食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

明日は、またパンを

スペルト小麦

小麦丸

二日間の定休日が終わり、明日はまたパンを焼きます。

この二日間、麦、麦また麦でした。
刈り取り、脱穀、乾燥、精麦、製粉・・・。
すべてパンに通じる道筋、一つ一つが大切な工程です。

そしてもう一つが酵母です。
こちらは、室内でいつも静かに仕事しています。
世話をする私たちのコンディションに敏感に反応しますので、畑の麦以上に気が抜けません。

明日は、この二つが出会ってパン生地になります。
そして最後に、オーブンで焼かれてパンになります。

長い物語の最終章みたいな時間です。
あるいは卒業式・・・。
有終の美を飾れるよう、最後まで手を尽くすのが私たちの役目です。

そしてその先があります。
そうです!皆さまのお手元に届き、食卓に並びお口に運ばれるまで、この物語は続きます。
そこで皆さまに満足していただけたら、この物語は完結です。

そしてまた秋、私は一粒の麦の種を播いて、新たな物語を始めるというわけです。


「紙版・飯豊の空の下から・・・」No.52 2019年7月号
をご覧いただけます。

IIDE


shokuko store

明日と明後日は、定休日です

食工房の営業の一週間がまた終わりました。
今週も、多くの皆さまのご来店とご愛顧に、改めて感謝を申し上げます。

毎度申し上げておりますが、明日と明後日は定休日となっております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

本日は、畑に残っていたライ麦の脱穀が終わり、乾燥機に入れることが出来ました。
中島第一圃場のライ麦は、第二圃場に比べてずっと状態が良く、これは主に土壌の違いによるものですが、収量も面積割にすれば2倍近くにもなっていそうです。

来年の種用のライ麦は、第一圃場のものからさらに状態の良いものを選別して使うことにしました。
種子用は機械乾燥にかけず、天日に当てて自然乾燥させた後、目視で一粒一粒選別します。

選別が終わったら、虫が付いたりしないよう、またエネルギーの消耗を少なくするため、冷蔵庫にて保存します。
重量にして5kgもあれば足りますが、一応10kgくらい用意します。

今日はその分を取り分けて、あとは乾燥機に入れました。
正確に計量していませんが、120kgは下らないと思います。
面積は第二圃場より少なくても、収量は逆に多いくらいです。

これでもうあとはスペルト小麦だけになりました。
明日、コンバインを稼働させて刈り取り脱穀を一気に終わらせる予定です。

大麦コーヒー、オンラインストア でも販売開始

大麦コーヒー

大麦コーヒー 200g(コーヒーカップ40杯分) 1200円

試飲販売ですっかりご好評をいただいている大麦コーヒー、いよいよ満を持してオンラインストア でも販売を開始いたしました。
焙煎度合いの細かい所を詰めて、ほど良い苦みと濃厚な風味を求めていましたが、納得の行くラインが決まりました。

私、かれこれ一ヶ月以上、毎日2回のコーヒータイムのうちの1回をこの大麦コーヒーにしていますが、もうすっかり大麦コーヒーがお気に入りです。
コーヒーのイミテーションなんかじゃなく、これはもう別の嗜好品として私の中では地位を獲得しています。
そして健康的で滋養成分豊富な飲み物なのですから、もう手離せません。

皆さまにも、ぜひお試しいただきたいと思っています。
よりお手軽にご購入いただけるよう、オンラインストア でも販売を開始いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

明日もパンを焼きます

明日は、いつもの土曜のパン焼きです。
そして時々新しい試みをするのも、土曜日のパン焼きのことが多いのですね。

明日は、デュラム小麦の粉を少し残してあったものを使って、それにラードを入れて、少し甘みをつけたパンを焼いてみようと思っています。
食事でもおやつでも、どちらでもおいしく召し上がれるよう、大きさや形も幾通りか試してみます。

店頭にて試食を出しますので、ぜひご来店ください。
大麦コーヒーも用意して、皆さまのお越しをお待ちしております。

ライ麦の脱穀、出来ました

麦ラボ

コンバインの刈り取り機能は使用せず、脱穀機部分のみを動かしました。
自走するので、作業する場所の間近まで寄せながら進められます。


麦ラボ

2019年産中島第二圃場のライ麦です。
この後、乾燥機に入れて水分調節しながら、ゴミも飛ばします。
それから精麦機にかけてクリーニングしてから製粉です。

やりました!
早朝3時からお昼までパン焼き仕事をして、昼食の後、速攻で圃場に機械を移動して脱穀作業にかかりました。

いつ雨が降り出すかもしれない空模様の下、先に刈り取りをした第二圃場の分のライ麦は、脱穀作業が終わりました。

今年は、やはり雨のせいで品質が良いとは言えない収穫になったのが、ちょっと残念と言うか悔しいところです。
土壌も準備不足で、質的に十分ではありませんでしたから、この結果はその割にしたらまあまあではないかと思います。
来シーズンは、もっとずっと良い出来にしたいと意気込んでいます。

それにしても、一粒の麦の種からパンになってお皿の上に乗るまでの道のりの遠さを、改めて思い知りますね。
もう本当に、霞がかかって見えないほど遠い・・・。
これが機械力も何もない昔のことなら、その苦労は如何ばかりか・・・。

今日、疲れ切った体でそのことを考えていたら、頭の中にありありと想い浮かぶのですね。
昔の人は、命を養う食べ物を手に入れるために、逆に命をすり減らす毎日だったのだろうと。
だから、長生きなんか出来なかった・・・。
でもその代わり、中身の濃い日々だったろうとも。

ちなみに、今日のパンも良かったんですよ。
心の底から、皆さんに食べていただきたい!と、そう思っています。

そして今日の、この中身の濃い一日を過ごせたことに、沸々と感謝の気持ちが湧いて来る私です。
今夜は、多分死んだように眠れるでしょう。

「紙版・飯豊の空の下から・・・ 」編集中

いやはや何とも、時間がかかったものです。
やっとのことで、試し刷りと校正をしているところです。

まあまあ問題は無いようですので、この後一呼吸置いて、明日にはwebページに公開します。
印刷手配も同時進行で、数日のうちには郵送の方にもご覧いただけるかと思います。

何と言っても、これが食工房のコミュニケーションツールの要ですから、これからも大切にしていきたいと思っています。
早く月一ペースに戻れるよう、がんばります。

7月、8月は気温30℃超でポイント2倍

7月に入って早や5日が過ぎた今になって、どこにも告知していないことに気が付くお粗末さ、いやいやいけません!

この時期恒例となっている、気温30℃超でポイント2倍のサービスを、今年も実施いたします。
と言うか、すでに実施中です。

通常お買い上げ500円毎に1ポイントですが、当日の気温が30℃超になるとその時点から2倍の250円毎に1ポイントが適用されます。
暑い最中にご来店いただくのはいかにも大変ですから、何かサプライズの一つもなくては・・・との思いから思いついたサービスです。

それから大麦コーヒーの試飲サービスは、今度からアイスコーヒーになります。
ミルクやガムシロップも用意しますので、よろしかったら麦ラテをお試しください。

野菜も、今のところきゅうりだけですが、この先他にもいろいろ出て来ると思います。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

今日のパンが、特別良かったです。

麦ラボ

一昨日7月2日、中島第二圃場のライ麦刈り取り終了


麦ラボ

ライ麦のドライフラワーが仕上がって来ました。

今日のパンは、自分でもおもわずニヤッとするくらいいい出来でした。
つまり酵母の調整が、ピッタリ的の中心に当たったということです。

否今日は、眠かったし疲れていたし、私のコンディションは最悪だったかも知れません。
それでもしくじらなかったということは、酵母の動きを見る勘だけは曇っていなかったのですね。

もう昨夜の段階で、動きが早くなりそうなことが分かっていましたから、夜番の上の娘に低めの温度設定を指示しておきました。
いつもより2~3度の範囲ですが、それでこの違いが出るのですね。
まだまだ奥は深そうですが、やっと酵母のデリカシーに付き合えるようになったと言うことでしょうか。

一方、刈り終えてハザにかけてあるライ麦が昨夜の雨でどうなったか、昨夜は気になって眠れませんでした。
何しろ丈の長いライ麦は、穂先が地面すれすれの状態で下がっているのです。
雨水がはねて濡れるだろうな・・・などと考えだすと、もういけません。

しかし夜が明けてから見に行くと、思っていたほど悪い事にはなっていませんでした。
その後日中の日差しで、ずい分乾燥も進んだようです。
明日からしばらくの間雨も降らないようですから、良い流れに乗っていると思えて少し安心しました。

しかしそれにしても、一日一日が、中身が濃いなー・・・と思う毎日です。

すべてはパンのために

昨日は、麦の収穫作業で限界まで体を使ったため、打撲一箇所、尻もち転倒一回、その他体のあちこち筋と関節に無理がかかって、体中に痛みが来ていました。
今日はもう痛みは引きましたが、何だかやり過ぎでしたね。

今日は、明日の仕込みでいろいろやらなくてはならないことが多かったのですが、それをやっとのことでこなして夜になりました。
上の娘としゃべったことですが、「これでパン焼きの仕込みに支障が出るようなら本末転倒だよね。」と、全くその通りです。

すべては、おいしいパンを焼くために、そこに向かって進んでいる道のりなのですから、麦は麦で大事なことに違いはありませんが、とにかく明日はちゃんとパンが焼けるように支度をしなくては。

それはそれとして、ここ何年かのことですが、私の脳裏にいつも「麦が助けてくれる。」という声が聴こえるのです。
何を助けるか?ですって。
そりゃあ、わたしの人生の行く末と言うか、道のりってことです。

今のやり方が正しいかどうかは別にして、麦に関わっていれば何かいいことがあるってことでしょうか。
そうだといいですね。

それにしても、物好きなパン屋だ!

一粒の麦から一切れのパンまで

麦ラボ

小麦の種


小麦丸

小麦丸

ここ数年、麦の栽培に取り組むようになり、今シーズン初めて本格的な作付けをするようになって見て、改めて思うこと、それは一粒の地面に播かれた麦が育ち収穫されて粉に挽かれ、水と酵母を加えてパン生地に捏ね上げられ、酵母の働きによって発酵して膨らみ風味を増し、そしてオーブンの中で焼き上がって一切れのパンになり、皿に乗せられて食卓に供されるまでの遠い道のり、その間の多くの手間と苦労そして何よりその一つ一つに喜びも伴うということです。

実際に自分でやって見て、それが分かりました。
自分の焼いているパンの本当の価値も。

現実的に考えれば、私のやっていることなど、商売としては全く馬鹿げていることなのかも知れません。
でも、一生懸命やっていたら、いつの間にかこういうことになっていたのですから、どうにもなりません。

食工房のパンを食べてくださるお客さまがいなくならない限り、私の体が動く限り、続けて行こうと思っています。

だって、うまく言えませんが、もはや大変なことを知ってしまったのですから、これは止められません!