おいしいコーヒーを飲みたい自分のためにやっていたようなコーヒー焙煎ですが、一番のこだわりのオーガニックフェアトレードの旗印、ペルー産コチャパンパが、著しい不作により入荷が止まっています。
わずかに手持ちの在庫も、もうすぐ無くなります。
そして、ブラジル産のセラード樹上完熟豆は選別が成っていなくてお手上げ状態、他は品切れ中だったりで仕入れの目途なし、要するに食工房テイストを支える役どころが総だおれです。
それに、本当言うと大変ありがたいことなのですが、この頃パンの仕事が充実していますので、コーヒー焙煎に手間ひまかけていられません。
そういうわけで、生豆の在庫が無くなったら、この後しばらくの間と言うか、ずっと・・・・、コーヒー豆の販売を休みます。
「休みます」と言うのは、まだ本当に止めてしまうまでの決心がついていないからです。
何か急展開があって再開・・・、なんてことになれば、それはそれでいいなと思っています。
それにしても世の中、ただいま「サードウェイブコーヒー」の時代に入ったのだとか・・・。<参照>
それって、食工房のコーヒーみたいなのを言うのですよ。
うちは、はるかに時代先取りで行ってますから。
でも、いいコーヒーは、まずは生産農家からですよ!
需要家主導で動いている今のコーヒーマーケットの仕組みでは、生産者はせっかくいい仕事をしても、その割に報われない現実があります。
中小の生産者はなおさらです。
今ごろになって、「サードウェイブ」などと騒ぎ始めるのなら、まあやることやってくださいよってことで、食工房は一歩退いて静観していましょう。
またいつか、おいしいコーヒーを飲んでいただきたいと、その気持ちだけは失くしていませんので。