小麦の種まき

麦蒔き

岩手県の優良品種「南部小麦」
食工房で使っている小麦粉は、南部小麦が主力です。


麦蒔き

手押しの種蒔き機、その名も「ごんべえ」
これがまたよく出来ているのです。


麦蒔き

いざ種まき Go!


麦蒔き

蒔き終わった圃場
6列毎に少し広く間を開けているのには、深いわけがあるのです。
その辺のノウハウ、聞かせてもらいました。

今日は、町内の有機農家さんで小麦の種まきをすると言うので、見学に行ってきました。
この農家さん、百姓市でもお馴染みの大江さんです。

この度は、仙台のある団体から小麦の作付けを依頼されたとかで、失敗は許されないと気合いが入っていました。
で、食工房にも少しは回していただける余裕を見てくださっているので、来年分からこの小麦も使うことになりそうです。

大江さんは、根っからの職人肌の方で、農作業に関して一種食工房にも通じるこだわりを持っておられるようです。
種まき機がスムーズに稼働するようにと、圃場はすでに10回も耕転を繰り返したとか。
見た目は、サラサラの砂地のようになっていました。
大江さんからは、この他雑草の抑制の仕方や追肥の入れ方、特に麦踏みの重要さなど、細かくお話しを伺うことが出来ました。


さてその種まきですが、手押し式の種まき機を使ってやるのですね。
まるきり手で蒔くのと比べると、7~8倍は早いと思われました。

蒔き筋の間隔は30cm。
これにもわけがあって、水田用の手押し式除草機(通称「ころばし」)を入れるためにこの間隔なのだそうです。
これで、除草と追肥の混ぜ込みを一度に出来ると言っておられました。
うーむ、すごい!

他にも沢山ノウハウを語っていただきましたが、未経験の私にはうまく説明が出来ません。
また後々、途中経過の見学を重ねて、勉強いたします。

ちなみにこの圃場は、山都町内千咲原地区にあります。
ひどい荒れ地だったのを有機肥料だけで10年かかって、やっとのことで良い圃場になったところだそうです。
もちろん今回の小麦も、完全無農薬有機栽培になります。

沼ノ平地区で獣の害が深刻になっている折、こちらの作にも期待したいと思います。

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