
庭の福寿草のつぼみがが開き始めました。
今日あたりは日差しも一日中あり、気温も上がりました。
麦畑を覆っている雪も少しずつカサが下がって来ており、一部では地面が露出して麦が姿を現した箇所もあります。
こうなると、白い雪と違って熱を吸収する地面の周辺からどんどん雪融けが進みます。
春が近づいています。
今年の麦の出来はどんなでしょうか。
まだそれを占うには時期が早過ぎますが、期待は膨らみます。
この季節、圃場は雪の下で静かに眠っています。
昨年は、真冬に雪を漕いでイノシシがやって来ましたが、今年はそれもなく全く静穏です。
夏の間は藪で全く何も見えない所も、この季節は端から端まですっかり見通せます。
あそこの木を伐っておくといいのだけど・・・とか、あのへんちょうどけもの道になりそうな地形だね・・・とか、あそこが防御のポイントだね・・・とか、本当は雪の季節にいろいろ手を打てればいいのですが、なかなかそうも行きません。
でも、思い切って、木を2~3本切るかも知れません。
獣たちに対し、あたりの風景に人間の関与と変化を感じさせることは、獣害対策上最も重要なポイントです。
今年も、いろいろ作戦を考えています。
昨日から降り出した雨が深夜に雪に変わり、今朝は一面の銀世界になっていました。
その後日中はまた雨になりましたが、積もった雪が消えるまでにはなりませんでした。
そのまま明日にかけてみぞれまたは雪で経過するようですから、明日の朝はさらに白くなっていることでしょう。
昨日は緑色がきれいな麦畑でしたが、今日はモノトーンの暗い空の下、白い雪に埋もれていました。
さて、明日はまたパン焼きです。
おかげさまで、収穫の恵みパンセットが完売となりました。
多くの皆さまにご利用いただきました。
この場を借りて、御礼申し上げます。
明日は、多分雪空の下、雪の日ポイント2倍が適用になると思います。
皆さまのご来店をお待ちしております。
私たち日本人は、お米のおいしさにはうるさいのですね。
一頃、そして今でも、コシヒカリは断トツの人気銘柄です。
新米の味わいにこだわる傾向も、しっかり根付いています。
一方、パンに関して小麦の品種や銘柄にこだわることがあるだろうかと思った時、さっぱりそうした情報に触れることはありません。
製粉会社でも、小麦の品種を明確にすることなどほとんどありませんし。
ま、それは置いて。
食工房では、自前の圃場でライ麦やスペルト小麦などを収穫して、パンの原材料として使用しています。
で、今年のライ麦とスペルト小麦の作柄が大変良好で、その恩恵がパンの風味にはっきり現れているのですね。
特に配合割合の高い、プンパニッケル、スペルト小麦丸、堅焼き黒パンなどで、それを感じます。
穀物のおいしさと満足感が今までとは違う感じがしています。
毎日の食事でそれを感じながら思うことは、おいしいパンを焼くには良い粉が必要、良い粉を挽くには麦の出来が良くなくては、そのためには畑の土を肥やさなくては・・・なのですね。
つまり、おいしいは、畑から始まる!ってことです。
食工房の自前ではありませんが、小豆も大麦もエゴマもすべてその例に漏れません。
今回は、おいしいかぼちゃをいただきましたので、今度出来るかぼちゃあんぱんもやっぱり畑から始まっているおいしいなんですね。
それから今日は、例の少年たちが播いた小麦がいい具合に育って、少年たちに教えながら麦踏みをやりました。
二週間前に種を播いて、何も無かったところにちゃんと麦が育っているのですから、彼らのそのうれしさや驚きは、はたで見ていても分かります。
来年夏には、必ずや収穫の成功体験に導いてやりたいと思う私です。
そして、畑ってすごいな、いいな、と思う気持ちが芽生え育ってくれることを願っています。
本当は、おいしいは、そんな子どもたちが育つところから始まるのかも知れません。
何度もこのタイトルを使っていますが、今日もまさに小春日和と呼ぶにふさわしい穏やかな晴天に恵まれました。
正直、屋内で仕事なんかしたくないと思いました。
麦踏みしてお茶飲んで、また麦踏みしてお茶飲んで、そうやって一日が過ぎれば最高だなと。
でも、そうも行かなかったのではありますが。
麦畑の写真だけは撮って来ました。
朝も、日中も、そして夕方も、今日はしみじみここの暮らしがありがたいと思う一日でした。
明日は、また定休日明けの木曜日、パン焼きです。
収穫の恵みパンセットのご注文をいただくようになって、仕込み量が多くなっています。
気合いを入れて手際よく進めないと、パン生地の発酵に追い付かれてしまいます。
がんばらなくては・・・。
皆さまのご来店も、お待ちしておりますよ!
麦が育って来ました。
一番先に播いたデュラム小麦は、麦踏みをする状態になりましたので、今日の午後、上の娘と二人で踏みに行きました。
狭い圃場なのですぐに終わりましたが、これから次々と麦踏みが続きます。
さて、明日はまた定休日明けの木曜日、パン焼きの日です。
収穫の恵みパンセットも、明日から出荷が始まります。
それに合わせて、漉乃あん丸(あんパン)も再開です。
私の明日の楽しみは、自前の南部小麦のパンがどんな出来になるかです。
そして、この小麦粉を使ってスコーンの準備もしています。
これは明後日に焼きます。
食欲の秋です。
いろいろと食べる楽しみが待っています。
皆さまのご来店、お待ちしております。
今日は、昨日からの雨が上がり、午後から日も差して来ました。
夕方、逆光に輝く麦畑がとても感動的な眺めでした。
それから今日はもう一つ、近所の農家さんの孫にあたる少年たちが麦を植えたいと言うので、お手伝いをしました。
その子たちは、自分たちの畑をあてがってもらっていて、野菜など何でも自分で作って試しています。
好奇心全開の彼らは、今度は小麦を植えてみたいと、私たちに相談を持ちかけてきたのです。
何でも、食工房の小麦麺を食べておいしかったので、このうどんが出来る麦を植えたいのだと言います。
そこで私、我が意を得たりとうれしくなり、二つ返事で請け合いました。
面倒みてやるよ!と。
そして、圃場の準備はじいじがやってくれたのであとは種を播くだけだと、今日の午後店にやって来ました。
雨上がりでどうなるかと思いましたが、道具を準備して一緒に畑に行きました。
種まき機は、子どもたちにはちょっと重かったみたいですが、お兄ちゃんの方は何とか一人で押すことが出来ました。
弟君は、手伝ってもらいながら何とか進むことが出来ました。
30mの長さで7筋播きました。
その様子を、ひいばあちゃんが嬉しそうに最後まで見ていました。
この子たちが将来農業に就くかどうか分かりませんが、そんなことには関係なく、とてもいい成長過程を踏んでいると思って見ています。
この子たちを見ながら、日本の未来は明るいと思える私です。
9月27日に種まきしたデュラム小麦が発芽しました。
正確に言うと、発芽3日目になります。
デュラムⅡの方が先に発芽し、後を追うようにデュラムⅠが発芽しました。
アインコルン小麦は、一向に発芽の兆しがありません。
あくまでも種子用ではないので、発芽の保証はありません。
もう少し待ってみましょう。
そして、中島第2圃場のライ麦が発芽しました。
と言っても、本当に土の中から針の先ほどの先端が覗いたところです。
写真は撮っていません。
その他は、まだこれからです。
しかし、うれしいですね。
何かもう舞い上がりたいようなうれしさです。
明日のパン焼き、いやが上にも気合が入ります。