月別アーカイブ: 2013年5月

気分を変えて

ブログヘッダーの写真を変えて見ました。
季節の移ろいに合わせて、飯豊の空の下の風景をお見せして行こうと思っています。

今日はお天気が良くて、この季節にしては空気も澄んでいましたので、坂下に配達の途中これはと思う場所で何枚か撮影した内の一枚です。

それでやはり、カメラがいよいよ限界にきているみたいで、とても悔しい・・・。
レンズの中に入った汚れが、どの一枚にも映り込むようになりました。
いいシーンが撮れているのに、全て変な模様が映り込んで台無し!
この一枚は、比較的気にならない程度だったのと、トリミングで避けています。

それにしても緑のグラデーションが美しい、会津は今が新緑の旬です。
新緑と初夏の花々を眺めに、会津にお越しください。

食工房へもお廻りいただければ、ありがたき幸せ。
皆さまのご来店を、心よりお待ちしております。

イチョウ

庭のイチョウ
美しいのは黄葉だけではありません。
新緑も・・・。


ウワミズザクラ

ウワミズザクラ

方言は歌のように

皆さますでにご存じのとおり、今年のNHK大河ドラマは「八重の桜」ですね。
新撰組以来また会津に脚光が当たっています。

それで、ドラマの中で度々聞かれる会津弁ですが、こちら会津の地元の方々に言わせると、「何か違う。あれは会津弁ではない。あんな言い方はしない・・・等々」どうも評判が良くありません。
私からすると、結構よく再現出来てるんじゃない?と思うのですが、生粋の会津人には違って聞こえるらしいのです。

それで先日、ドラマの中で土佐藩士の乾退助(後の板垣退助)が登場して、土佐弁で何やら喋りましたね。
あの瞬間、私は「それ、違う!」と呟いていました。
生粋の土佐人なら分かるその違いとは、つまりイントネーションなんですね。
役者さんにしてみれば、結構うまく出来たおつもりかも知れませんが、やはり違うんですよ・・・、これが。

喋り言葉というのは歌と同じで、セリフがイントネーションに乗って初めて形になるものなのですね。
ですから、歌詞が間違っていなくても、旋律が正しくなければ違う歌になってしまうのと同じように、どこか一つでも音程が外れるともう土佐弁には聞こえないのですね。
多分、会津の方が感じる違いも、私の土佐弁に対する違和感と同じなのではないかと想像します。

やはり方言は歌のように、言い回しとイントネーションの両方が正確じゃないと、それらしく聞こえませんね。
例えば、歌の上手な音感の鋭い役者さんなら、正確な方言で演じることが出来たりするのでしょうか・・・?
方言…、奥が深いです。

どうやら無事に・・・

風邪気味で過ぎた一週間でしたが、今日はいつも通りにパン焼き作業が出来ました。
途中で息切れすることも無かったので、どうやら風邪は収束の模様です。
おかげさまで、仕事を休むことなく済みました。

自営業をやっていると、時間は融通が利きそうに思いますが、実際はそうでもありません。
今回のように風邪を引いた時、迷わず休むということはほとんど不可能です。
会社員の方より、そのあたりは厳しいかも知れません。

会社と違って、自営業は自分が休むということは、即ち休業ということになりますから。
各方面に迷惑がかかることも、売り上げが無くなることも、皆承知しなければなりません。
それにはとても堪えられませんから、まずがんばろうということになるのですね。

否、体調を崩すなんてことは、本当に私の中ではあってはならないことなのです。
そして小さい怪我もまた・・・。
指の先をちよっと傷付けただけでも、パン生地に触れなくなってしまいますからね。
ですから、以前に比べて格段に注意深くなっています。

それでも風邪は引くし、オーブンで火傷したりするのですけど・・・。
何とかかんとかくぐり抜けて、仕事に穴を開けることだけは防ぎたい、その一心でもう10年目です。
出来れば死ぬまで、病気も怪我もしたくないですね。

おっと!すでに持病がありましたっけ。
その名も「食工房病」。

ill_panda84_1303_0001おあとがよろしいようで・・・。

キビタン市場・その後

3月1日に開店したキビタン市場、今日で2ヶ月半が過ぎました。
この間の経過と率直な印象をご報告したいと思います。

インターネットで物を売ったり買ったりすることは、私たちにとって日常茶飯となった今日、もはやネットショップは珍しさが目立つ存在ではありません。
ホームページを開設している業者は数知れず、そのほとんどがネットショップを開設しています。

食工房は、通販はずっと続けて来ていますが、ネットショップは敢て必要ないものと位置付けていました。
しかし一方、お客さまの選択肢の一つとして、ネット上で代金の支払いまで完了出来るネットショップの導入も、いずれ課題になるものと思っていました。

福島県の事業として立ち上げられた、ショッピングモール・キビタン市場の出店者募集の情報を得た時、これはやり時かも知れないと急に気持ちが動き、今回のショップ開店となったわけです。

さて、ネットショップを開店したからと言って無限の可能性が拡がるわけではありませんし、たちまち売り上げが増えるということもそうないはずとは思っていましたが、結果は正直申し上げて過剰とは思っていない期待をさらに裏切るものでした。

皆さまのご記憶にも残っているかも知れませんが、キビタン市場は3月当初1ヶ月間、ものすごいプロモーションを展開していました。
どんなサイトを開いても、スポンサーリンクが出ていましたし、都内の地下鉄の車両内に吊り広告も掲載したそうです。(直接見ていませんので・・・)
これらの経費は、すべて福島県がサポートしています。

そうやって手厚い支援があったわけですが、当初一ヶ月、その割にしたらちよっと信じられない訪問者数で終わっています。
内部情報を、食工房で勝手に公開して良いものかどうか分かりませんので今回は申し上げませんが、3月中の食工房の受注数に限れば6件。
これが全体の何%だったか・・・そこが問題なのですね。

それで4月になって、プロモーション終了と同時にスポンサーリンクが姿を消してからのアクセスがどうなったか・・・。
とてもとても厳しい結果だったと言うことだけ、ご報告しておきます。
食工房の受注数は2件のみ。

初期導入経費は補助があり無料だったものの、月々の使用料と売り上げに対するマージンは当然あるわけで、その分の元が取れるかどうか、このままでは食工房も含めて離脱者が出る可能性は否定出来ません。
個々の店に魅力がないのが原因か、ショッピングモールの運営の仕方やサイトの機能に問題があるのか、今はまだ何とも言えません。

今、私に一つだけ言えるのは、ネットショップの可能性に何も特別なものはないと言うことです。
多様な手段の一つに過ぎないと考えるべきで、やはり個々の商品やサービスに魅力があることが、先ず一番肝要なことです。
そして、例え何万何十万のアクセスがあっても、自らの提供する商品やサービスにマッチするユーザーに出合わないことには、取り引きは成立しません。

そうやって考えると、食工房は独自のネットショップを持った方が良いのかも知れません。
そう言いつつ、当分はそこに辿り着くことが出来ませんので、キビタン市場のお世話になることになります。
今後の展開、なお見守っていただければ、ありがたく幸せに存じます。


★食工房・キビタン市場店は <こちら>

小休止

思っていることはいっぱいあって、頭の中でグルグル渦を巻いていますが、何ともまとまりません。
今日は、またちょっと一息入れさせていただきます。

私が以前から憧れている、極東・極北の地に生きるチュクチの人々です。
そうは言っても、雪と氷の中でトナカイを追っている姿くらいしか知らなかった私ですが、歌と舞踊、衣装やアクセサリー、こんな素晴らしい文化を携えた人々でもあったことを見落としていたとは、全く迂闊でした。

風邪気味の一週間でした。

イチョウ

イチョウの葉が出ました。
親指の爪ほどの大きさなのに、ちゃんと扇の形をしています。

連休明けからちょうど一週間、明日は定休日と言うわけで、今日がいつもの食工房の週末です。
この一週間は、誰かからうつったと思われる風邪が回って、家族全員が風邪気味の一週間でした。

それでも、少し調子が悪いくらいで、仕事を休むほどではありませんでした。
まあでも、いつもより疲れやすくて、集中力も欠けていたような・・・。
用心に越したことはありませんので、仕事量を減らして対応しました。
おかげで、クッキー類の在庫が一部切れてしまいました。

こんな時、判断に迷うと言えば、休むか動き続けるか・・・です。
体というものは面白いもので、休息して反って弱るということもあるのですね。
もちろん無理して動いて、決定的に体を壊すこともあるわけで、その時々にどちらにするか、判断を誤れば治るものも治らないということになります。

正直、朝目覚めの頃は、休んだ方がいいかも・・・と思う状態でも、起き出していったん動き始めると調子良く動けて、夕方には疲れも忘れて犬の散歩を兼ねて2kmも歩るけるのですね。
明日にはもう大丈夫!と思って床に就くのですが、朝はやっぱり辛いのですね。
そうやって、同じ事をこの一週間繰り返していました。

それでも毎日、少しずつですが状態は変化しており、頭がボーっとするかと思うと、節々が傷んだり肩が凝ったり、喉の痛みが鼻の方へ広がって痰が絡んだり鼻が詰まったり、それも終わってもうそろそろ収束かな・・・というところです。
定休日の明日も、どうやら寝込まないで済みそうで、ありがたい!

それでこの間、薬は何も飲みません。
手当と言えるほどのことも、何もしません。
仕事のペースを落としたのと、睡眠時間を少し多く、食事は軽めに、この程度の対応でした。

自分の体の声を聴いて、何事も限界の範囲に留めて置くのが一番と、改めて悟った次第。

と言うわけで、ぺースダウンのこの一週間。
皆さまも風邪にはくれぐれもご用心ください。

カエルが鳴いてもぐっすり眠れるという話

もう5年も前の記事になりますが、寝部屋の外で夜中にカエルが鳴いて、その声と言うか音が気になって眠れないという話でした。<参照>

仕方がないので耳栓をして寝ていると申し上げて、その後も毎年この季節になると耳栓が手離せませんでした。
本当に小さい体のカエルさんなのですが、「カリカリ、コリコリ、キュルルル」と、その声はどこからそんな大きな音が出るのかと思うくらい。
以前、うちの子どもたちの間では、このカエルのことを「おせんべかじり」と呼び習わしていました。

それで今年もその季節になったわけですが、今年はちょっとした心境の変化、否、ちょっとではないかも知れない心境の変化で、カエルさんの声を気にせずに眠れるようになりました。
それは、我が連れ合いが書いた一篇の童話に感じてのこと。

他でもありません。
ドコノモリのうっとりさんのお話しです。<参照>

何を隠そう、私は、中学生の頃カエルフリークで、コルゲンコーワのカエルの人形を、いつも学生服のポケットに忍ばせていたのです。
元々カエルさんには、愛着こそあれ恨みはなかった私。
ドコノモリのうっとりさんのお話しは、それを思い出させてくれました。

以来、「ああ、またうっとりさんが歌っているんだね・・・。」と想像しているうちに、ぐっすり眠ってしまいます。
単純と言うか、でも人の心ってそんなものかも知れません。
ドコノモリのお話しで、世界が平和になったらいいな・・・と、本気で思っている私です。


ドコノモリへどうぞ

初夏の雨

川入地区

山都町川入地区の山
これからまだこの風景が見られると思います。


かつら

かつらの新緑

昨日は、それまでから一転して夏日になりました。
暑い!と感じるほど。

そして今日は雨が降っています。
この前までのような冷たい雨でなく、ちょっと濡れても平気・・・なくらいの暖かい雨。

植物たちも、昨日の暖かさと今日の水やりが効いたのか、一気に葉を広げ始めました。
山の色が変わったのが、はっきりと分かるほどです。

一方、この暖かさがきっかけになったのでしょうか、あちらこちらで一斉に田植えの準備が始まりました。
水が入り、苗が植えられる前の田は、一面鏡のように空を映しています。
風景が一変する季節です。

さあさあ、私たちも種まきと定植の支度をしなくては・・・。
全ては、日の光と土と水の流れによって成り立っている、その実感を強くする昨日今日です。

食工房では、酵母もいい調子です。
今日も、パン焼き上々でした。

これから新緑の美しい会津、毎日のように色合いが変化する山々、景色のごちそうを味わいに、どうぞお出かけください。
そして食工房へもお立ち寄りをいただければ幸甚です。

スコーンが行く

画像クリックで元画像を表示

画像クリックで元画像を表示

常日頃お世話になっている「万事屋じみぃ」さんが、東京のイベントに出店します。
食工房のスコーンを、主力商品の一つとして販売してくださるとのことで、本日大量納品して来ました。

イベントの詳細は、<主催者のブログ>と「万事屋じみぃ」さんの<ホームページ>をご覧ください。
なお、<こちら>もご参考に。

私は、今日までこのような取り組みがあることを知りませんでした。
このように、福島のために力を尽くしてくださっている方々がいらっしゃることに対し、改めてこの場を借りて感謝を申し上げたいと思います。
そして、食工房のスコーンが少しでも何かのお役に立てることを願っています。

このブログをご覧になっている方で、お近くにお住まいの方、また当日この方面にお出かけの方、ぜひお立ち寄りくださいますよう、私からもお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします。

ところで、ポスターの中に紹介されている件で、誤解を招くと困る箇所がありましたので、製造者の立場としてこの場に訂正させていただきます。
「天然酵母のふわふわスコーン」と紹介されていますが、スコーンは天然酵母仕立てではなく重層を使って膨らませています。その際、リンゴ酢を中和剤としています。
会津のべこの乳とバターで練った生地を、高温短時間にサッと焼き上げています。
サクッとした食感とやさしい味わいをお楽しみください。

現地の地理案内がありませんので、グーグルマップの検索結果を張り付けておきます。


大きな地図で見る

旧サイトに負けてます。

不思議なものですね。
未だに、「飯豊の空の下から・・・・旧サイト」の方に、毎日200に近い数の閲覧者がいらっしゃるのですね。
新しいサイトに切り替えてから、もうとっくに1ヶ月以上が過ぎたのに、これはどう理解したら良いのでしょう。

アクセス解析を見ると、グーグルなどの検索サイトの検索結果から、実にいろいろなページが閲覧されているのが分かります。
何しろ過去6年間ほぼ毎日更新していますから、記事の数は膨大です。
その中に、情報として価値のある内容が含まれた記事が、幾つか知りませんがあると言うことなのですね。

出来ることなら、アクセスの多い記事を選び出して、閲覧しやすいように再編して公開するとか、何か後に残る形にしたいものだと思っています。

一方、「新・飯豊の空の下から・・・」は、まだまだ記事の数が少ないし、情報として価値のある内容も伴っていないかも知れません。
今のところ、負けてますね。
まあ、あと何年か経った時にどうなっているかですが・・・。

書きたい私が書いたものを、見てくださる方がいる限り、続けて行きたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。