店の営業は22日からですが、すでに仕事モードで動き始めています。
今日は、作業場の片付けと掃除をして、明日の仕込み作業に備えました。
かぼちゃも、いつの間にか数個収穫になりましたので、近々検査に出そうと考えています。
それから実は、休みの間にちょっと思いついたことがあり、これから試そうとしているところです。
と言うのは、パスタ用のデュラム小麦のパンを焼けないか・・・?ということで、ネット上で調べて材料の入手先を見つけました。
何種類か取り寄せて、試作をする予定です。
尤も、デュラム小麦は日本国内では栽培不適なのだそうですから、国産小麦のパンという食工房の趣旨には合いません。
美味しいものが出来たとしても、定番メニューに加えるかどうかは検討中。
これとは別に、スペルト小麦(古代小麦とも言います。)というものがあり、デュラム小麦とは全く別のものですが風味がとても良いと言われますので、スペルト小麦も試してみたいと思っています。
こちらは日本国内でも栽培可能で、すでに収穫実績もあるようですから、当然地元での栽培も可能性があります。
さてさて、明日からまた忙しくなります。
長い休暇をいただいたおかげで、体力気力ともしっかりチャージしました。
明後日からまたパンが並びます。
ご来店・ご注文、お待ちしております。
感がえる・知ろう館のこと
昨日帰り道に立ち寄った原発資料館、ここを運営している西巻さんという方、実は以前に一度お目にかかっています。
2010年に、我が地元で閉校となった小学校跡地利用のプロポーザルに応募しようと仲間たちと活動していた時、事例見学に行ったのが川内村でした。
その時訪ねた中の一つが、廃校をアーティストの活動の場を兼ねたギャラリー、人と人の交流の場として活用する「ひとの駅・かわうち」だったというわけ。
西巻さんは、そこの関係者のお一人でした。
残念ながら「ひとの駅・かわうち」は、震災以来ずっと休館中だそうで、その間に西巻さんが裏手のプレハブ造りの建物に、今回訪ねた「原子力災害を忘れないための考える資料館~感がえる・知ろう館」を開設したのだそうです。
沢山の展示から伝わって来るのは、当事者の目で見た原子力災害でした。
川内村に行く機会があれば、ぜひお立ちよりいただきたい場所として、ご紹介申し上げる次第。
ところで昨日、原発の即刻停止・廃炉と申し上げました。
「核と人類は共存出来ない」とも申し上げました。
全くその通りだと確信している私ですが、もう少し詳しくその理由のようなものに触れておきたいと思います。
原子力エネルギーの利用を決めた時、学者や技術者は、当然のことながら核は制御可能と考えていました。
かく言う私も、その考えの一部は認めます。
しかし、現実に原発を動かす時、そう簡単に理想通りには行かないわけです。
きっと学者は本当のことを知っていたし、技術者はいつも現場で問題点を認識し報告を上げていたはずです。
その時その場をどうするか、意思決定をするのは経営者である東電トップ、それに許認可を与えるのは国の原子力政策サイドの役人です。
福島第一原子力発電所でも、コスト重視の中でどれほど沢山の問題点が無視あるいは放置されたか、すでに幾つも明らかになりましたね。
このように、分かっていても良策が実行されないのは、関わる人々の精神性の「稚拙さ」あるいはもっと厳しく言うなら「愚劣さ」が一番の原因です。
どこかの学者先生が言ったように、「人類は、未だ核エネルギーを扱う資格を持ち合わせていない。」のでしょう。
その意味において、即刻停止・廃炉、共存は不可能と申し上げているのです。
「まさか、こんなことになるとは思ってなかった・・・。でも、なっちゃったんだよね・・・。」
いつも近くで原発を見て来た人が言いました。