配達で外に出る以外、いつも店の中で仕事をしていますので、毎日眺めるのは店の前の風景だけです。
今日も、あたり一面白、白、白。
店の前の畑に積もった雪がカサを増して、何だか夏の頃とは見え方が違って来ました。
まるで津波が押し寄せる時のように、全体が高く盛り上がって見えるのです。
写真を撮っても、ただノッペリと白く見えるだけで臨場感は伝わりませんが、その場に立つとやっぱり異様です。
まだまだこの後も降って来るようです。
そう言えば昨夜は、寝床の中で猿たちのことを想像していました。
この寒さと雪の中で、一体どうやって生き延びているのだろうか・・・と。
飢えと寒さで死んでしまう者も、少なくないのではないかと思います。
今朝も、降りしきる雪の中を、いつものコースを2周歩いたり走ったりして回りましたが、この環境に耐えて野に生きるのは大変なことだと思った次第。
人間の我々は、暖かい家の中に入れば体はすぐに暖まるし、腹が減ったら食べるものもいつでもあるし、野生の緊張感なんてただ想像するだけですが・・・。
熊は、冬眠していますからそういう意味では安心と言うか、生きるための工夫なのでしょうね。
他にも沢山の生き物たちが、この雪の中を生き延びています。
カラスも、どこかに行ってしまうのかと思ったら、ずっとこのあたりにいますし、キツネ、ウサギ、キジなどなど、姿を見かけることもあれば足跡を発見することもあります。
皆、逞しいなぁ・・・。
でも、いつでも命がけなんですよね。
人間の私たちが、ひ弱なだけかも・・・。