カテゴリー別アーカイブ: 麦畑通信

小麦の発芽

食工房

高郷町塩坪第一圃場
南部小麦が発芽しました。


食工房

南部小麦の発芽
一見たよりなく見えますが、この先を見ていてください。

高郷町の農家さんに作付けをお願いした南部小麦が発芽しました。
今日は、写真を撮りに行って来ました。

この農家さんのやり方だと、筋蒔きでしかも畝幅を60cmも開けています。
もっと有効に面積を利用しないのかな・・・と思いましたが、ちゃんと理由があったのですね。

60cmの畝間に、後々管理機という機械を走らせるのです。
中耕と言いますが、除草と追肥を効率良く行うための手法です。

麦は、追肥で育てよと言うのだそうで、元肥はある程度にして初めのうちは小さく育て、冬を越してからその後成長に合わせるように何度かに分けて追肥を施し、増収につなげられるということのようです。

いろいろノウハウがあるのですね。
小面積だと、このような手間をかける農法も可能ですが、海外あるいは北海道にみられるような大面積の圃場では不可能でしょう。

いずれにしても、まずは品質が最優先です。
品質の良い小麦が沢山取れるというなら、それは大いに結構なことです。
経過を見せていただこうと思っています。

明日は、定休日を使って、食工房麦ラボの種蒔きです。
お天気も良いようですし、時期としてもちょうど良いタイミングです。

ライ麦、南部小麦、デュラム小麦、スペルト小麦を蒔きます。
いずれも、種を切らさないようにするための栽培です。


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食工房、麦ラボ(麦の研究室)

食工房の中に、いつの間にか麦の研究室が出来ていました。
上の娘が、カナダから輸入されたオーガニックライ麦の中に異物として混入していた、小麦らしき種子を鉢植えして育て、種を増やし始めて早や4年目。
最初2粒しかなかった物も、4年目の今年、2kg収穫出来たものもあります。

一方、ライ麦と南部小麦の地元産も定着して来ました。
大麦も、地元の方から入手出来るようになって、早や3年目。
今、麦がとても面白い!と感じています。

日本は、お米の国だと言われるのですが、麦だってなかなかどうして、活躍の場は米よりもむしろ多いくらいです。

大麦は、主食用にも使われますが、何と言ってもビールでしょう。
小麦は、パンやお菓子に。

そして日本の食卓に欠かせない醤油は、大豆と小麦が主原料です。
うどんやソーメンなどの麺類もありますね。

そして、デュラム小麦から造られる、スパゲッテイーやマカロニなど(パスタと総称されます。)も人気の食品です。
あと、小麦で忘れてはならないのは、ウィスキーでしょう。
スコッチは小麦から、バーボンはトウモロコシやライ麦から造られます。

とうもろこしは、別名「唐麦」のも言いますので、麦の仲間と言っても良いのですね。
コーンフラワーのマフィンは、とてもおいしいそうですよ。

食工房は、パンと焼き菓子の店が本業ですが、原材料の小麦やライ麦などに関心を深めるうちに自分でも育ててみたくなり、皆さまもご存じのようにすでに取り組んでいます。

パン屋の仕事を、商工業の立場から見るだけでは、半分しか見えないのだと思います。
農業の立場からパン屋の仕事を見れば、また全然違って見えるでしょう。

食工房は、もっともっと農業に近づきたい!きっとパンづくりにもお菓子づくりにも、貴重な示唆が得られると思っています。

麦ラボ

脱穀後の麦ガラですが、なかなかきれいです。
店に飾っておきますので、ご来店の際にご覧ください。


デュラム小麦、長いノゲを持ちとても華やかな姿をしています。


麦ラボ

品種は不明ながら、中東の品種かも・・・。


麦ラボ

ライ麦、清楚な感じです。
美しい!


麦ラボ

超大粒の小麦、色は飴色、デュラム系かあるいはライ小麦?


麦ラボ

小麦ですが、品種は不明
カナダからやって来た。


麦ラボ

小麦、ノゲが長い、硬質小麦のようです。


麦ラボ

南部小麦、穂の色が濃い茶色で、他のものとははっきり違うので見間違えることはありません。


麦ラボ

いつの間にかこんなに沢山集まってしまいました。

今年の食工房畑のライ麦

麦ラボ

足踏み式脱穀機をセットしたところ
周りに飛び跳ねるので、パネルとシートで覆いました。
これが、大変うまく行きました。


麦ラボ

2017年産、食工房畑のライ麦


麦ラボ

デュラム小麦、二年目の今年は大変良い出来でした。

昨年、刈り遅れによる穂発芽で品質を落としてしまったことに懲り、昨年の種まきの際には、上の娘が種子選別を徹底的にやりました。

そして、一昨年ばら蒔きしたのを、昨年は筋蒔きに戻し極薄蒔きして、蒔いた種がわずかに隠れる程度に覆土も施しました。

結果、発芽率が良かったことは言うまでもありませんが、発芽が完全に揃ったことや苗の生育も不揃いなくとても順調だったことに、改めて種の品質の重要さを思い知った次第。
麦踏みも2回、春には除草を兼ねて畝間を耕す中耕を実施しました。

最後の刈り取りは、倒伏と穂発芽を警戒して、少し早めの刈り取りとなったため、ハザ掛けによる天日乾燥で追熟を待ちました。

約10日間ほど経って、実の充実と乾燥を確認して、昨日の脱穀に漕ぎつけたというわけです。
その結果、2坪ほどの面積から5kgの収穫がありました。

これを1反=10a・300坪に換算すると、何と750kgにもなるのですね。
12.5俵(1俵=60kg)です。(ちなみに、昨年の収穫は1反=10a当り450kgでした。)
そして収量が多いだけでなく、品質も昨年よりずっと良いのです。

もちろん、狭い面積に集中的に手をかけていますから、大きな圃場で同じ成績が出るとは限りませんが、最大でそれくらいの可能性があるということですから、ライ麦は全く素晴らしい作物だと言えますね。
否、小麦だって大麦だって、可能性としては同じだと思いますね。

麦の研究に深入りして行きそうです。
今後、デュラム小麦(パスタ用品種)とスペルト小麦(古代小麦)の作付けを定着させたいと考えています。

千咲原、渡辺圃場報告

ライ麦

ライ麦圃場全景
素晴らしい出来です。


南部小麦

一見、あまり成績が良くなさそうに見えるのですが、実はなかなかの豊作のようです。


ライ麦

この圃場は、種を蒔いたわけではありません。
昨年、一昨年のこぼれ種が再生した場所に、再び今年も自生したものです。
全く驚くべき生命力です。


南部小麦

南部小麦の穂です。
決して多収品種ではないことが分かります。
食味など品質重視の結果でしょうか。


南部小麦

今年作の南部小麦粒です。
半透明なのは、グルテン質が多い証拠なので、大いに期待しています。

昨日から晴天に恵まれています。
このまま明後日くらいまで、降らずに経過しそうです。

小麦とライ麦が登熟して、刈り取り時期を伺っています。
農家さんも判断に迷って、私のところへご連絡をいただきました。

昨日に続いて今日も、圃場に見に行きました。
今日は、サンプルを2本ほど引き抜いて持って来ました。

ちょっと早いけど、もう刈り取った方が良いだろうという判断をして、明日の午後に小麦を、明後日の午後にライ麦を、それぞれ刈り取る準備を進めてもらうことにしました。

この後一旦お天気が崩れて、その後回復する頃には、穂の状態が悪くなってしまう可能性が大きいからです。

今年は、5月から最近まで、比較的気温が低い日が多かったので、小麦はグルテンの乗りが良くなっています。
昨年に比べて、粒の色合いに透明感があります。

これは、グルテンの含有量が高い証拠です。
パン用としては、好ましい品質です。
収穫が大いに楽しみになって来ました。

高郷圃場の大麦

大麦

結実途上の大麦


大麦

六条大麦と呼ばれる所以がお分かりになると思います。


大麦

逆光に輝くノゲがファンタスティック!


大麦

圃場全景(画像クリックで拡大します。)

今日は午後から、同じ喜多方市内の隣町高郷町にある大麦の圃場を見て来ました。
取り組みをしてくださっている農家さんの説明を聞きながら、写真を撮りました。

ちょうど今結実の時期で、麦秋と呼ばれる色づきはもう少し先になります。
収穫は、6月半ば過ぎになる予想だそうです。

今のところ生育は上々で、あとは刈り取り時期のお天気だけが心配だと言っておられました。
小麦やライ麦に比べて、一ヶ月も早い収穫期です。
今年は、順調に行けば300kgくらいは取れそうだとのことでした。

田植えが終わったばかりの水田とは対照的に、間もなく色づいて黄金色に輝き始める麦畑の風景が、私は大好きです。

補助金申請しました

麦を使いこなすために精麦機を導入したいと考え、喜多方市が用意した制度「あきない力向上支援事業補助金」に応募しました。

今日は、圃場を見に行く前に、市役所に出向いて書類の提出と事業の説明をして来ました。
採択の可否は、来月中旬に決定になるそうです。
どうなりますでしょうか・・・。

補助金が出なくても、精麦機はぜひとも欲しいのですが、独力でそれを果たすためには、もう少し売り上げを伸ばさなくてはなりません。
いずれにしても、がんばります。

久々に畑へ

中耕

中耕が終わったライ麦


ライ麦

芽が出た頃は、パラパラとまばらな感じがしていたのに、どうでしょうこの様子!
一体何倍になったの?って感じです。


スペルト小麦

製パン用原料として販売されているものです。
種子用ではありませんが、発芽しました。


スペルト小麦

種蒔きの状態


スペルト小麦

筋状に蒔かれているのが分かると思います。
手で薄く覆土しています。


モニタリング

圃場の環境線量です。
土を掘り返しても変化はありません。

今日も、暖かい一日でした。
お天気は下り坂との予報でしたが、日中は雨が降ることもありませんでした。

今日は、食工房の製造仕事を早めに切り上げて、畑に出ました。
久しぶりに鍬を振るって畑を耕しました。

おかげで、夜の今頃になって、腕や肩がちょっと痛みます。
いきなり過負荷にならないように、ずい分控えめにやったつもりでしたが、やはり体が鈍っていたということなのですね。

今日は、生育中のライ麦の畝間を中耕しました。
これは、筋状に麦が生えている合間を鍬で耕して、雑草の根を浮かせて抑制するのと同時に麦の根を適度に傷めることにより刺激を与えて活性化するのが目的です。
必要な時は、追肥も施します。

今シーズンのライ麦は、昨年とは変えて筋蒔きにしています。
これも、この中耕をするための計らいです。

生育はとても順調で、極薄蒔きしたはずなのに、ご覧のように分けつしてものすごく旺盛です。
娘の談によれば、種まきの前に種子の選別を徹底的に厳しくやったことが、好結果に結びついているとのことです。

確かに、昨年までとは全然様子が違います。
生育も揃っているし、弱弱しい株が全くありません。

さて一方で娘は、スペルト小麦の種まきをしていました。
そもそも種子用のものではなく、発芽するかどうかさえ分からなかったのですが、発芽実験をして芽が出ることを確認していましたので、先ずは春蒔きを試しているわけです。

麦は、秋蒔き越冬栽培のものと春蒔きのものがありますが、このスペルト小麦がどちらに適応しているのか不明なので、両方やって見ようということになっています。
したがって、今年の秋にはまた残りの種を蒔きます。

畑には、まだこの他に、南部小麦、デュラム小麦、品種不明の小麦が数種類育っています。
全滅したと思われたライ麦の品種改良実験種も、少しですが生き残ったものがあり、様子を見ています。

そしてひとつ残念だったのが、国産初のデュラム小麦「瀬戸デュール」でした。
耐雪性を調べるのが目的でしたが、降雪前に育ち過ぎたことも原因してか、根腐れを起こして跡形もなく枯死してしまいました。
さらなる挑戦を続けたいと思っています。

そのようなわけで今、畑はさながら麦の実験圃場の様相を呈しています。
尤もこの後、じゃがいもやかぼちゃ、キュウリやトマトも植えるのですが・・・。
おかげで、畑が狭くなって来ました。

パタポン、厚みの限界に挑戦

パタポン

どのくらいの厚みか分かるように、つまようじを置いてみました。


パタポン

ラベルがかわいいと好評です。

薄焼き穀物クッキー “パタポン” を焼きました。
クッキーと言うより、せんべいと言った方が当たっているかも知れません。

このパタポンは、とにかく薄いほど食感が良く、おいしく感じる焼き菓子なので、成形にはとても手間がかかります。
そして、天板の枚数をやたらに食うので、オーブン効率が悪いのです。
焼き時間は短いのですが、その代わり少しでも油断すると焦がしてしまいます。

手間暇がかかって、しかも焼く時の緊張感が高い。
しかしそこもまた、追求と向上を何より楽しみとする、食工房病のなせる業なのですね。

今日は、生地を延ばす機械のローラーの隙間を目盛いっぱいまで狭くしました。
ですから、今後これ以上薄くは出来ません。
まあでも、これで十分でしょう。
これ以上薄いと、壊れやすくなるでしょうから。

ノーシュガーで何の飾り気もないシンプルな風味、しかし妙にはまってしまう不思議な焼き菓子、それがパタポンです。

食工房

クッキー類が全種類揃いました。
滅多にない風景です。


飯豊の空の下から・・・

飯豊の空の下から・・・

会津坂下町旧宮川沿いの土手から飯豊山を望む

気持ちの良い晴天、風向きが良く飯豊山に雲がかかっていません。
こんな日は、年に何日あるかないかです。

仕事を放り出して、写真を撮りに行きました。

そのついでに麦畑にも立ち寄って、こちらでも写真です。

麦畑通信

渡辺農圓第一圃場のライ麦
奥に隣り合ってほぼ同じ面積の圃場がもう一枚あります。
飯豊山を望む絶好の場所です。


麦畑通信

春になって再生したばかりのライ麦の若葉
地表からの目線でも、飯豊山が見えます。

ライ麦の圃場は、飯豊山を望む絶好の場所にあるのです。
ここで育ったライ麦が、プンパニッケルや堅焼き黒パン、ライ麦入り角食パンなどになるのですよ。

ありがたいですねぇ。目出度いですねぇ。


明日と明後日、食工房は定休日となっております。
お間違えのございませんように。

六条大麦

麦畑

新緑とコントラストを成す、麦秋の眺め
黄金の輝きに勝るとも劣らぬ素晴らしい色合いです。


麦畑

穂を真上から見たところ
ノゲが、きれいに六方向に伸びているのがよく分かります。


麦畑

まさに豊かな稔り!

今日は、微風快晴の空の下、山都町のすぐお隣の地区高郷町の農家さんを訪ねて、刈り取り間近になった大麦の圃場を見せていただきました。

食工房でいつもご好評いただいている大麦パンに使用される大麦は、こちらで生産されたものです。
品種的には、六条大麦でうるち種だそうです。
麦にも、うるちともちの二種あるというのは、今まで知りませんでした。
少し離れた圃場では、もち種の試験栽培も行われていました。

それにしても先ず感激したのは、いち早く麦秋の風景になった大麦畑の美しさでした。
六条というのは、真上から見ると良く分かりますが、茎の周りに六列実が付いているのですね。
ちょうど六角形をなしていて、ノゲも六方向に長く伸びて幾何学的な形状です。

とにかく見た目がにぎやか!
今日は、明るい日差しの下でノゲが光って、まさに最上の麦秋の眺めでした。

こんな素晴らしい風景を見せてもらったのですから、その麦で最高においしいパンを焼かなくては・・・という気にならないわけがありませんね。
本当にありがたい自然の営み!
パン屋も、がんばります。