食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

まずはクマ報告から

獣害対策

臨時設定のp6-2地点に、クマが出没
周辺の柿の木に新しいクマ棚を発見


獣害対策

臨時設定のp6-2地点に現れたクマ(ナッツ)


獣害対策

後ろは柿の木だが、この木は実の成りが悪いので、見向きもしないでp6方向に立ち去った 20:16
p6のカメラは、この夜電池切れになったらしく、作動していなかった模様で映像なし


獣害対策

ここp7地点と周辺は、柿のシーズンが終わるまで、クマの出没が常態化するものと思われる


獣害対策

昨夜食べ尽くしたのか?初めから隣の柿の木に向かう 21:56
クマ棚が数個作られていた。


獣害対策

この後上ったらしいのだが、カメラのPIRセンサーは反応しなかったようだ。


昨夜もお出ましになりました。

一つ気がついているのですが、出没位置がp6周辺に固まって来ています。
あまり他の地点には行かなくなりました。

柿や栗など食べるものに関わる一時的な傾向かも知れませんが、そうでないかも知れません。

この後このあたりから出て行かず、逆に人家へ侵入を試みるようだと、いよいよ危険だということになります。

とにかく警戒しつつ様子を見ています。


クネッケ完成形

クネッケ

四角に成形
切り落としが出て再成形するので、意外に効率が悪い。


クネッケ

近影 厚みは5mmより薄い


クネッケ

直径22cmほどに丸く成形 まん中に穴を開ける
この形はとてもインパクトがあり愉快 そして意外に簡単に成形出来る


近影 厚みは5mm以内 6等分に切り込みを入れているので簡単に6個に割ることが出来る

今日は、クネッケを試作しました。

以前にも一度挑戦し、ご報告していますが、今日でほぼ完成形に辿り着きました。
<参照>
以前も説明申し上げたと思いますが、食工房のクネッケは、ライ小麦でつくります。

このライ小麦というのは、寒冷な気候で小麦が作れない国や地域で、ライ麦と小麦を掛け合わせて作り出されたものです。
ライ麦のように寒いところでも生育し、一方小麦のように粘り気のある生地をつくれるのが特長です。

そしてもう一つ、ライ小麦は酵素活性が高く、強い甘みを持っているのが大きな特長です。
酵母を加えて発酵させると、豊富な糖分をエサに活発に醗酵します。

クネッケをつくる時面白いのは、まず酵母を加えた生地をつくり、時間をかけて風味を醸し出します。
その次にそこに重曹を少量加えてこね直し、すぐに成形にかかります。
薄く延ばして型抜きして天板に並べたら、15分くらい寝かせて膨張が始まるのを確かめてからオーブンに入れます。
低温でじっくりと、芯が残らない様、かといって焦がし過ぎない様に焼き上げます。

この薄焼きのパリパリ食感のクネッケは、英語名をクリスプブレッドと言いパンのカテゴリーに入る食べ物です。
主食にも用いられます。

何か特に際立った味がするわけではありませんが、妙にクセになる、ご飯の時もおやつの時も、つい手が出る、そんなクネッケです。

これから、包装形態や価格を決めて商品化の予定ですが、先ずその前に、今年の収穫の恵みパンセットの中に入れます。

今年のパンセットは、これまでなかった、食工房だからこそ可能な中身の濃いセットになります。

どうぞお楽しみに。

今日も、前半クマ報告

獣害対策

今夜も早いお出ましだ。 18:38
つい30分前に見回りに行った、すぐその後に出て来ている。
このあたりのすぐ近くに潜んでいる可能性大。


獣害対策

この夜、一番最初の出没箇所は、ここp8地点 18:38
18:00ちょうどに見回りをしているので、その後間もなく現れたことになる。


獣害対策

まっすぐに道を歩いて、カメラの横を通過して行く。



獣害対策

一週間ぶりに、この地点に出て来たクマ
ここは、クマの他、キツネ、タヌキ、アナグマ、ハクビシンなど、あらゆる獣たちにとって使い勝手の良い通り道になっている。


獣害対策

ここp6地点は、獣たちにとって使い勝手の良い通り道になっているようだ。
クマだけでなく、キツネ、タヌキ、アナグマ、ハクビシンなどありとあらゆる獣たちが通る。



獣害対策

これで3夜続けて現れている。
同一個体(ナッツ)です。


獣害対策

昨夜上った正面の柿の木は、目印のテープを巻くなど人が触ったので、とりあえず避けたようだ。
奥の二本目の柿の木に構っている。



今日も、まずはクマ報告です。

いや、こうして毎日毎日報告に及ぶその訳は、私自身の備忘録としての役割がまず一つですが、もう一つ、身近にクマがいる生活がどういうものか、皆さまに実感していただくことが、大きな目的になっています。
私の拙い説明や画像や映像で、どれくらい伝わるか分かりませんが、一生懸命です。

さて、このところ毎夜、高野のカメラポイントにクマが出没しています。
複数の個体が関わっている可能性もありますが、大方はコードネーム「ナッツ」と私たちが呼んでいる個体です。

このクマは、この近くに定着して活動している可能性が、非常に濃厚です。
日中は、人目を避けて周辺の藪に潜んでいるかも知れません。

刈払い作業をする際は、慎重の上にも慎重を期し、万一の時の対応もイメージトレーニングしておく必要があります。

危険は承知ですが、少しでもクマを追い出すべく前線を押し出す必要があります。
作業は、必ず複数でやっています。

その時、一つのエリアに対して、挟み撃ちのような状態にならないよう、出て行って欲しい方向に必ず道が開いているような進み方をします。

その際も、トレイルカメラの映像が、クマの行動を把握するために、これ以上ないほど役に立っています。


明日は、パン焼きの木曜日

2日間の定休日も終わり、明日はパン焼きの木曜日です。
いつものように、仕込みは、今日から取りかかっています。

このところ少し涼しくなって来ていますので、パン生地も暴走する心配がなくなります。
おいしいパンが焼けると思います。

明日は、午前中は雨模様のお天気のようですが、午後には晴れ間も見えて来る予報になっています。

皆さまのご来店を、お待ちしております。

コーヒー豆の銘柄が変わります

これまで、東ティモール・レテフォホ ティピカ/ウォッシュドを提供して来ましたが、今年の分が完売してしまい、仕入先にも品物がありません。

そこで、以前仕入れて定評のあった、ボリビア コパカバーナ農園産のティピカ/フルウォッシュドを仕入れました。

東ティモール産のニュークロップが入荷するまで、しばらくの間このボリビアの豆を焙煎して提供いたします。

また、この後さらに他の銘柄も仕入れて、食工房テイストを再構築しようと思っています。
どうぞお楽しみに。

なお、ボリビア・コパカバーナについては、価格は東ティモール・レテフォホと同じです。

ミディアムロースト 750円/100g
フルシティーロースト 850円/100g
フレンチロースト  900円/100g

これまでどおり、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

自家産小麦の食パン、試食してください

明日また、自家産小麦の食パンを焼きます。
件のゆめちからと南部小麦のミックス粉を使います。

今度は、店頭で小さく切ったものを、その場で召し上がっていただきます。
ご来店くださった方だけのご感想になりますが、大いに参考にさせていただきます。

この後予定している収穫の恵みパンセットは、全品目を自家産小麦、ライ麦、スペルト小麦を使って焼いたものに統一したいと考えています。
どうぞお楽しみに。

明日も、多くの皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

明日と明後日は定休日です

毎度申し上げておりますが、明日火曜日9/2と明後日水曜日9/3の2日間、食工房は定休日となっております。
店は閉まっておりますので、お間違えのございませんよう、どうぞよろしくお願いいたします。

この一週間、やはり猛暑の日はご来店くださる方もまばらで、少し気温が下がって涼しく感じられる日にはご来店くださる方も多くなる傾向でした。

まあ、それはそうですよね。
今日あたりも、もうピカピカの晴天で気温もうなぎのぼりでしたから・・・、しかしその炎天下を自転車を漕いでご来店くださった方がありました。
いや、なかなか。
そうそう真似の出来ることではありません。
ありがとうございました。

まだしばらくの間、猛暑が続くようです。

私、明日も猛暑の下で農作業になるかと思っています。
午後から雷雨の予報もありますので、あるいはどうなるか分かりませんが。
ではでは。

あらびきマスタードをつくりました

あらびきマスタード

食工房特製あらびきマスタードは、あのポメリのあらびきマスタードの向こうを張ると言われたこともあります。
そのおいしさは、召し上がったことのある方なら、よくご存じです。

実は、早くから仕込んで置いたのですが、いろいろと忙しくしている間に、瓶詰めする機会を逃していました。
尤も、置けば置いたで味が熟成するのでいいのですが、本当は早く皆さまに紹介したかったのですね。

で、このマスタードは、以前にも何回かつくったことがあります。
その度に評判が良く、定番商品に加えたかったのですが、いろいろと都合があってまだ実現していません。

最近では、開業昨年20周年の記念品として、定期便をお付き合いくださっている方に差し上げました。
今年は、収穫の恵みパンセットの中に入れようと思っています。
また単品での販売も考えています。
この先の展開を、どうぞお楽しみに。


圃場整備が進んでいます

麦ラボ

倒伏し刈り残したライ麦が、藁ごと鋤き込まれて発芽しています。
良い緑肥になりそうです。


麦ラボ

収穫後3度目の耕耘で、やっとこの状態に。
発芽したライ麦も、きれいに鋤き込むことが出来ました。

自家産小麦の性能テスト・第2弾

麦ラボ

自家産ゆめちからと南部小麦のミックス粉で焼いた角食パン

今年は、先日も申し上げました通り、ゆめちからという国産麦としては夢のような超強力粉を生み出す品種の作付けに成功しました。

そしてもう一つ、これまで風味の良さに定評のあった南部小麦も、量を確保することが出来ました。

この二つの自家産小麦があれば、基本仕入れ品を頼らずに、すべての種類のパンを焼くことが出来ます。

この前は、ゆめちからと南部小麦を等量ミックスした粉で食パンを焼くテストを行いました。
その結果が良かったので、明日もう一度同じミックス粉で食パンを焼きます。
水分量や醗酵熟度などに注意しながら、この粉を使い慣れて行くための情報を得ようと考えています。

そして皆さまには、食味テストにご参加いただいただこうかと思っています。
試食品をお持ち帰りいただき、あとでレビューを聞かせていただきます。

参加して見たい方は、店頭でお申し出ください。
通販のお客さまにもご参加いただきたいので、メールでお問い合わせください。

なおこのテストは、この後も繰り返し行います。
最終的には、9月中にはこの粉をベースとして使う体制に移行するつもりです。

いよいよ、やっと、自給小麦のパンづくりが実現します。

明日も、多くの皆さまのご来店をお待ちしております。

明日から、営業再開

長かった夏季休業も本日までとなりました。
明日は、営業再開です。

まだまだ暑い最中とて、パンへの食欲は今一つかと思われますが、いつものように皆さまのご来店をお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

今日は、休みの間に麦畑がどのような状態になったか、皆さまご覧いただきます。
種まきに向かって着実に整備か進んでいます。

麦ラボ

手前 中島第6圃場 左手後方 中島第5圃場 右手奥 中島第7圃場


麦ラボ

左側 中島第7圃場 中央奥 中島第12圃場 右側 中島第13圃場


麦ラボ

手前 中島第13圃場 奥 中島第14圃場 さらにその奥 中島第15圃場は、休耕中


麦ラボ

中島第15圃場 電気柵の外側になっている所で、イノシシの掘り跡がすごい!


麦ラボ

道路側より、中島第12圃場 奥に向かって13、14、15と連なっている 


麦ラボ

中島第2圃場 手前1/2は、昨年休耕した部分 奥の1/2は、ライ麦を収穫した


麦ラボ

中島第2圃場 右側が休耕再整備した部分 左側は今年もライ麦を収穫している(麦わらを鋤き込んだ後)


麦ラボ

中島第8圃場 ライ麦を収穫した後、麦わらを鋤き込んだ


麦ラボ

左側 中島第9圃場 右側 中島第4圃場


麦ラボ

中島第10圃場

明日から夏休み

明日8/12(火)から8/20(水)まで、食工房は夏季休業に入ります。
この間、店の営業は通販も含めてお休みです。

インターネット上のショップは、ご注文の受付は続行していますが、出荷対応は営業再開後になります。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

ちなみに本日は、お休み前ということで、沢山のお客さまにご来店いただきました。
この場を借りて、改めてご来店の御礼を申し上げます。

ただそのおかげで、売り切れになるメニューが続出し、お目当ての品物をお求めいただけなかった方もありました。
せっかくご来店くださったのに、大変申し訳なく、謹んでおわびを申し上げます。

なお、8/21(木)より通常通り営業再開いたします。

それでは、どちらさまもお元気で、楽しい夏をお過ごしください。


食工房

上記予定で夏季休業いたします。
ご来店の際は、お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。
通販のご注文受付はお休みはありませんが、出荷対応は休業後になります。

うれしいニュース2題

麦ラボ

ゆめちから 近影
長いノゲを持つ特徴的な姿をしています。

今日はうれしいニュースを二つ。

先ず一つ目は、自家産のゆめちからと南部小麦の精粉が出来上がって来て、明日はそれらをミックスして食パン生地をこねてテストします。

先行して、それぞれ塩水で練ってグルテンの出来具合をテストしましたが、ゆめちからがこれまで見たことの無いほどの吸水力で、ゴムのような弾力のあるグルテンを生成しました。

製パン性として特筆ものと言える性質を備えているようです。
風味の良い南部小麦とのブレンドで、おいしくて食感の良いパンが焼けるものと思われます。
楽しみです。

二つ目は、ライ麦のDON(デオキシニバレノール)検査を依頼していた日本穀物検定協会から、検査結果の速報が届きました。

結果は、一昨年、昨年よりもさらに高成績でした。
原穀で、0.21mg/kg 製粉前精麦処理済みで0.11mg/kg 定量限界0.05mg/kgでの検査結果です。
詳細は、後日成績表画像とともに発表します。

その他の小麦については検査はしませんが、ライ麦が最も汚染されやすい物理的特性を持っているので、ライ麦でこのレベルなら他は問題ないと推察しています。
ちなみに昨年は、スペルト小麦も検査しましたが、不検出でした。

これで、百姓7年生の今年も及第となりました。

さて、明日のパン焼きは、件のゆめちから食パンを、皆さまに試食していただきます。
大きな失敗がなければ、素晴らしい出来になるものと思っています。

ご来店、お待ちしております。