今日は、午前中はパン焼き。
午後から、沼ノ平の福寿草まつりの会場へ、コーヒーサービスをしに行きました。
お天気も良く、沢山の人がいらしていました。
で、私がコーヒーサービスをしている地域の集会施設、祭りの期間中は近郷近在でも有名な「沼ノ平の蕎麦」が食べられる食堂になっています。
そこで給仕をしているスタッフのお一人が、カエデの樹液つまりメイプルシロップの素ですが、それを大きなペットボトルに1本お持ちになって、これをお湯代わりにコーヒーを抽出してもらえないかと言うお話しです。
否、最初は、メイプルシロップの甘みがコーヒーによく合うとか、そういう話しだと勘違いしていたのですが、まさか樹液を沸かしてそれでコーヒーを入れるとは、到底想像が付きませんでした。
さて、件のカエデの樹液をヤカンに入れて火にかけました。
やはりただの水とは違って、少しとろみと言うか粘りのようなものがあるのですね。
沸騰直前で火を止めて、少し冷ましてから抽出にかかりました。
まず泡立ちが違いました。当然かも知れません。
抽出自体は、とても順調に進みました。
終わって、気になるのは味ですね。
ほんの少し、私もいただきました。
何しろ貴重なカエデの樹液ですから、一滴だって無駄に出来ませんよね。
驚いたことに、酸味が切れてとてもさっぱりとした味になっていました。
そして当然のことですが、ほんのりと上品な甘みが乗って、なかなか秀逸な味わいです。
とてもとても貴重な経験をさせていただきました。
そしてそれより何より、カエデの樹液を集めている方がいたこと、そのような大きなカエデの木があることに、驚きと感激の私でした。
沼ノ平、あらためて、素敵な所です!
ちなみに、驚きと緊張のあまり、写真なんか撮っていられませんでした。
明日も、コーヒーサービスやっています。
皆さまぜひ、福寿草まつりにお出かけください。