昨日の記事の最後に、「パン屋にも、日本の未来は見えている・・・」と申し上げた手前、今日はそのことに触れて見たいと思います。
今から4年前、政権交代が起こるかも知れないと、日本中が湧き返っていました。
そして異常なほどの期待を背に、政権を取った民主党。
あの時私は、どこが政権を取ろうとも、この国の行く末はそれほど変わらないだろうと思っていました。
そして、東日本大震災と福島第一原子力発電所の爆発による原子力災害という一大国難を挟んで、実にあっけななくも再び政権交代となりました。
震災前後のこの国の動きの中で、この国の社会の成り立ちと言うか、国民性あるいは民度と言ってもいいでしょうか、そうしたものが垣間見えたような気がするのは、私一人ではないと思います。
今の日本を動かしているのは、政治でもなければ増してや主義思想でもなく、ただ一つ「経済」つまり「金」なのですね。
皆、金が欲しい・・・!
だから安倍政権は、アベノミクスの名の下に大量の「円」を発行し、市中に投入しました。
しかし、市中に金はあり余っていると言われながら、その金を庶民が手に入れることは到底望めないことでした。
そういう社会の仕組みや状況が、全く変わっていないのですから。
結局誰が得するのだろう・・・?と言っているうちに、大量の円はどこかに消えてしまったようです。
全く、実にバカバカしい!と思っても、何も変わらずその方向に進んで行く、その先に見えるのは壊れた世界です。
我々は、何か望むものを間違えているのではないか・・・。
本当は、この社会をこの世界を、どのようにしたいのか・・・。
今一度、立ち止まって考えてみたい。
だってこのままでは、少なくとも私には、明るい未来は見えていませんから。
ぜひご覧いただきたいブログとその中の二つの記事。
toriiyoshiki’s Blog
ドキュメンタリーを専門に手がけてきたTVディレクター。気がつけばキャリア30年を超えるロートルだが、いまもばりばりの現役である。~プロフィールより
ぼくがアベノミクスを信じないワケ
テレビは「衰亡」を記録する