東京オリンピック・決まったからには・・・

もうすでに皆さまご存じのとおり、7年後の2020年オリンピックの東京開催が決定されました。
ま、私個人としては、さほどの感激も感慨も何もありませんが・・・。
それがこの国の行き方なのですから、それはそれでやればよろしい。

この際、私が思うことは、今回の東京オリンピックがもたらす恩恵は、福島に関しては素直に喜べるものになるかどうかは微妙だということです。
先ず第一に言えることは、事故原発の収束作業の状況が、今後世界の注目の下に置かれるということです。
これは、ある意味良いことです。
これから世界が注目する中で事故原発の収束作業が進むのですから、日本という国全体の責任として、今回明言した通りの状況にしなくてはならないということです。

しかし状況は、そう単純ではありません。
安倍首相が海外向けに発した「汚染水による影響は福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメートル範囲内で完全にブロックされている。」というメッセージ、いわきの漁民の前で同じことを言ってみろ!と言いたいですね。
発言は、実のあるものにはなっていないと感じます。

福島にとって今後7年間、オリンピック開催の準備とは、競技施設の整備ではなく事故原発の収束作業のことを指しているということを、銘記しておきたいと思います。

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