今日は、海へ。
太平洋を一望出来る、海岸へ行って来ました。
山越えの道路が抜けた今、実家から車でわずか15分あまりで海岸線まで辿り着きます。
私は、山の生まれ育ちで、山や木のある風景に一番癒される実感がありますが、草も木も一本も生えていない海岸に立っても同じように癒される感覚があります。
不思議ですね。
砂浜に転がっているのは、貝殻や足だけのカニの死骸なんか・・・。
でも、海は生命の宝庫、全ての生命の起源なのですね。
そうは言っても、突堤の先端に立って足元に波が盛り上がって来るのを見ていると、一瞬怖かったのも確か
ですが。
波も、砂浜も、小石の一つ一つも、いつまで眺めていても飽きることがありません。
帰れなくなってしまいそうな感覚に、一瞬ですが捕らわれました。
言われているように、この海が暴れてすべてをのみ込むことがあるのだろうか・・・。
砂浜にひざまづき、海原に向かって祈るしかない私でした。
折しも地元のテレビでは、四国羅針盤スペシャル「震災3年、備えは進んだのか」という特集番組を放送していました。
東北の被災地の経験が生かされることを、心から願わずにはいられない、そんな思いで番組を見ていました。