さて、またIIDE編集です

もうすでに取りかかっているところですが、紙版「飯豊の空の下から・・・」の編集です。

版を大きくしてから、もう何名もの方に読みやすくなった、印刷がきれい、写真がきれい、イラストがきれい・・・と、印刷物としての出来にお褒めの言葉をいただいています。

こちらとしては、期待通りの成果ということで、がんばって取り組んだ甲斐があったと、大変うれしい気持ちでいます。
特に表紙のイラストに関して、水彩画の柔らかいトーンがよく再現されているというご感想をいただきましたので、それが中でも一番うれしいことでした。

少し説明させていただくと、紙版「飯豊の空の下から・・・」になってからの画像は、以前に比べてデータサイズが格段に大きくなっていることを、先ず一番に上げなくてはなりません。
データ化の入口であるスキャナーでは、以前は600dpiだったものを2400dpiにしています。
モードは、1677万色カラーモード。

これほど高精度でなくても良いという意見もあると思いますが、私は逆にスキャナーのスペックが及ぶ限りいくらでも高精度にしたいと思います。
手描きの絵のタッチを完全に再現することは、物理的に不可能なことは分かっていますが、それでも全然違うものになってしまったような結果だけは避けたいですから。
PCの性能のこともありますし、これで精一杯というところで結論を出しています。

そして、この高精度画像を解像度を落とさないまま、最低限のレタッチをして印刷結果を見ます。
そのあと、現実的なレベルまで解像度を下げて、レイアウト用画像として使用します。
これはやって見るとすぐに分かることですが、先に解像度を落としてレタッチするとどうしても再現性が低下します。

この分野にご興味のない方には、大変申し訳ない長話になりましたが、まあそのような苦労の甲斐があったということで、一番喜んでいるのは実はこの私だと申し上げたかったのです。

この次の号も、表紙のイラストが難しくて大変だったのですが、そこそこの結果が出せましたのであとの作業も気分良く進められそうです。
どうぞお楽しみに。
今週中には公開出来ると思います。

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