昨晩から今日にかけて、冷たい雨が降っています。
高い山の上では、雪になっている模様です。
まるで、冬に逆戻りして行っているみたいな風が吹いています。
そんな空模様に、今のこの世界みたいだと、何だか捉えどころのない哀しみと言うか、淋しさと言うか、そんなものを感じます。
夕方しばしの止み間、少しくらい濡れても良しと覚悟して、冷たい風が吹く中を犬を連れて散歩に出ました。
畑の中を通って、杉林の中を通りぬけて、田んぼと川が見える所まで出たとたん、冷たい風と雨が吹きつけて来ました。
長毛の犬を濡らすと可哀想なので、杉林の中に戻りしばらく待っていました。
目通り直径60センチくらいの杉の大木が林立する林の中は、風も当らず全く雨に濡れることがありませんでした。
林の外は、横殴りの雨で白く煙っているというのに。
不思議な静寂の中、梢の方から時折ゴォーッとかサァーッと風が吹き過ぎて行く音が聞こえて来ます。
鳥や獣たちも、こうやって嵐を凌げるのだなぁ・・・と、何か温かい安堵の気持ちを味わいました。
そして身を護るってどういうことなんだろう・・・、人の世の雨風嵐を避けることも含めて・・・。
何かヒントをもらったような・・・。
地球のお母さん、ありがとう。