品質は体力・体力は品質!

このところ何度か、幾人かの人に申し上げたことです。

手づくりでモノを製造する仕事上、品質を維持するあるいは向上させるために、つまり良い仕事をするために、一番ものを言うのは”体力”なのではないかと、これが今の私の実感です。

例えばスコーン焼き。
生地こねと成形の時間を如何に短くするかが品質を決定します。
時間と勝負です。

しかも、ただ手早いだけではダメです。
気を配らなくてはならない項目は、一つや二つではありません。
丁寧にそして早く。

一回分の生地をこね始めてから釜に入って焼き上がるまで、だいたい30分くらい。
釜に入れたら、焼き上がりを待たずにすぐに次の生地にかかります。
そうやって手際が良ければ、3人がかりで一時間で4回近く回すことが出来ます。

それを3時間くらい続けるわけです。
少しでも集中力を失ったら、もうおしまいです。
だから体力なのです。

他のメニューでも同じです。
手づくり仕事は、体力で勝負するものだと、最近つくづくそう思うようになりました。

やっぱり、あまり高齢になって体力が維持出来なくなったら、この仕事は出来ませんね。
今のうちなんだ!と自分に言い聞かせつつ、健康状態に鈍感にならないよう気をつけています。

毎日の体操とジョギングも、実はそのためです。
もちろん、良い仕事をするために大切なのは体力と、もう一つ、センスでしょうね。
感性も磨かなくては・・・。

一生かけて修行、終わりはありません。

脈絡はありませんが、合間に畑を耕すためにも体力です!

畑

じゃがいもを植え終わった畑

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