静かに眠っています。
昨年は、真冬に雪を漕いでイノシシがやって来ましたが、今年はそれもなく全く静穏です。

夏の間は藪で全く何も見えない所も、この季節は端から端まですっかり見通せます。
あそこの木を伐っておくといいのだけど・・・とか、あのへんちょうどけもの道になりそうな地形だね・・・とか、あそこが防御のポイントだね・・・とか、本当は雪の季節にいろいろ手を打てればいいのですが、なかなかそうも行きません。

でも、思い切って、木を2~3本切るかも知れません。
獣たちに対し、あたりの風景に人間の関与と変化を感じさせることは、獣害対策上最も重要なポイントです。
今年も、いろいろ作戦を考えています。

初雪でした

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定点観測2022.12.06


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電気柵設備を除雪車に壊されないよう、目印を立てておきます。
ここには、地中線が埋設されています。


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定点観測2022.12.07

昨日から降り出した雨が深夜に雪に変わり、今朝は一面の銀世界になっていました。

その後日中はまた雨になりましたが、積もった雪が消えるまでにはなりませんでした。
そのまま明日にかけてみぞれまたは雪で経過するようですから、明日の朝はさらに白くなっていることでしょう。

昨日は緑色がきれいな麦畑でしたが、今日はモノトーンの暗い空の下、白い雪に埋もれていました。

さて、明日はまたパン焼きです。

おかげさまで、収穫の恵みパンセットが完売となりました。
多くの皆さまにご利用いただきました。
この場を借りて、御礼申し上げます。

明日は、多分雪空の下、雪の日ポイント2倍が適用になると思います。

皆さまのご来店をお待ちしております。

おいしいは、畑から始まる

私たち日本人は、お米のおいしさにはうるさいのですね。
一頃、そして今でも、コシヒカリは断トツの人気銘柄です。
新米の味わいにこだわる傾向も、しっかり根付いています。

一方、パンに関して小麦の品種や銘柄にこだわることがあるだろうかと思った時、さっぱりそうした情報に触れることはありません。
製粉会社でも、小麦の品種を明確にすることなどほとんどありませんし。

ま、それは置いて。

食工房では、自前の圃場でライ麦やスペルト小麦などを収穫して、パンの原材料として使用しています。

で、今年のライ麦とスペルト小麦の作柄が大変良好で、その恩恵がパンの風味にはっきり現れているのですね。
特に配合割合の高い、プンパニッケル、スペルト小麦丸、堅焼き黒パンなどで、それを感じます。
穀物のおいしさと満足感が今までとは違う感じがしています。

毎日の食事でそれを感じながら思うことは、おいしいパンを焼くには良い粉が必要、良い粉を挽くには麦の出来が良くなくては、そのためには畑の土を肥やさなくては・・・なのですね。

つまり、おいしいは、畑から始まる!ってことです。
食工房の自前ではありませんが、小豆も大麦もエゴマもすべてその例に漏れません。

今回は、おいしいかぼちゃをいただきましたので、今度出来るかぼちゃあんぱんもやっぱり畑から始まっているおいしいなんですね。

それから今日は、例の少年たちが播いた小麦がいい具合に育って、少年たちに教えながら麦踏みをやりました。

二週間前に種を播いて、何も無かったところにちゃんと麦が育っているのですから、彼らのそのうれしさや驚きは、はたで見ていても分かります。

来年夏には、必ずや収穫の成功体験に導いてやりたいと思う私です。
そして、畑ってすごいな、いいな、と思う気持ちが芽生え育ってくれることを願っています。

本当は、おいしいは、そんな子どもたちが育つところから始まるのかも知れません。

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弟君は、両足で2列踏みに挑戦


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お兄ちゃんは、確実に踏み残しが無いよう1列ずつ踏んでいます。


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終わった後の達成感と自信が見えるようですね。

小春日和

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定点観測20221026
第2圃場のライ麦がはっきり筋になっているのが分かります。


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中島第2圃場のライ麦
昨日麦踏をして、1日が経過したところ


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中島第2圃場のライ麦
麦踏み後1日経過


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中島第4圃場 南部小麦
麦踏み後4日経過



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中島第5圃場 ライ麦
昨日(10/25)麦踏みしました。


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中島第6圃場(手前)、第7圃場(後方)
いずれもスペルト小麦


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中島第8圃場 スペルト小麦


★画像の中で、中島第4圃場以外はすべて8月の豪雨災害で泥水に浸かっています。

何度もこのタイトルを使っていますが、今日もまさに小春日和と呼ぶにふさわしい穏やかな晴天に恵まれました。

正直、屋内で仕事なんかしたくないと思いました。
麦踏みしてお茶飲んで、また麦踏みしてお茶飲んで、そうやって一日が過ぎれば最高だなと。

でも、そうも行かなかったのではありますが。
麦畑の写真だけは撮って来ました。

朝も、日中も、そして夕方も、今日はしみじみここの暮らしがありがたいと思う一日でした。

明日は、また定休日明けの木曜日、パン焼きです。
収穫の恵みパンセットのご注文をいただくようになって、仕込み量が多くなっています。

気合いを入れて手際よく進めないと、パン生地の発酵に追い付かれてしまいます。
がんばらなくては・・・。

皆さまのご来店も、お待ちしておりますよ!

麦踏み始まる

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定点観測221019 中島第2圃場のライ麦が育って来ました。


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中島第2圃場のライ麦 近影


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高野第2圃場 デュラムⅡ
麦踏みを終えました。


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踏まれて地面に横たわった麦
ここから、たくましく起き上がって旧に倍する勢いで成長します。


食工房

プレミアムスコーンのバター切りの準備です。
これで1ロット、5個入り×16袋分の材料です。


食工房

食工房畑で収穫した南部小麦の粉です。
おいしそうなクリーム色をしています。

麦が育って来ました。
一番先に播いたデュラム小麦は、麦踏みをする状態になりましたので、今日の午後、上の娘と二人で踏みに行きました。
狭い圃場なのですぐに終わりましたが、これから次々と麦踏みが続きます。

さて、明日はまた定休日明けの木曜日、パン焼きの日です。
収穫の恵みパンセットも、明日から出荷が始まります。
それに合わせて、漉乃あん丸(あんパン)も再開です。

私の明日の楽しみは、自前の南部小麦のパンがどんな出来になるかです。
そして、この小麦粉を使ってスコーンの準備もしています。
これは明後日に焼きます。

食欲の秋です。
いろいろと食べる楽しみが待っています。

皆さまのご来店、お待ちしております。

本日の麦畑

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定点観測 20221015
中島第2圃場は、ライ麦が成長しています。
中島第3圃場は、完全に草藪になってしまいました。


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定点観測(広範囲)20221015


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中島第2圃場 ライ麦
葉の色が緑色になりました。


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ライ麦近影


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ライ麦近影 降雨後

赤っぽかったライ麦の葉色も、すっかり緑色に変化しました。
順調に成長しているようです。
その他の麦たちも、すべて発芽し成長を始めています。

明日は、杜カフェパンマルシェ

先日ご案内した横浜市内でのイベントは、明日(10/16)開催となっております。
大勢の皆さまのご来場を、お待ちしております。

食工房

画像クリックで、イベントHPが開きます。

今日の麦畑

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中島第4圃場 南部小麦


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中島第4圃場 南部小麦 近影


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中島第2圃場 ライ麦


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逆光に透けて輝くライ麦の芽


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中島第2圃場 ライ麦


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さすがお兄ちゃん、一人で何とか押すことが出来ました。


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弟君、さあ行けるかな?ちょっとまだ体が小さいのです。


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弟君は、前をロープで引っ張ってもらいながら進みました。
来年は、きっと一人で押せるよ!

今日は、昨日からの雨が上がり、午後から日も差して来ました。
夕方、逆光に輝く麦畑がとても感動的な眺めでした。

それから今日はもう一つ、近所の農家さんの孫にあたる少年たちが麦を植えたいと言うので、お手伝いをしました。
その子たちは、自分たちの畑をあてがってもらっていて、野菜など何でも自分で作って試しています。

好奇心全開の彼らは、今度は小麦を植えてみたいと、私たちに相談を持ちかけてきたのです。
何でも、食工房の小麦麺を食べておいしかったので、このうどんが出来る麦を植えたいのだと言います。

そこで私、我が意を得たりとうれしくなり、二つ返事で請け合いました。
面倒みてやるよ!と。

そして、圃場の準備はじいじがやってくれたのであとは種を播くだけだと、今日の午後店にやって来ました。
雨上がりでどうなるかと思いましたが、道具を準備して一緒に畑に行きました。

種まき機は、子どもたちにはちょっと重かったみたいですが、お兄ちゃんの方は何とか一人で押すことが出来ました。
弟君は、手伝ってもらいながら何とか進むことが出来ました。

30mの長さで7筋播きました。
その様子を、ひいばあちゃんが嬉しそうに最後まで見ていました。

この子たちが将来農業に就くかどうか分かりませんが、そんなことには関係なく、とてもいい成長過程を踏んでいると思って見ています。
この子たちを見ながら、日本の未来は明るいと思える私です。

ライ麦発芽

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中島第2圃場のライ麦発芽


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ライ麦発芽近影 爪楊枝より細い!

昨日、発芽を確認していましたが、地面からわずかに数ミリ顔を出した程度でした。
カメラも持参していなかったので写真は撮りませんでした。

今朝、改めて圃場に行って写真を撮りました。
一晩の間にも成長していて、はっきりと遠くからでも発芽しているのが分かるほどになっていました。

朝露を湛えて輝くその姿は、毎年毎年もう何度も見て来ましたが、いつも感動する情景です。
おかげさまで、今日のパン焼きも順調でした。

明日は、どの圃場の麦が顔を出すでしょうか。
楽しみです。

デュラム小麦発芽

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高野第2圃場 デュラム小麦Ⅱ


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デュラム小麦Ⅰ


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デュラム小麦Ⅱ

9月27日に種まきしたデュラム小麦が発芽しました。
正確に言うと、発芽3日目になります。
デュラムⅡの方が先に発芽し、後を追うようにデュラムⅠが発芽しました。

アインコルン小麦は、一向に発芽の兆しがありません。
あくまでも種子用ではないので、発芽の保証はありません。
もう少し待ってみましょう。

そして、中島第2圃場のライ麦が発芽しました。
と言っても、本当に土の中から針の先ほどの先端が覗いたところです。
写真は撮っていません。
その他は、まだこれからです。

しかし、うれしいですね。
何かもう舞い上がりたいようなうれしさです。

明日のパン焼き、いやが上にも気合が入ります。