食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

今、スコーンがブームだそう

最近、世の中の情報に疎くなっています。
と言っても、ベーカリーの業界の情報には敏感なはずでしたが、それでも知らない間にスコーンがブームになっていた模様です。

尤も、食工房のスコーンは、我々的には鉄板人気の売れ筋商品なので、世の中がブームだろうがそうでなかろうが、大して気にしたことはありませんでした。
しかしそれでも、最近何だかスコーンの売れ行きが良くなったような気がしていたのでした。

それで、この際ブームに乗っかろうか・・・と言えば、そうはしないのが食工房流です。
いつでも、コンスタントに地道にやるのですね。

と言うか、あまりにもいろいろ沢山のことをやっているので、そんな動きは出来ません。
ま、いつもより少し多いくらいなら対応出来ますけど。

ということで、明日のコーヒーのお供はスコーンの試食をしていただこうと思っています。
そして、いつも通りにパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。


「紙版・飯豊の空の下から・・・」No.83 2025年4月号をご覧いただけます。

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ライ麦に関する反省点

今年のライ麦は、面積が増えたにもかかわらず量的に40%の減収、質的にも屑麦が多く大量の選別下が出ました。
最終的に選別後の収量は240kgでした。

この原因の一つが気象条件だったわけですが、その他に我々の圃場へのかかわり方もいくつか問題があったことを自覚しています。
圃場の水はけが悪い状態があったこと、水はけの良い箇所では肥料分が足りていなかったこと、つまり土壌の質がよろしくなかったことが大きな原因です。

4年前の夏の大洪水で、土砂が流れ込んだあとの対応がうまく行ってないようです。
肥沃な泥が溜まった所は水はけが悪く、育つには育つのですが、寝の張りが浅く徒長する傾向があります。
逆に砂や小石が溜まった所は水はけは良いかわりに、肥料分はほとんどありません。
それが不規則にまだらに分布しているので、均一に良好な土壌にするには、よほど手間をかけなくてはならないようです。

今回は、一気に広がった圃場に対応し切れていないことが露呈してしまいましたので、この次は、その面積を維持しつつ必要な策が施せるよう努力と工夫が求められると思っています。
トラクターも新しくなりましたし、必要な作業機も導入予定なので、状況は改善して行くと思います。

さて、残るスペルト小麦の収穫までの一時、明日から週末まで、また切り替えてパン屋稼業に集中します。

何と言っても、こちらが本命ですから。

皆さまのご来店、お待ちしております。

猛暑が続きます

今年は、梅雨だと言いながらその割に雨は少なく、気温は連日30℃超の猛暑、もう夏がやって来たと言っても過言ではありませんね。

麦刈りなど外での作業は、日除けの帽子着用、水分補給、休憩はかならず日陰でなど、留意すべき項目が多々あります。
油断していると、熱中症はすぐ隣に・・・と言う感じです。
まあでも、昨日も今日も大丈夫ではありました。

今日までに、全体の半分くらいは刈り終えましたので、あとは手強いライ麦の収穫まで数日、明日から週末までは切り替えてパン屋の仕事に注力します。
パン屋の仕事が順調でなかったら、何のために麦をつくっているのか分からなくなりますからね。

明日も、おいしいパンを焼きます。
そして皆さまのご来店をお待ちしております。
店頭にて、麦の原穀もお見せします。

明日から麦刈り

明日から数日間、晴天が続くようです。

一方、麦の登熟が、この数日の間に急進行しました。

いよいよ、明日から麦刈りです。

度重なる雨のせいで、品質は今一のところもありますが、良いところは良いので選別しながら収穫します。
悪いところは、きっぱりあきらめて外します。

あとは、機械が順調に動くことだけを祈ります。
多分大丈夫だと思ってはいますが、何があるか分からないのが現実なので、しっかり心の準備はして臨みます。

明日は、まず早朝からお昼過ぎまでパン焼き作業をします。

お客さまをお迎えする準備が出来たら、店はカミさんに任せて、私は麦畑に出動です。

どんなことになりますか・・・。
無事に収穫作業が進むことを願っています。

空を見上げています

ここ数日、雨がちです。

麦が登熟している今頃、少しは雨も必要ですが、どちらかと言えば晴れて乾いた方が良いのです。

今年は、5月に雨の日が多く、麦は草丈をグングン伸ばして見た目はとても旺盛に育ちました。
しかし穂が出て実が入って来ると、穂の重さに負けて倒れ始めました。

強い風や雨に遭って、背の高いライ麦はとてもひどい状態です。
ライ麦よりずっと背の低い南部小麦でも、一部が倒れています。

土が肥えていて旺盛に育つのは良いことで豊作を見込めますが、倒れてしまうと場合によっては収穫が台無しになってしまいます。
元水田で水はけが悪い条件ですから、そもそも難しいと言えば難しい・・・。

で、あと数日すると、晴れ基調のお天気が続くようです。
多分そこで一気に収穫期を迎えることになると思います。

何もかもがいっぺんに始まって、大忙しになりそうです。
場合によっては、パン焼きを休まなくてはならないかも知れません。
臨機応変は、農業の基本ですから。

さてさて、明日はまたパン焼きの木曜日です。

明日はお天気も雨模様ということで、外を気にしても仕方がないですから、しっかり集中してパンを焼きます。

麦とパンが、どのように繋がっているか、それを知っているからこそ出来るパンがあると思っています。

明日のご来店をお待ちしております

今日も暑い一日でした。

ここ数日、完全に真夏の暑さでしたが、この後もう一度梅雨前線が近づいて来るらしいですね。
この先雨も降る予報が出ていますが、明日、明後日はまだ晴れて暑い日が続きそうです。

しかし、降らないというのはありがたいことで、ご来店のお客さまはお天気が良い方がお運びが多くなるというのが相場です。

今日も、麦畑を見に度々お出でくださっているご常連さんが見えました。
間もなく収穫ですか?とお訊ねになられるので、サンプルに採って来た麦の粒を見せながら、まだあと一週間かそれ以上は先になるでしょうと、説明申し上げました。

このところの猛暑が麦の実りにどのように影響するのか、ちょっと心配もしつつ経過を観察しているところです。

あと今日は夕方でしたが、念願のトラクターがやって来ました。
本当は中古車なのですが、近所の方に「新車買ったの?」と言わせるくらいきれいに整備していただきました。

麦ラボ

クボタ KL-315
使用時間1400hの中古機です。

そして、クマもやって来ました。
今朝もカメラは、新たなクマの姿を捉えていました。

クワの木の大枝が折れて地面に落下しており、クマも一緒に落ちたのではないかと思うのですが、その様子は映っていませんでした。

ま、いろいろなことがあります。

何があっても、いつもおいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

麦秋

麦ラボ

南部小麦


麦ラボ

南部小麦近影 


麦ラボ

ライ麦


麦ラボ

ゆめちから


麦ラボ

ゆめちから近影

麦が色付いて来ました。
先行組は、一番手が南部小麦、その後ゆめちから、ライ麦と続きます。

今、穂は満杯状態に膨らんでいて、これからそれが硬く引き締まって結実します。
刈り取りまで、あと二週間と少々というところでしょうか。

さて明日は、定休日明けの木曜日、パン焼きの日です。
皆さまのご来店をお待ちしております。

麦秋の麦畑も、ぜひご覧になってくださいね。

ご来場、ご来店御礼

第14回 「べこ乳マルシェ」

本日は、予定通り「べこ乳マルシェ」に出店参加してまいりました。

朝、出発の時もまだ雨が降っていましたが、現地に到着する頃には何とか雨は上がっていました。

会場の準備は、まだこれからという状況でしたが、次第に明るくなって来る空の下、間もなく設営の準備が始まりました。

開場の時間の午前10時になる頃には、雨の心配は全く感じることもなく、早々とやって来たお客さまをお迎してイベントが始まりました。

本日は、メディアも複数社が取材に来ており、テレビ局も入っていましたので、私たちの姿もどこかで映っていたかも知れません。

ご来場のお客さまの数もこれまでになく大盛況で、商品の売れ行きもペースが早かったように思います。
沢山用意して行った商品も大方売り切れて、コンテナはほとんど空になりりました。

そして今回、お客さまとのやり取りの中で、「道の駅あいづ」で食工房のパンを取り扱っていただいていることの効果がけっして小さくないということも分かりました。

また、今回の会場である会津中央乳業「アイス牧場」さんにもスコーンを販売していただいていますので、そこでも食工房の名前が知られているということなのですね。

何をやるにしても、地道に良い仕事をして足跡を残し続けることがどれほど大切かということを、改めて自覚する私でした。
なお今後も精進を続けたいと思っています。

さて最後になりましたが、本日、ご来場ご来店くださいました皆さまに対し、この場を借りまして、あらためて厚く御礼を申し上げます。
また来年も、必ず参加したいと思っています。

イベントのご案内

べこ乳マルシェ 2025

画像クリックで、別タブに拡大表示します。

予ねてご案内申し上げております通り、明日6/15(日)は「べこ乳マルシェ」というイベントがあり、食工房も出店参加いたします。

で、当日のお天気が心配になるわけですが、開催を明日の朝に控えた本日ただ今、午後9時過ぎ現在、外は激しい雨が降っています。

これも明日の朝までには峠を越え回復に向かう予報が出されてはいますが、実際のところは明日の朝になって見なければ分かりません。

とは言え、ここ数年の開催は、お天気に恵まれているのですね。
明日もその例に漏れなければ良いが・・・と、天に祈る気持ちの私です。

一応小雨決行となっていますので、この分なら中止になることはないと思われます。

今年は、これまでで一番出店者数が多くなるようです。
飲食のお店が複数出店するようなので、楽しみです。

食工房は、パンと焼き菓子を販売します。

その他、子牛ふれあい体験、ヨーグルト早飲み世界大会、バターつくり体験など、沢山の楽しい企画が用意されます。

多くの皆さまのご来場を、お誘い申し上げます。
皆さまとの出会いを、開催者一同、楽しみにお待ちしております。

ちなみに、食工房の山都本店は、平常通り営業中です。
こちらも、皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

明日のパン焼き、明後日のイベント

べこ乳マルシェ 2025

画像クリックで、別タブに拡大表示します。

すでに一度お知らせしていますが、明後日6/15(日)は、イベント出店いたします。
ただし、本店はいつも通り営業中です。

明日のパン焼きは、店売り分、出荷発送分、道の駅納品分、そしてイベント出店分を合わせた数を焼かなければなりません。
ちょっと仕事量が多くなります。
仕事が雑になってパンの出来が悪くならないよう、しっかり気合を入れて臨みます。

だいたいいつもの時間にいつものメニューが焼き上がる予定です。
ピストーラ、プンパニッケル、チーズパンなどは午前中に焼き上がります。
食パンとロールパンも、午前中お昼前には焼き上がります。
堅焼き黒パン、小麦丸などハード系は午後からになります。
カネリプッラ、ひばりのパンも午後です。

釜から出して間もないものは、オーブンシートに包んだり紙袋に入れたりしてお渡しします。

遅くても午後2時頃までには、すべての品目が棚に並んでいるはずです。

皆さまのご来店をお待ちしております。